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「居酒屋店主と妊婦の闘い」に関する私見──無償でも立ち上がるひとはいるというネット的希望!

 昨日のインターネットニュースで最も興味深かったのは「居酒屋と妊婦の揉め事」だった。ひさしぶりに事象を追って午前中たっぷりネットをやってしまった。くだらんどうでもいい話だが、一度関わったなら詳しく知るべしと思う。齟齬のないようきちんと調べてみた。
 
 ネット好きのひとは全員知っている有名ニュースだろうが、ここに来てくれる友人にはそんなものとは無縁のひとも多いので簡単に説明する。

※ 

・妊婦(妊娠4カ月)が亭主と居酒屋に行き、亭主はビールを、妊婦はソフトドリンクを注文した。

・しかしその店は「妊婦の入場おことわり」「ソフトドリンクはありません」だった。そのことは店の前の看板にも明記してあった。

・ソフトドリンクを飲ませろと居すわろうとする夫婦と、帰ってくれという店主でもめた。

 ここまでが第一ラウンド。よくある話である。私の感想は、「看板にもそう断ってあるのだから、行った夫婦が悪い」になる。

 店主の態度にも問題はあり、居丈高だったのかも知れないが、とにかく、気の合わない店なら帰ればいい。それだけである。客には店を撰ぶ権利がある。
 よその店で気持ちよく食事も酒も楽しめたろう。世の中には気に入らないものはいっぱいある。イヤな店には行かなければいい。ほんとにイヤな店なら必ずさびれる。

 くだらないテレビ番組は見なければいいのと同じ。これはテレビ番組が気に入らないとゴネるのと同じ発想だ。
 みんなが見なければその番組は終る。それだけのこと。

※ 

・店主がブログでその夫婦を批難するような文を書いた。これは客商売としてルール違犯かも知れないが、どうやらそのことから、この夫婦にも問題がありそうなのが垣間見える。

・夫婦が自分達の「妊婦ブログ」でそれを晒す。自分達を被害者とし、店のひどさを訴える。

・ツイッターで拡散され、店に批難集中。

・居酒屋ブログがお詫びし、該当文章を削除。

・しかし燃えあがった火は治まらない。 ネット話題としてGoogle急上昇ワードにまで挙がる。
←ここで私は知った

 ここまでが第二ラウンド。これも今時だとよくある話。

 店主がブログで「(妊婦ではなく亭主のほうを)ぶんなぐってやろうかと思った」と書いたのは軽率だが、そのあとに夫婦のことを「まーガラが悪い」と書いていることからも、この夫婦がクレーマー気質で、かなり店主に逆らったのだろうとも推測できる。

 というのは、この「妊婦ブログ」では、妊婦は「そのあと帰宅したが、ショックで寝こんでしまった」とか、「お腹の赤ちゃんに影響がないといいが」とか、やたら自分を弱者として同情を買うように仕向けているのである。そういう方面の連中だと充分に読み取れる。

 そしてまたこのブログでは、店主が彼らを批難した文章を引用しているのだが、そこから上記の「妊婦ではなく亭主のほうを」や「まーガラがわるい」は削除され、自分達はガラがよく(笑)、店主はかよわい存在の妊婦をぶんなぐろうと思ったかのようにイメージ操作している。

 この店主にも問題はあるのかも知れないが、合わないことは一瞬でわかることだ。そういう店で自分達の我を通そうとした方がまちがい。帰ればよかっただけの話。
 
 ここで終る話だが、ツイッターで煽るひとがいて拡散され、店のブログは炎上する。このツイッターの煽りはどうやら当事者らしい。話題になるとすぐにアカウントを削除して逃走した。しかし炎上は放火魔が去ったあとも続く。
 あまりに「なんてひどい店だ!」と盛りあがりすぎたので、もうひとつの展開が生まれる。

※ 

・なんか奇妙だと調べたひとが、「妊婦ブログ」は元々存在していず、今回のクレームと拡散のために急遽設置されたもののようだと分析して意見表明。

・拡散するために大活躍したツイッターアカウントは妊婦夫婦当人ではないのか、という疑惑。

・これは気に入らない店をインターネットで攻撃するための方法であり、ツイッターで拡散し、この店を批判したひとは、この夫婦に踊らされただけではないか、との意見が出る。

・「妊婦ブログ」は記事を消して知らんふり。あやしさ満開。

 これが今の状態。真実はこの通りだろう。
 粘着気質の夫婦が、居酒屋を追いだされて不愉快だったところに、その店主が自分達とおぼしき客を批難する文章を店のブログに書いたのを見かける。反撃するためにそれ専用のブログを設置し、自分達を実際以上の被害者にして、ネットの力で気に入らない店を攻撃してやろうと企てたのだ。するとそれに便乗して「こんな店は許せん!」と怒る人々が連続した。
 まことに今風のインターネット時代的な事件である。事件てほどのものでもないか(笑)。

 それのまとめサイト、togetterも見たが、もろに「妊婦さんかわいそう、この店主、ぜったい許せん!」と居酒屋を口汚く罵っている連中が集っていた。こういうのを烏合の衆というのだろう。バカ丸だし。

 この件に興味のあるかたは「居酒屋 きの字」で検索してください。ネットには事細かな情報が読みきれないほど溢れています。

---------------

 私がこのニュースで感じたのは、「いやな時代だなあ」だった。

「妊婦側」だけに立ち、踊らされるままに意見を言うと、「客に威張るイヤな店があり、今までだったら泣き寝入りの弱い立場だった客が、インターネットやツイッターという場を得ることによって、強い立場の店に反撃をした。弱者の反撃が可能な時代になった」になる。つまり「いい時代になった」である。

 しかし客観的に見れば正体は見えてくる。
 問題となった居酒屋ブログの文章は、「亭主のほうをぶんなぐったやりたくなった」「まー、ガラが悪い」とある。妊婦側のブログではそこの部分を消し、弱者である妊婦が殴られそうになったかのように被害者イメージを強調している。

 客商売なのに「今日来たイヤな客」ということで、それをブログに書く店主にも礼儀としての問題はあろうが、他者の文章を引用するとき、自分達に都合の悪い部分をかってに削除するだけでもう意見を言う資格はない。

 それと、この店主は毎日ブログに日記のようにしてイヤな客のことを書いているのではない。酔って暴れたヤクザもいたろうし、店の中をゲロまみれにしたようなのもいたろう、でも書いていない。が、この夫婦のことは書いた。そのことからもこの妊婦夫婦の特殊性が見える。私はこの亭主の店主への絡みはかなり執拗だったと読んでいる。


 ここには私の嫌いな「こどもたちの未来が」と喚いてはデモ現場でこどもを前面に出している母親や、大きなお腹を武器として突きだしている連中と同じにおいがする。この女も「妊婦」を特別なものと勘違いしている。
 
 店は「妊婦はお断り。酒の店なのでソフトドリンクはない。食事だけのひともお断り」と明言している。店の前の看板にも書いてある。かなり乱暴ではあるが、酒飲みにとって、酒を飲む店に妊婦にいられたら愉しくないのは事実。ここは凝った日本酒を飲ませる店らしい。そういう店で水を飲む妊婦がいたら白ける。

 私が亭主だったら妊娠している女房をそんな店には連れて行かない。気づかずに入ってしまったとしても、確認したら出る。ちがう店に行く。ただそれだけの話。
 私が妊婦だったら(笑)、そんな店だと解った時点で「あなた、出ましょうよ」と言って出る。これまたそれだけの話だ。揉めようがない。

 なのに揉めた。店主がブログに書いたということは、書かずにはいられなかったぐらい一日でいちばん印象的な、不快な出来事だったのだ。この夫婦が粘着質であることはまちがいない。



 親しくして頂いているIさんはまったくの下戸だ。奥さんは飲める。 三人で飲むとき、Iさんはソフトドリンクを頼む。今回のような店で「そんなものはない」と言われたら、「ああ、そうですか」と店を出る。それだけの話。というか、入る前に確認するが。

 私も、父が肝臓を悪くしたとき、願を掛けて丸2年間禁酒した。酒席には今まで通りに出たが一滴も飲まなかった。競馬の帰りなど、仲間と居酒屋にも行った。酒を避けていたら禁酒ではないと解釈していたから酒席を避けることはしなかった。
 当時の私もそんな店に行ったら追いだされるわけだが、それにはすなおに従う。入ったこちらが悪い。あちらにはあちらの経営方針がある。そこにこちらの事情を押しつけるのは的外れだ。「父が肝臓を悪くしたんです。その父の快気を願って禁酒してるんです。オレンジジュースを飲ませてください」と言ったって、店はそんな父と私の事情など関係ないし、オレンジジュースはおいてないのだから「ない」「出せない」としか言い様がない。この私の場合と今回の妊婦の場合にいかほどの差があるのか。 

 それ以前に、酒は気分のものだ。「妊婦の客、お断り」という店にむりやり妊婦が居すわってもつまらないだろう。「こんな店、ぜったいに来ないぞ」と腹の中で毒突いて出ればいいだけだ。 

 ところがここには、「そういうあなたたちの考えはまちがいだ。妊婦が現実にここに来ているのだ。妊婦をもてなせ。ソフトドリンクを出せ」と強要する感覚がある。 それが臭い。

 まあこの夫婦と私は何を話しても一切通じるものはないだろう。まちがいなく社民党なんかが好きなバカサヨクであろう。なぜそう思うのかと問われたら嗅覚としか応えようがない。

「てんかんにも運転免許を取らせろ」と同じ臭いだ。 

---------------

 短文のつもりなのについつい長くなってしまった。言いたかったことはシンプルだ。急いでまとめる。
 この「妊婦夫婦」に踊らされて、ツイッターで拡散し、この居酒屋を叩くことに快感を感じているデモ群衆みたいなのとはちがって、冷静に、「この妊婦ブログ、おかしいですよ!」と注意喚起をしてくれるひとがいたのである。そのことのうれしさを書きたかった。

 今までなら、それをしてくれるのは「居酒屋の友人」だった。あるいは肉親だった。それ以外にはいなかった。
 それが、まったく関係のないひとが、純粋に事象を判断して、「これはおかしい」と長文で意見を述べ、きちんと現象を分析し、ネット上で意見を表明してくれたのだ。
 
 「妊婦ブログ」に賛同し、便乗し、口汚く居酒屋批判を始めたのが妊婦夫婦とは無関係の一般市民なら、その奇妙さ、矛盾点を指摘して、居酒屋を庇うために立ち上がったのもまた居酒屋とは他人の人々だったのである。その正義のありかたが私には気分が良かった。


 思い出すのはあの「買ってはならない」である。サヨク週刊誌「週刊金曜日」が仕掛け、愚かな市民を洗脳した悪辣な企業テロにも、すぐに「『買ってはならない』は買ってはならない」という反論の声が挙がった。私はあのとき、まだまだ世の中すてたもんじゃないと安心した。

 今回も同じ。こういう仕掛けで煽動し、ツイッターで盛りあげ、してやったりとなる仕掛人はいつの時代でもいる。そしてまたそれに踊らされる連中がいる。それこそ孔子の時代、ローマ時代にも、仕掛人と踊らされる連中はいたろう。
 こういうバカは弱者である妊婦側に立ち強者である居酒屋を叩くという勘違い図式に酔っている。
 だが何の益もないのに、純粋な正義感で、「それ、おかしいんじゃないの!?」と立ち上がるひともまたいるのだ。

 言いたかったのはそれ。
 こんな時代だから、粘着質のヤツが、ネットスキルを駆使して気に入らないものを叩くという事件は今後も起きるだろう。それこそ明日は我が身だ。それに踊らされる愚民もまた山といる。反撃するスキルも根性もない私なんか、こんなのに狙われたら何も出来ず泣き寝入りである。泣きながら「おれは悪いことはしていないのに」と愚痴るだけだ。
 
 でもそうではないかも知れない。
「それ、おかしいんじゃないの!」と無償で立ち上がってくれる正義の味方はいるのだ。見ず知らずの他人のために、そんな活動をするひとがいる。
 なんと希望的だろう。
 
 事件そのものはどうでもいいような出来事だが、妊婦側の思うようにならなかったことに私は救いを感じた。
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