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将棋話──坂口安吾「九段」──大山康晴も安吾にかかると「生意気な若造」になってしまうという話──「若冠」について

Shogi.gif11月7日に「棋王戦トーナンメント 羽生対佐藤戦」があった。いちばん好きな棋士と二番目に好きな棋士の対戦なのでどちらを応援したらいいか迷う。ともに今年は絶好調だ。ふたりとも8割近い勝率を上げている。

8日、午前3時、いつものように起床して、どちらが勝ったのだろうと調べる。
主催している共同通信のサイトに行くが載っていない。
こんなときこそ2ちゃんねるだ。全国のマニアが集まるあそこは情報が早い。将棋板に行き、調べる。羽生応援スレに「羽生が勝った」との書きこみがあった。ガセかも知れないし、棋譜が載るまでは確信できないが、まあそんなことらしい。(7時24分、玲瓏で確認した。羽生の勝ち。情報を書きこんでくれたかた、疑ってすまん)

ほんとに勝ったなら、次は渡辺とのトーナメント決勝戦だ。そのあと敗者復活戦勝者とのほんとの決勝戦。なかなかおもしろいシステムになっている。うまく郷田棋王に挑戦できるだろうか。
2005年に森内に取られてから、だいぶ放れている。かつては11連覇していたタイトル。そろそろ取りもどしたい。

11月5日の王将リーグ戦では郷田に負けている。これもついさっき知った。勝率8割目前だったのに残念。2敗してしまったので王将挑戦は黄信号。挑戦者は深浦かなあ。
郷田は今年、羽生と2勝2敗。充実している。



匿名掲示板の2ちゃんねるの汚らしさは将棋板でも変らず、それぞれのファンが罵声を投げあっている。いやはやなんともすごいものだ。
特に今、羽生の記録が大山に迫り、タイトル獲得数では抜いたものだから、羽生ファンと大山ファンの罵りあいは凄絶だ(笑)。

昨年、渡辺が羽生から王座を奪ったときは、羽生が竜王戦に二度挑戦して失敗していることからも、「渡辺は羽生を超えた」となり、羽生ファン渡辺ファンの罵りあいが続いた。それは今年、羽生が王座を奪還したことで一息ついている。つまり「越えていない」ことが証明されたから。渡辺ファンはお気の毒。

羽生は「対渡辺戦略」を完了したのだろうか。ほんとにすごいひとである。木村が大山に抜かれたように、大山が中原に抜かれたように、中原が谷川に抜かれたように、谷川が羽生に抜かれたように、渡辺に抜かれた羽生は、大山が中原に対してそうだったように渡辺にだけは苦手意識を持ち、負け越したままかと覚悟したのだが……。
2011年は対渡辺戦は7戦して3勝4敗だった。2012年はここまで4勝1敗である。
とはいえまだ19勝20敗と一流棋士で唯一負け越している相手だ。早く勝ち越して欲しい。今期の内に逆転の可能性がある。



将棋ファン同士のすさまじい罵りあいを苦笑しつつ眺めていたら、アンチ大山のひとが、「坂口安吾が大山康晴について書いた文」をリンクしていた。辛辣な 内容で、投稿者は「安吾は大山をこう書いている。大山は小人物なのだ。ざまーみろ、大山ファン」と言いたいらしい。

行って、読んだ。不勉強にも私はこの「九段」という随筆を読んでいなかった。格別の安吾ファンではないが、主だったものは読んでいるつもりなので、将棋ファンとしてこれが未読だったことが恥ずかしかった。

このブログに来てくれた将棋ファンで、未読のかたはぜひ読んでください。大名人大山康晴も、年上の安吾の手に掛かると生意気な若造になってしまうのですね。場所の「九段」と将棋の「九段」が掛かった勘違い話。ウソのようなホント。感嘆しました。いい話です。

リンク先はこちら。「坂口安吾──九段」 

---------------

●「じゃっかん」について──安吾の誤用?

ところでこの安吾の文章に「若冠二十五の大山」という表現がある。奇妙だ。
「若干」は「ほんのすこし」の意味。
「弱冠」は二十歳のこと。

「弱冠23歳にして」なんて書くと誤用と指摘される。「弱冠は二十歳のことだ」と。



そこいら中にあふれている誤用だが、近年で印象的なのに、強制引退に追いこまれた朝青龍が「ぼくはまだ若いから第二の人生でがんばります」という意味で、「まだ、じゃっかん28歳ですから」と言ったのに対し、不仲のやくみつるが「じゃっかんは二十歳のことだ」とワイドショーで指摘したことがある。思えばあのときなど朝から晩までワイドショーを見ていた。テレビを見ない今からすると遠い昔になる。

印象的だったというのは、朝青龍の誤用に関してではない。モンゴルからやってきて12年程度でそこまで日本語を使いこなせるのだ。誤用にはすぐに気づいたが、そんなのどうでもいいことだった。そんなちいさなことを「誤用だ」とテレビで得意気に言いなさんなと、やくみつるに対して不愉快になったのである。



安吾の時代は今の「弱冠」を「若冠」とも書いたのだろうか。いくつか辞書を引いたが載っていない。
ただしこの安吾の使いかたは前後の文章から判断して「まだ25歳の若者」という意味であるから、「じゃっかん」の誤用であることはまちがいない。

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【追記】──康晴と靖春

私にとって「やすはる」は大山名人の「康晴」だ。息子の名前にしたいぐらいいい名前だと思っている。
ここのところ仕事で「本田靖春」のことを書いていた。そのときそうなることは予測されたから気をつけていたのだが、一度だけ「本田康晴」とやってしまった。編集者に指摘されてすぐに直したが恥ずかしかった。こういう場合は「ほんだやすはる」を「本田靖春」と辞書登録してしまえばいいのだが、それをやらずに書いた失敗だった。

私はこれからも大山さんの名前は何度も書くだろうけど、本田さんのことを書くことはないだろうから、やがて「靖春」は遠いものになって行く。ならそんなまちがいも、いい思い出かと、いまは都合よく解釈している。
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  1. 2012/11/08(木) 05:21:56|
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