生活雑記──フィリップスエアフロス体験記

airflossちょっと話題になっている新製品フィリップスソニックケア「エアフロス」というのを買ってみた。いわゆる「糸ようじ」の電動版である。

と、いま「糸ようじ」と書いたらATOKに「商品名」と注意された。そうなのか。知らなかった。
しかし英語のDental Flossを直訳したら糸ようじになるんじゃないのか。まあ商標登録は早い者勝ちだ。



歯はよいほうだと思う。抜歯した永久歯は今も2本だけだ。親からもらったそれにあぐらを搔いていたら意外なところから突きおとされた。歯茎である。「齢を取ると、歯は問題なくても歯茎が衰頽する」という知識がなかった。木は元気でも土壌が崩れたら倒れてしまう。倒れたら枯れる。そんな状態になった。「歯茎の健康」か。盲点だった。気づいたときは遅かった。無智は哀しい。

いま右上奥歯の2本がぐらぐらしている。2本とも歯はわるくない。なのに土壌が崩れ抜歯せねばならないかも知れない。くやしい。姉の亭主なんて60代半ばなのに虫歯が一本もない。そんなひともいる。私はこれが抜けたら4本もないことになってしまう。妻も虫歯が一本もない。これは30代前半で若いからともいえるが歯って十代二十代の時に失うものでもある。私はそうだった。十代で失ってからきちんとケアするようになった。親がしつこいぐらい注意してくれるタイプだったらいまも全部自分の歯だったろう。姉の亭主は母が看護婦で厳しかったようだ。ほったらかしだった親が恨めしい。それをふまえて私は息子に歯を磨けとカトちゃんと同じぐらいしつこく言っている。

でもなあ、ターザン山本さんなんか40代の時から総入れ歯だ。糖尿病の影響らしいけど。それからすると今も缺損は2本だけなのだからいいほうだよなあ、とか思って慰める。



歯医者は「とにかくこまめに歯間ブラシを」と言う。それが歯茎の健康保持のために最善であり予防なのだ。

肉体的衰頽として捉えれば、脳味噌はもうスカスカだろうし、骨の密度も落ちているだろう。なにしろ脳の老化は二十歳過ぎから始まるのだ。
それは見えない。老化はやはり目に見えるものが辛い。歯茎の衰えもそれになる。年寄りがしなびてちいさくなるように、鏡で確認すると、たしかに歯茎は老化していた。なるほど、こういうのも「痩せる」というのか。痩せてしまった歯茎を太らせる方法はないという。



歯間ブラシを日々使うという習慣は、面倒だし、かっこわるいし、出血を見たら落ちこむし、いろいろと問題が多い。好きな女がこれをしているところを見たら百年の恋も冷めるだろう。それぐらいかっこわるいものだ。誰だってあまりやりたいものではない。みんな病んでから始める。でもそのときはもう遅かったりする。



doltz 歯ブラシはブラウンのあの廻転型の電動歯ブラシを愛用してきた。これは長いなあ、1991年に海外に持参した記憶がある。バンコクの安宿に忘れてきて取りに戻ったら、年老いたシナ人の受付に、「これは何に使うものなのだ」と真剣に問われたっけ。
旅は軽装が基本である。歯ブラシなんてのは現地で買えばいい。でもこれに慣れてしまうと必需品なのだった。いつも使うのは充電型だったが海外用に電池型を買った。

左のPanasonicのドルツも使い初めて長い。10年以上。いま確認したら「Powerdent」となっている。まだ松下電器時代のドルツブランドが出来る前の製品だった。高校洗滌機である。うん、ろくでもない高校は洗滌したほうがいい。口腔洗滌機。

「10年以上も前の製品がいまも現役なのか!」と驚かれるかも知れないが、新しいもの好きで買っただけで、使っていないのである。今もピカピカの新品同様。これを毎日使い、「もう5台目ですよ」と言うぐらいきちんとしていたら、わるくもない歯を抜くことにもならなかった。これまた気づいたときは遅かった。



ところで「洗滌」は正しくは「せんでき」である。「せんじょう」は所謂「百姓読み」。

この場合の「百姓」は農民は無学だと軽んじた言いかたではない。「いっぱんのみんな」の意味。百姓ってのはもともとそういう意味だ。シナにはいまも「百姓酒場」の看板が多い。日本の「大衆酒場」になる。百姓をわるいことばにしてしまった日本は愚かである。

同じような百姓読みのまちがいに「消耗」がある。正しくは「しょうこう」。でも一般では「しょうもう」。
ともにツクリの音読みから来た誤読だ。

しかし 「せんでき」で「洗滌」は変換できても、「せんできき」では「洗滌機」は出て来ない。「せんじょうき」でないと。これなんかもう「せんじょうは本当はせんできと読むんだよね」という知ったかぶりの世界になっているのか。まあ「せんできき」よりも「せんじょうき」のほうが言いやすいけど。



airfloss私はこの「フィリップスエアフロス」という新製品のどこが新しいのか知らなかった。最初、見た目からも上の「口腔洗滌機の携帯版」だと思っていた。そういう商品はすでに流通している。それだとここに書くこともなかった。調べるとぜんぜん違っていた。もちろん「そうじゃない」とわかったから購入した。口腔洗滌機なら据え置き型をもっているわけだし、携帯用を買っても使う当てもない。(会社勤めをしているひとなら会社にひとつ置いてもいいだろうけど。)

真ん中にあるタンクに水やマウスウオッシュを挿れる。少量だ。それで尖端を歯間に当てる。下にあるのが電源ボタン。電源を入れ、上の丸い緑の部分のスイッチを押すと、「プシュッ」という音と「カクン」というショックがあり、圧縮空気と水が飛びだす。一瞬だ。口腔洗滌機とは基本から異なっていた。その名の通り「糸ようじを電動でやってくれる機械」だった。
本来は水でやるものだが、壮快感ということからメーカーはマウスウオッシュを入れることを推しているようだ。

まだ使いはじめて数日なのでレビュウを書くほど詳しくもない。でも使用者の最大の不満はわかる。これ、全体を水洗い出来ないのだ。それによる故障と不満をメーカーもいちばん心配しているのだろう、胴体部分に「注意! 全体の水洗いはできません」と大きなシールが貼ってある。ショートしてすぐに壊れるのだろう。わかっていても、ついしそうになるので、私はまだそのシールを剥がさないままにしている。おそらくこれがこの製品のネックになる。

それってそんなに難しい技術なのだろうか。そうも思えないのだけど。たぶん改良型ではそうなる気がする。Panasonicなら洗える製品を出すだろう。

価格comの最安値で9300円。 糸ようじと比べたら高いが、あれをやってるときのかっこわるさ、出血したそれを見て物悲しくなるような気分とは別れられた。手作業の糸ようじより効能があるのかどうか、それはまだわからない。これから同じような製品が連続するだろう。果たして先物買いはどうだったか。なんか、もっといいのがPanasonicから出そうな気がする。



itoyoji調べたら「糸ようじ」は小林製薬の商標で、写真のもの。1987年に登録とか。そういやたしかに最初に使ったのはこの形だった。その後は歯間ブラシになったが。

ここでこのフィリップスエアフロスの通販メーカーなんかをリンクして、「歯周病のかたにはお勧めです。Amazonでならいま特価の××円で購入できます」なんてやるとアフィリエイトってやつになり、売れゆき次第でいくらかキックバックがあるようになるのか、なるほど。
しかしアフィリエイトってのをべたべたと貼ってあるブログってのは醜い。いいことが書いてあっても、それだけでいやになる。

そういうことをするのは人間のくずだとかさんざん書いていたのに、いまそれを生活の糧にしているキッコなんてオカマもいたな(笑)。あ、失礼、アフィリエイトの売りあげは犬猫関係のなんとかと沖縄基地のなんとかに寄附しているって設定でした(笑)。
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  1. 2012/11/29(木) 05:14:13|
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