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訃報──森光子さん、三宅久之さん、桜井センリさん──年寄りは「すぐ死んじゃう」から、一緒にいる時間を大切に

14日は、森光子さん、15日に三宅久之さんの訃報があった。10日に亡くなっていた桜井センリさんの訃報が伝えられたのは12日だった。

森さんは、数年前にテレビで見たとき、よいよいになっていた。老人特有の、あのぷるぷる顫えるような感じである。話す内容はまともだったけど、ファンのためにももうテレビには出ないほうがいいと思った。「森さんはまだ元気です」とばかりにあれを晒すのは、ほんとに元気だったときを知っているファンに対して、むしろ残酷である。一緒にテレビを見ていた友人に、「これじゃ老人いじめだよ」と言ったのを覚えている。だからその死は意外ではない。すでに密葬が済んでいて、公表したのが14日だった。

つい先日、HDDレコーダに入っている「ドリームマッチ2007」(志村けんと三村が優勝した回)を見た。そのとき審査員を務め、ごくふつうに元気だから、このあと一気に老けたのだろう。とすると、享年92歳だから、87歳のときはまだ元気で、ぷるぷるふるえて痛々しいと感じたのが89歳頃になる。男なのに92歳までふつうに元気だった父を見ているので、その意味では女で、89歳のときによいよいになっていた女の森さんをあまり長命とは感じない。この辺は個人差だ。一族がみな70前に死んでいるひとから見たらとんでもない長生きだろうし。

追悼のビデオが、各局とも短く要を得てまとめられており、それが事前に準備されていたものであると判ることがかなしい。



三宅さんは、「たかじん」で、話すときに息があがってしまうのが目立ち、心配していた。現実はもっときつかったようで、近年はスタジオ入りも車イスだったのだとか。自分から身を引いて、今年春に引退していた。そのときにその車イスの話を明かしている。
私は、「ああいうかたは、引退したら一気に老けてしまうのではないか」と案じたが、パソコンに挑戦し、ブログ「三宅久之の小言幸兵衛」を始めて元気だった。突然の訃報を聞いておどろいた。森さんの場合は「ああ、やっぱり」だったけど、三宅さんは「えっ!」である。

ブログをリンクしたけど、やがてここをクリックしても繋がらなくなる。
いま、スタッフからの連絡でこんなのが表示されている。

miyake





















これの日附が11月10日だから、ほんの数日前。だから急逝だったのだろう。でも入院していたのか。知らなかった。

明日にもこれは「生前は……」との挨拶になり、やがて閉鎖される。その流れがさびしい。

支持していた安倍晋三が再び総理大臣になる日を見て欲しかった。『文藝春秋』に掲載された檄文「安倍待望論」は感動的だった。たかじんが復帰する日に、一日だけ三宅さんも復帰して欲しかった。合掌。



sakurai12日に桜井センリさんの孤独死が報じられていた。クレージーキャッツ好きとしては、その「孤独死」の部分にたまらないものを感じた。
(左の写真は中日スポーツより拝借しました。)

最初になくなったのは石橋エータローか。石橋さんはかなり早くクレージーキャッツを脱退して料理研究家に転じていたので、あまり思い込みはない。
と思いつつ念の為に確認すると、ハナ肇が1993年で最初、石橋さんは1994年で二番目だ。リーダーが最初だったか。
亡くなったのは当時私の住んでいた品川のすぐちかくの昭和大学病院。1994年の6月22日。日記を見るとなにをしていたか確認できる。石橋さんはタイのパタヤビーチに住んでいたので、最後が日本というのは意外だった。

竹越美代子との仲睦まじい夫婦であり、晩年のテレビ出演はほとんどがその「仲良し夫婦」だった安田が亡くなったのが1996年。
この三人が亡くなるのは立て続けだったイメージがある。クレージーキャッツファンには辛い時期だった。

ああ、人名に圧倒的に強いGoogle日本語入力が「やすだしん」を正しく変換できない。正しくは「安田」。
以前、「ますだきーとん」を変換できない時にショックを受けたが、今回も同じく、残念。益田喜頓は「バスター・キートン」から取った名前。谷啓の「ダニー・ケイ」と同じ。益田さんが亡くなったのも1993年だった。

浦沢直樹の「Masterキートン」を「バスター・キートン」のもじりだと知らないひともいる。

Google日本語入力は、検索で使われるコトバから辞書を作ってゆくから、安田伸も益田喜頓も検索対象になっていないということなのだろう。

それから植木等さんが亡くなるまでは間があった。2007年。
谷啓さんは自宅で転んでポックリだった。2010年。
このふたりはすんなり変換される。それだけ事件があたらしいのだ。

そして桜井さんが2012年。
ご存命なのは犬塚弘さんだけになった。

クレージーキャッツは全員がミュージシャンとして優れていたのがすごい。本物のミュージシャンだから当然だ。そこがドリフターズやドンキーカルテットとはちがう。時代が産みだしたものだから、今後もあんな奇蹟的なバンドが出ることはない。



桜井さんはナベプロのプロフィールだと1930年生まれの82歳。でもほんとは1924年生まれで88歳。

先日亡くなった大滝秀治さんは87歳。年はちかい。でも大滝さんが近年まで活躍していて、CMや、関根勤の物真似によって、若者も知っている老人だったのに対し、桜井さんは活躍時期がだいぶ前であり、引退して長いので、若い人は活躍期を知らない。

大滝さんが亡くなったとき、私は訃報としてここに書こうと思ったが、そういう若者にも人気のあるひとだから私なんかが書かなくてもいいやと思い直した。逆に、桜井さんの場合は、私みたいなのが書かねば、と思った。「おとなの漫画」から見ているファンとして見送らねばならない。

2009年の「内村さまぁ~ず」に、バカリズムがゲストで出たとき、「フリップの歴史」というのをやっていて、その始まりに「おとなの漫画」をあげていた。出演者(といってもクレージーだけだが)や構成者の名前をフリップに書いておき、手に持ち、読みあげるたびに一枚ずつ落として行くという、低予算の手抜き演出なのだが、子ども心にも妙に新鮮だったのを覚えている。現代フリップ藝の頂点にいるバカリズムによると、あれが日本のフリップ藝の始まりなのだとか。なるほど。



nakazaki中崎タツヤの傑作に、次のようなのがあった。マンガをことばで説明するのも不粋だが、まさかスキャンして掲載はできない。やりたいけど。
保管しているマンガの99%は〝自炊〟してしまったけど、中崎タツヤもいがらしみきおと並んで本のまま保存している数少ないひとになる。

──田舎町。老人たちと少年(小学校低学年)が仲よく遊んでいる。といっても、老人がこどもをかわいがるというまともなパターンではない。老人たちとこどもが同格の友人という架空設定の中崎ワールド。一緒に鬼ごっこをしたり隠れんぼをしたりする仲。同等。

ある日、少年がいきなり老人たちと遊ばなくなる。老人たちの何かに失望したらしい。家にこもってしまう。老人たちが家に押し掛けて、「なんで急に遊んでくれなくなったんだ。なあ、理由を聞かせてくれよ」と迫る。

しつこく問われた少年が哀しげに言う。「だっておまえたち、すぐ死んじゃうんだもの」
──
老人全員目が点になる、というオチ。

残酷だけど真実を突いていて、笑うのは不謹慎かと思いつつ、それでも笑ってしまうという傑作だった。
そうなのである、老人は「すぐ死んじゃう」のだ。昨日まであんなに元気だったのに、いきなり死んじゃうのだ。
大怪我をしてもまた元気になる若者とはちがう。老人は、昨日まで元気だったのに、今朝起こしに行ったら布団の中で死んでいたりするのである。



じいちゃんばあちゃん、とうさんかあさんが老齢のかたは、たいせつにしましょうね。すこしでも一緒にいる時間を作りましょう。だって、ほんと、年寄りはあっけなく、すぐ死んじゃうのだから。死んじゃったらもう生き返ってはくれないのだから。それが年寄りってもんです。

親はいつか死んじゃう、死んじゃった親は生き返らない。私はそれを、親が死ぬことで学んだ。私をずっと見守ってきてくれた親は、私が死ぬときも面倒を見てくれるものと思っていた。私が生きている限り、私の味方としてついていてくれると思っていた。だけど死んじゃった。私を残して死んじゃった。親のいない世界に取り残され、私は初めて、親が死んじゃったこと、私にはもう親がいないのだと知った。なのにそれからもしばらくは親が生き返るような気がして待っていた。だけど一度死んだ親はもう生き返らなかった。

みなさんは、「親は死んでしまうこと」「死んだ親はもう生き返らないこと」を、親が生きている内に学んでください。それだけで人生の充実はだいぶ変ります。

---------------

【附記】──「老人とこどもが同格で、一緒に鬼ごっこや隠れんぼをしたりする架空設定」と書いていて、「放射能から逃げるために西日本に疎開して、お世話になっている親切な農家のおじさんのところのこどもたちと、三角ベースをしたりする<きっこさん>」を連想して、噴いてしまった。「架空設定」と「老人とこども」は共通だ(笑)。
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