週刊新潮のAKB48批判──マスコミはゴミにたかるハエだとしても、たかるゴミをもうすこし撰んで欲しい

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 週刊新潮が
誰も批判しないAKB48「前田敦子」卒業バカ騒ぎ

 という特集をやっていた。

 中吊りの見出しも最大級だ。
 新潮ファンとして、やって欲しくなかった。どんなコンセプトで、いかなるアングルで記事を作ろうと、こういう特集はAKB48人気におんぶしたものだ。

 もしも新潮がほんとうにこのバカ騒ぎに、「なぜ誰も批判しないのだ!」と、腹を立てていたなら、腹を立てているからこそ無視すべきだったと思う。それがおとなの週刊誌の正しい姿勢だ。

 バカ騒ぎとその評価は、「ワシはあっちゃんに甘えていたのかもしれん」と、すっかりAKB評論家に堕している小林よしのりにでも任せておけばいい。



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 今週号の「売り」は、「安倍総理誕生に加勢する橋下市長」と並んで、このAKBの話が二大テーマである。そんなにまでしてやるほどのことか。

 週刊新潮の読者で、このテーマに興味のある人はどれぐらいいるのだろう。なんの興味もないわたしゃこんなもの読む気にすらなれない。文春は買った。新潮は立ち読みにした。トップの「安倍と橋本」だけ読み、この記事は開くことすらしなかった。



 将棋の名人戦挑戦者升田八段が「名人なんてゴミだ」と言い、受けてたつ木村名人に「名人がゴミなら君はなんだ!?」と問われて、「ゴミにたかるハエだ」と応えた有名な逸話があるが、AKB卒業のバカ騒ぎをゴミだと特集することは、自らがゴミにたかるハエだと言っているようなものだ。

 新潮の読者として、ゴミにたかるハエマスコミでも、もうすこしちがうものにたかって欲しいと願う。
 そういや週刊文春から離れたのは、「女に嫌われている芸能人ワースト10」とか、そんな芸能ネタをやるようになったことも理由のひとつだった。私にとって最悪のそういう特集は、読者にとても評判がよかったらしく、定番ネタとして定着していった。おじさん読者にとって部下との酒席の話題になって便利だったのか。週刊誌の第一義は売れることだ。どんなに意義ある記事を書いても売れなければ廃刊になるしかない。

 新潮の試みもそういうことなのだろう。この記事で、AKB48なんてろくに知らないけど、とりあえず最新情報を得て、よろこんだ読者もいるのか。
 私はこばむ。買わなきゃいいだけの話。でもこの特集のおかげで今週号の売れ行きがすごく良かったりして。どっちだ。



 と書いて思った。世の中はいまみなボーダーレスというのか、そういう方向に向かっている。
 私の考えは、「そういうテーマは芸能週刊誌に任せておけ。文春新潮は他にやることがあるだろう!」なのだが、一方で私は、政治を扱うようになったスポーツ紙を好ましく思っている。いまじゃあの東スポにだって政治欄がある時代だ。

 なら文春新潮が芸能ネタを扱うのも容認せねばならない。のか?
 私が東スポが政治を扱うようになってよろこんでいるのとは逆に、「なんで東スポが政治のことなど載せるのだ。そういうのが載っていないからおれは東スポが好きなのだ。そんな紙数があるなら、その分エロ記事を増やせ」と憤慨している読者もいることだろう。

 文春新潮が芸能ネタを載せることに憤慨する私と、東スポが政治記事を載せることに憤慨する読者は、表裏一体なのである。 

 東スポに政治記事が載るようになったことをよろこんだ私は、文春新潮が芸能記事を扱うようになったことを受け入れねばならない。リクツとしてはそうなる。



 まあ週刊誌だからね。売りあげのためならなんでもする。タッグを組んでの「橋下出自叩き」がその例だ。
 オピニオン誌がそれをやったら立腹する、を一線として、ここは妥協しよう。文春新潮を毎週買っていた時期なら怒るけど、今じゃめったに買わないし。今週は「反原発デモのメンバー」を特集してくれたからご褒美として買った。特例だ。

 むしろAKB48のメンバーも歌も一切知らない時代とズレている自分を反省すべきなのか。そういう自分を気に入っているので反省などしないけど(笑)。
 年相応の世界観として、小林よしのりより自分を支持する。

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【追記】──AKB48を批判した文春新潮を批判する小林よしりん

週刊文春も週刊新潮もアンチの記事を掲載している。
週刊文春の記事は、今回はつまらんかったね。
週刊新潮の方はもはやクソじいいの戯言だね。
 
一昔前のオタクの石破茂が出てきて、「キャンディーズは良かったが、AKBは一人で何枚もCDを買うからダメだ」って、なんじゃそら?
 
馬鹿丸出しのノスタル爺だよ。

わしは『ギンガムチェック』3枚買って、1枚は秘書にプレゼントしたが、濱野智史なんか投票券入ってなくても100枚も買ってるんだぞ!
だが、わしには石破茂が軍事プラモに、お金や、貴重な時間を注ぎ込む方が理解できない。
趣味の世界に、お金をどれだけ注ぎ込もうと、そんなのは勝手なんだ!
来年の総選挙はわしも今年よりはもっといっぱいCD買ってやる!
投票したいメンバーがいっぱい増えてしまったから仕方がない。
 
だがな、しょせんアンチ記事でも、掲載すれば商売になるから作るのだ。
左翼も保守も論壇誌は「アンチ小林よしのり」で記事を作ったのと同じだ。

クソじじい雑誌なんか無視して結構!
感性ゼロでお迎えを待つクソじじいは、さっさと三途の川を渡れ!
 
しかし、週刊文春は今回、何が書いてあったか忘れるくらいつまらんかったな。
『AKB48白熱論争』 (幻冬舎新書)が売れている。もうなくなってる書店もあって、日曜に増刷分が並ぶらしいが。
 
クソじじいだって孫に嫌われないように、この新書を読んで勉強しろ!

https://www.gosen-dojo.com/index.php?key=jo9q0ortt-13 

---------------

 だいじょうぶなのか、このひと?
 下線部分には同意するが。

 私は、石破茂のように「キャンディーズはよかったがAKB48はダメ」なんて思わない。このリクツはヘン。
 それぞれの世代にそれぞれの音楽がある。AKB48に夢中になる若者はまとも。私も中学生だったらきっと夢中になっていたろう。自分の時代のものをもちあげて今を否定するのは無意味。

 AKB48に夢中になる若者はまともだが、若者と同じくここまでいれこむ小林よしのり59歳は異常。
 AKB48を好きじゃないおとなを、「感性0のクソじじい、三途の川を渡れ!」とする感覚はお寒い。音楽に関する感性0は小林のほうだと思うが。



 いずれにせよ、新潮も、コメントする石波も、反論する小林も、みなAKB48という宇宙のなかのお話。好きと嫌いはプラスマイナスの符合を取れば絶対値は同じ。

 私はまったくの0で、好きでも嫌いでもなく、なんの興味もない。AKB宇宙の外にいる。もうこんなことを書くのはよそう。どんな形であれ触れることは、好きと同じになってしまうから。
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  1. 2012/08/31(金) 03:07:44|
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