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PC自作話──マザーはAsusから浮気してGigabyte──快適Ivy Bridge

金曜日に秋葉原に行きパーツを買う。その夜は気持ちよく酔い、かわいいパーツを撫でさすりつつぐっすり眠る。土曜早朝に起床。朝6時半から気力充分で組み立てを始めた。
マザーボードにCPU、CPUクーラー、メモリの最小構成で、ケースに取りつける前に動くかどうかを確認するのが鉄則なのだが、ヴェテランのおれにそんなことは無用と一気にぜんぶ組んでしまう。
初めてのIvy Bridge core i7 3770、わくわくしつつの電源オン。



ウィーンという快音とともに電源ファン、CPUファンが廻る。この快感。
が、1秒ぐらい。それだけ。すぐに止まる。何度やっても同じ。明らかに何かを間違えている。

いきなり自信をなくす。自作を始めた15年ぐらい前にはあったかもしれないが、こんなミスは記憶にない。あまりに初歩的な失敗なので、いやはやおれもボケたかなんて苦笑いする。
早まった自分を反省し、ケースからマザーボードを取りはずす。
あれやこれや、ひとつずつチェックして行く。すぐに原因判明と思っていた。

ところが直らない。電源不良を疑って予備機の電源にして繋ぐとか、あらゆる方法を講じたがダメ。
ノートからネット検索したが残念ながら役立つものは皆無。
「わたしの場合は、電源をオンにするのは○だと思っていたのですが、PCケースの電源て、オンは-なのですね。-にしたらすぐに動きました。そこは確かめましたか?」なんてとんでもなく初歩的な解答があって苦笑
する。たしかに初めて自作したとき、私もこれに引っ掛かった。まあふつうの感覚だと「○」と「-」があったら、「○」がオンだと思ってしまう。でもいまはそん
なレベルの話ではない。と言いつつ「もしかして」と確認したけど(笑)。



10時にTsukumo修理センターに電話する。ひとつひと
つ状況を説明していたら、あちらも、こちらが初心者なのか、それなりに智識のあるヤツなのかわからず手間取るだろうと、手短かに、自分は自作歴は長く、それな
りにPC智識もあること、解決法として考えられるアレもコレもすべてやってみたこと、こうなるともう初期不良としか思えないのだと先手を打って伝える。
「なるほど。わかりました。初期不良の可能性が高いですね。それじゃあこちらに来てください」と言われる。遠いんだけど……。

着払いで送り、修理を待つこともできる。しかしそれだと何週間もかかってしまうだろう。むかしHPのプリンタでやったことがある。あのころのHPはヨコハマがついていた。
往復の電車賃もバカにならないし土曜日が一日潰れてしまうが出かけることにした。パーツが揃っているのに組みたてることも出来ず何週間も待つのはつらい。「今度はいつ秋葉原散策が出来るだろう」と書いたが、その翌日に出かけることになった。



とにかく原因を知りたかった。プロが点検したらあっさりと動き、「パーツはまともです。なんかそちらのミスのようですね」とハッキリ言われたかった。そう言って欲しいのだ。それならこちらもあらためて自分のミスと確認して腰が据わる。今のままでは私が未熟なのかパーツが初期不良なのかわからない。それが困る。

このあたりで私はすっかり自信を失っていた。それは学生時代に運動をやっていて体力自慢だったひとが、昔取った杵柄とばかりにひさしぶりに動いたら息が上
がってしまい、おれも年とったかと自信喪失するのに似ている。パーツ交換はこまめにやっていたが、マザーからの自作はひさしぶりだ。もうPCジサカーからは引退して、おとなしく既製品を買うべきなのか。電車に揺
られながらそう思ったりする。既製品といってもNECや富士通のそれを買う気はないが、BTOマシンなら自分の意見も通せるし、それでいいのではないか……。
失敗するとひとは弱気になる。



結果、私がマザーボードを壊してしまっていた。金曜の夜、いよいよあたらしいのが組めるとわくわくし、酔ったままいじっているとき、マザーボードのCPUソケットを傷つけてしまったらしい。CPUは無事だった。

日買ったばかりでメーカー1年補償がついているが、この箇所は補償対象ではないので本来なら買い直さねばならない。購入者の責任になる。でも幸運にも私は昨日Tsukumo補償に入っていた。いつもは入ら
ない。500円程度の保険額なのだが、めったにハズレを引かないし、引いたときはそれも運命と諦めることにしている。

たとえばTsukumoには
「HDD5年補償」というのがある。通常のHDDメーカー補償は1年だが、これに500円(正しくは消費税込みで525円)で加入するとTsukumoが5年間補償してくれるというものだ。でも私は基本としてHDDは3年で交換しているし、HDD内のデータが命なので、HDDを5年も壊れるまで使う気はない。メーカー補償の切れる2年目で壊れたならハズレを引いたと諦める。HDD故障のいい点?は、気付けることだ。いきなりはない。予兆があるから対処できる。

そういう保険嫌いの私なのに、なぜか昨日はマザーボードの補償なんていう普段なら絶対に入らないものに入っていた。マザーはそれこそHDD以上に使い捨てするものだ。こんなものに5年補償なんて意味がない。でも加入していた。

今回、今までで初めてというぐらいのみっともない失敗をしたとき、私は「せっかく靖国に御参りしたのに英霊の加護はなかったか」と罰当たりなことを思ってしまったのだが、いま思えば、この保険に入ったことが加護だったのだろう。ありがとうございます。



Tsukumoのこの保険は品物を交換してくれるのではなくポイント還元だった。そのポイントを使用して、壊してしまったAsusのマザーをまた買えば同じ事になる。

私は、ここ8年ぐらいずっと使ってきたAsusをやめることにした。こんな形でケチがついてしまったのも縁だと思った。もちろん私のミスでありAsusに責任はないのだが、なんとなくそう感じた。

話題になったあの「台湾製パソコン基板にGod Bless Japan──日本に神の御加護を」もAsusである。涙が出るほどうれしく、Asusユーザーであることが誇らしかったものだ。

不思議だったのはTsukumoの店員が「エーサス」と読んでいたこと。私も以前はそう読んでいた。その後Asusからのプレスコメントもあって「アスース」になったのではなかったか?

大好きなAsusからこんなことを理由にちがうメーカーに替えるのには忸怩たるものもあったが、それを割りきれるもっと大きな理由があった。それは「マザーボードの主だったメーカーはみな台湾」ということだ。台湾から朝鮮に乗りかえたりするのではない。あくまでも台湾製同士での変更だ。

asus007



















Gigabyteのマザーを買った。AsusもGigabyteも台湾のメーカー。日本での売りあげはここのところ3年以上Asusがナンバーワン、Gigabyteが2位。

縁がどうのこうのと書いたが、まあ本音はちょっと浮気したかっただけ。こういう性格だ。Asusの前はMSIを愛用していた。MSIからAsusに替えたのも浮気心だった。今回、Gigabyteを使ってみたいと感じた。あたらしいおんなはいつもいいおんなに見える。勘違いだったら古女房にもどればいい。

MSIも台湾のメーカー。マザーボードに関する限り朋友の台湾ばかりなので安心して浮気も出来る。HDDや液晶ディスプレイなどその他のパーツになると韓国のSamsunやLGが出て来る。私は基本、台湾製を愛用し韓国製は使わない。それは心ある日本人の基本。(自作初期のころはzalmanのCPUクーラーを愛用していたのだからエラそうなことは言えないんですけどね。一応いまはそう心がけています。)



日曜夕方、帰宅して組みたてると見事に動いた。そんな当たり前のことに感動する。ほんと、失敗を経験すると弱気になる。しかしあまりにAsusに慣れていたため初めてのGigabyteの仕様にとまどった。Asusだと目を瞑っても出来るようなことに、「ん? ん?」と迷う。これはしかたない。あまりにAsus時代が長かった。ひとつの競馬新聞に馴染んでしまうと他社のものが読み辛いのと同じ。何度かパーツ交換をしたりしている内に馴染むだろう。そして馴染んだころまた浮気したくなったりする。

それからOSインストール。ネット接続してUpdate。初期のWindows7なのでSP1にたどり着くまでが大変。初期OSにSP1を一緒にしてDVDに焼く方法とか知っているのだがやっていない。この辺の物ぐさは反省材料だ。
大量のソフトのインストール。愛用のユーティリティのインストール。誰もが使っているフツーのパソコンにするまでは簡単だが、私の場合、それはまだ道程の半分。そこからキーチェンジしたりIME関連のカスタマイズに時間を喰う。今回は文字化けトラブルに巻きこまれて解決に時間を喰った。文字化けトラブルもよくあるんだよなあ。



日曜18時、やっと完成。エクスペリエンスインデックスに、CPU、メモリ、HDD、ずらりと7点台が並ぶ。気分がいい。Ivy Bridgeのすさまじい速さに驚嘆する。
CPUは3770Sにした。OCする気はないのでKは必要ない。それよりも節電だ。Sの65Wは魅力的。エクスペリエンスインデックスは7.7だ。KをOCすれば最高点の7.9になるのだろうが、その必要もない。自分の選択に満足する。
このブログ文が新自作機での初のアップになる。



前の自作機で、ここのところ頻繁にブルー画面になっていた。頻繁? 10日に3回ぐらい。まあWindows98のリソース不足による一日10回ものフリーズと比べたらなんてことはないのだが。


因はメモリ不足らしかった。ふつうに作業していると「メモリ不足です。不安定になっています。××を閉じてください」と警告が出る。××はソフト名。警告
の出る××の代表は私のメインブラウザCool Novo(旧名Chrome
Plus)だった。でも一応メモリは5.6GB積んでいるのである。半端な数字だが愧じるほどすくなくもあるまい。これで毎度メモリ不足と言われるのも不本意だ。それで警告されてもしらんふりしていた。するとブルー画面である。

本当にメモリ不足ならメモリを買い足せばいい。しかしいま
DDR2は高い。速いDDR3があんなに安いのにDDR2は過去のものだから稀少品価値で高くなっている。どうにも踏みきれなかった。というのは「メ
モリ不足」を疑っていたのだ。古い自作機に缺陥が生じていて、ほんとの原因はメモリ不足ではないのではないか、と。



あたらしく組んで、ほんとにメモリ不足とわかった。「疑ってすまんかった」と旧機にあやまらねばならない。
今回メモリは24GB積んだ。それでタスクマネージャを見ていると、ページファイルを無効にしているので、いやはや使うわ使うわ、4GB、5GBは当たり前である。いまチェックしたら8GBを越
えている。これじゃ5.5GBしかないときに警告が出てブルー画面になったのも当然だった。今回はたっぷりあるのでどんとこいだが。

しか
しこうしてインターネットに繋いで、ライブドアブログから文章を書きつつ、音楽を聴くだけで、そんなにメモリって喰うものなのか。起動しているのはブラウザ
がCool
NovoとChrome、Firefox、音楽を聴いているのはFittle、あとはテキストエディター、ホームページ・ビルダー、写真ビュウワーだけ
だ。これで8GBもメモリを喰うのがよくわからない。当然なのか? ブラウザ以外のソフトはたいして喰わない。ブラウザで次々と開くのが喰うらしい。しか
しそれじゃ低スペックマシンだったらどうなるのだろう。
ノートはDual Coreのメモリ8GBだが、デスクトップ機と同じこんなことをするといつもCPU使用率100%で重くなっていた。問題はメモリ量だったのか!?



半年遅れで最新鋭のIvy Bridgeになった。しばらくは新婚時代を楽しもう。すぐに最新鋭じゃなくなるが(笑)。
いつもはCPU使用率100%になってもたつく作業もスイスイ捗る。CPU使用率7%。すげえや。その分、メモリ使用は8GBを越えた。この快適さを知ったらますますデスクトップ機偏愛になる。
私の中にも、ケータイからブログをアップするような軽さに対するあこがれはすこしばかりあるのだが、現実は重くなる一方。

組みたてたPCが動かないときはPCジサカー引退なんて思ったりしたが、快調に動けば元気いっぱい。そんなことを思ったことすら忘れている。よいよいになるまで永遠のPCジサカー宣言。

---------------

この日、宮城県女川町から東京都民に秋刀魚がふるまわれた。場所は日比谷公園。
いち早く瓦礫処理を表明した東京都に対するお礼だ。いい話である。東京都民のひとりとして誇らしかった。

帰宅してからのニュースで見た。私が秋葉原にいたときの出来事と知る。いつもは東京都下の山奥だからしょうがないけど、そのときはすぐ近くにいた。べつに秋刀魚は食べなくていいけど(食べたら酒が飲みたくなる)、このいい話の現場に触れたかった。ちょっと残念。

---------------

【追記】──メモリ使用10GB越え!──10/23

 23日、0:18、上記したような複数のブラウザやテキストエディター等のソフトを起動したまま、日曜の「たかじん」を動画倉庫で見ていたら、メモリ使用量が10.2GBになった。いやはや、ごくふつうのPC使用でメモリ使用量が10GBを越えることもあるんだ。勉強になった。タスクマネージャを起動したまま使用量変化を見ているのでつぶさにわかる。

 OSはWin7-Ultimateの64。32bitだと3.7GBが限界でそれ以上使えないから64なのは当然。すると、 32bitだとこの程度の作業でもメモリが足りなくなってスタックするのか。去年までは32と64のデュアルブートにしていたが、ソフトもドライパーもみな64に対応したから、もう64しか使っていない。

 メモリは24GB積んでいるので問題なし。10GB使用でもスタックなし。極めて快適。
 というだけのべつにどうでもいい話。ただ、エンコードとかゲームとかやらず、ブラウザと音楽再生ソフト、辞書、テキストエディター、そんなモノカキ環境でまさかメモリ使用量が10GBを越えるとは思わなかった。大半はブラウザなのだろう。こんなにメモリ食いなら、そりゃ5.5GBの時にCaution!も出る。ブルー画面になって落ちるはずだ。やっとまともに理解した。

 旧機を疑ってすまんかったと心から思う。おまえはわるくなかったんだな。あくまでも責任はメモリ不足だった。すまんすまん旧友よ。
 今までだとケースも餘っているし中身をそっくり移してセカンドマシンにするのだが、今回はしない。ノートも2台あるしデスクトップ機のセカンドはいらない。廃棄する。成仏してくれ。



 30分経過。いま11.3GB使用。いったいどこまで行くのか! くりかえすけど、いわゆる負荷の掛かることはなにもしていない。なのにこの数字。なんちゅう時代だろう。メモリ1メガ1万円の時代を知っている身としては(←また始まった)この世のこととは思えない。8メガ8万円を買うときは悩んだものだ。

 そういや今回メモリを24GB積んだ。1メガ1万円の感覚だと、メモリだけで2億4千万円か。そう思うと、なんだかすごい高級機を使っている気分(笑)。ロールロイスどころじゃない。考えようで気分は贅沢。

---------------

【追記】──やっぱり「ASUS」は「アスース」

 固有名詞にやたら強いGoogle日本語入力は、「あすーす」と打つと「ASUS」と変換する。「えーさす」と打っても「A挿す」を始め、まともには出ない。やはりASUSが正式に発表したように、読みは「アスース」が正しいように思う。
 しかしなぜかTsukumo修理センターのPCオタクみたいな店員は、「エースース」と言っていた。気になる。アスースとわかっていてもそう呼ぶのが通なのか!?



【追記.2】──社名変更で「エイスース」になっていた──2013/1/16

 今日、新聞のパソコン記事を読んでいたら、「エイスース」とカタカナで書いてある。なんでもAsusのタブレット端末がiPadを抜いて1位になったのだとか。OSはAndroidだ。
 きちんとして記事なのに「アスース」を「エイスース」などと書いている。こまったもんだ、パソコンのことなどなにも知らない記者が書いたのだろうと憤慨しつつ、念のためにWikipediaを引いた。

 すると「日本参入時から読みはアスースだったが、2012年10月1日から、社名をエイスースにした」とあった。おどろいた。そんなことがあったのか。
 私がパーツを買い、この文章を書いたのは10月22日だった。パーツ買いはその数日前になる。秋葉原の店員は10月からの社名変更に対応して「エイスース」と呼ぶようにしていたのだ。さすがプロである。感動した。

 私がそのとき引いたWikipediaも、すでに「エイスース」になったことを記してあったと思う。だが文章が「日本参入時からASUSの正式な読みかたはアスースであり」とあったので、私はそこで安心してしまったのだ。そのあとに「が」となり、「2012年10月1日より」と続く。まこと日本語は最後まで読まないと意味がわからない。自分の軽率さを反省した。
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  1. 2012/10/22(月) 07:50:34|
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2001年に始めたサイトMone's World--http://monetimes.web.fc2.com/の出張版ブログ【木屑鈔】Boku-setsu-shouです。
2005年からやっているライブドアブログから引っ越してきました。FC2のサイトは2007年から利用させてもらっていました。これでやっとサイトもブログもFC2で統一です。
メールは、moneslife2000@kpe.biglobe.ne.jpまで。

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