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涼しい夏──朝のBill Evans──Earl Klughの「My Foolish Heart」──Coltrane話

5時起床。さわやかな朝。扇風機も要らない涼しさ。
いまだ「猛暑」「熱中症」と縁遠い感覚でいる。誰にも負けないぐらい暑い部屋に住んでいるのに。

2年前の記録的猛暑の夏に異常なゴキブリ大量発生を経験した。しかしそのゴキブリはみなひ弱だった。黒光りしている強烈なヤツはいなかった。よたよたしているようなのばかり。

今夏の夏の陽射しに同じものを感じる。 午後1時のいちばん暑い時間にあえて外に出てみた。暑い。すぐに汗が噴きだしてくる。だが陽射しの強さに猛々しさを感じない。真の夏の陽射しには噛みついてくるような兇暴さがあるものだが。

まあ、海に出かけているひとには、文字通りの「噛みつくような陽射し」を感じていて、私のこの文に「こいつ、なにを言ってるんだ?」と感じるひともいるかも知れない。でも正直な感想。

一日中テレビを見ていれば、中には「今年は暑いって言いますけど、去年一昨年と比べたら、ずいぶんと過ごしやすいと思いますよ」と発言している芸能人や評論家もいるはずと信じているのだが、見ないからわからない。孤立している。

私には奇妙な夏である。



ぬるま湯風呂の中で読書して、あいかわらずクーラーは入れていない。痩せ我慢ではなく必要がない。
悩みは、本がみなふやけてきたことだ(笑)。

古い『将棋世界』を読みかえし、いまの一線級の連中の奨励会時代を懐かしんだりしている。
みなふにゃふにゃになってきた。でも「積ん読」よりは本だって本望のはず。

そしてまたあらためてそうして味わう自然の涼しさは人口的なものよりも快適だと確認する。 



クーラー大好きだったのに、このごろ膝下が冷えるのを不快に感じるようになった。なんかジーンと痺れるようになって気分が悪い。クーラーの効き過ぎを避けて膝掛けをするというOLの気持ちがすこしわかった。

タイのチェンマイで知りあったおじさんにはクーラー嫌いが多かった。通勤電車のクーラーだけで気持ちがわるくなるというひともいた。みなクーラーを使わずに過ごせるチェンマイの夏を楽しんでいた。4月の水掛け祭のころはかなり暑くなるが(7,8月は雨季に入るので涼しい)、北部なので湿度が低い。日本よりもずっと過ごしやすい。いまはリタイア組で溢れているらしい。

当地で24時間クーラー入れっぱなしのような生活をしていた私は、彼らの部屋に遊びに行くと暑くて困った。
いまはなんとなくその気持ちがわかる。自然の涼しさとクーラーの冷え冷えはちがう。 



Earlklughカルピスを飲みつつEarl Klughの「Spice of Life」を流していたら「My Foolish Heart」が流れてきた。しばし聴きほれる。

Earl Klughを知って長い。 デビュウが1976年だからもう36年になるのか。

Fusionブームで出てきたアコースティックギターで気持ちの良いフレーズを弾くひとである。ギトギトのブルース好きだった私は、こういう形のさわやかで気持ちのいい音楽を全面的に受けいれられなかった。そしてまたこのひとが長持ちするとは思えなかった。

でも見事に生き残り、ステータスを高めている。みんなに気持ちのいい音楽を送り続けてきたのだから当然だ。そんなひとは例外なく成功している。日本で言うならGontitiか。アメリカでの松居慶子の成功なんてのもその範疇だろう。

私も感覚が代わり、「聴いて気持ちのいい音楽」を好むようになった。心を波立たせる音楽は避けるようになった。青春も朱夏も越えて白秋なのだから当然だ。



熱烈なColtraneファンには「Balldasしか聞いてないヤツは気の毒。Coltraneがわかっていない」というひとが多い。私もそうだった。日本ではBalladsばかりが売れている。

だけど白秋になるとその意見も変ってくる。たしかにBlue TrainやGiant Stepsの奔流のような音の波にこそ求道者としての彼の追いもとめたJazzがあるにせよ(あれはDrugなしにはあり得ない音だ)、逆にまたそんなColtraneが「Ballads」をやった(これも出来る!)というのは医大なのでは内科と思うようになった。(すごい誤変換だなATOK。悧巧なのかバカなのか。偉大なのではないかと思うようになった。)



いかんいかんColtraneに脱線していたら切りがない。Earl Klughの「My Foolish Heart」の話だった。アール・クルーも極力アルファベットで綴るようにしている。クルーがKlughなんて、書かなくなったらすぐに忘れるから。



billevanswaltzEarl Klughの「My Foolish Heart」はギターでは珍しい名演になる。
この曲ならやはりピアノであり、Bill Evansだろう。アルバムは「Waltz For Debby」。ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ。

しかしこのlyricismは夜のものだ。

音だけ聞いていると、朝露のようにさわやかで、いまちょうどさわやかな夏の朝だから似合っているんだけど、ライブだから曲の終わりにパチパチパチなんて拍手が入ると一気にタバコの煙とウイスキーの香りに包まれた1961年のライブハウスになってしまう。

これはカルピスを飲みながら聴く音楽じゃない。
音楽と食と酒は私の中で密接に繋がっている。というか長年の習慣で条件反射になってしまっている。もうバーボンしかない。
かといって朝っぱらからそれは……。いくら外道とはいえ……。
カルピスを止めてバーボンには出来ない。それは人の道に外れている。いまはさわやかな夏の朝なのだ。

さあ、どうする。
朝露のようなカルピスのさわやかさの今から、1961年のニューヨークの夜、グリニッジ・ヴィレッジのライブハウスへのタイムスリップ。手にするのはバーボンウイスキー。

どうするどうする! って娘義太夫か(笑)。志ん生が聞きたくなったな。「寝床」。でもそっちだと今度は日本酒だ。

なにかいい方法はないものか。カルピスの朝とバーボンの夜を丸く収める……あっ!




















バーボンのカルピス割りならすべてうまくゆくような……。むふふ。
なんというハイブリッド解決策。
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  1. 2012/08/03(金) 08:03:48|
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