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スティーヴィー・ワンダー「Love Songs 20 Classic Hits」──CDウォークマンのころ──坂本冬美の魅力

stevie20 BGMとして歌を聴くことはまずめったにないのだが、先日のJ.D.Southerの「Your Only Lonly」から、当時彼の恋人だったLinda RonstadtsのJazz Album「Round Midnight」を聴いたりして、ここのところまた歌を聴く(聴ける)ようになっている。

 今日はStevie Wonderを聴いた。Media Monkeyを開き適当にクリックした。そりゃまあ本気で聴くなら、傑作の誉れ高い「Key of Life」とかになるのだろうし、個人的には「Master Blaster」が思い出の一枚になる。いやそんなアルバムはないのか、あれはなんだっけ、「Hotter than July」がアルバムタイトル。その中の一曲が「Master Blaster」か。いちばん好きなのはこれになる。



 スティーヴィー・ワンダーと言えば、むかし名古屋から中央入りし、阪神大賞典やダイヤモンドステークスを勝ったステービーワンダーという名の馬がいた。活躍時が1970年だから馬名がついたのは1967年ぐらい。スティービー・ワンダーは1950年生まれだからそのとき17歳。リトル・スティーヴィーとしてもう音楽活動をしていた。つまりジャクソン5時代のマイケルみたいな活躍をすでにしていたわけだけど、この馬主がかなりのポップス通であったのはまちがいない。早くもこの時期にこの馬名である。

 当時地方競馬では馬名に小文字が使えなかった。だから「ステービー」。「スティービー」と書いたら間違いになる。
 今は「ヴィ」が使えるから「スティーヴィー・ワンダー」か。11文字だから馬名は無理。

 大井から中央入りして活躍した馬に「ミサキネバアー」がいる。重賞は勝てなかったが春天でモンテファストの2着している。これもネヴァービート系からとった名前だが、小文字の「ァ」は使えない。だから「ネヴアー」だ。父の名はネヴァービート(Never Beat)と表記され、ちいさい「ァ」があるが、息子はネバアだ(笑)。

 しかしだからといってこういうのを今風に「ミサキネヴァー」と書いてしまったらそれは誤記になる。「ネヴアー」が正しいのだから「ミサキネヴアー」と書かねばならない。



 いま旧い競馬の調べ物原稿を書いているのだが、吉川英治の活躍馬で「チリオ」がいる。中央で13勝した名牝。どう考えても「チリオ」であり、関係者もそう呼んでいたのだろうが、登録上の正しい馬名は「チエリオ」になるから、「チリオ」と書いたらまちがいになる。

 同じく当時は旧かな使いなので、菊池寛の持ち馬の「トキノチカ」は、これも読みはトキノチカイであり、誰もがそう呼んでいたろうが表記は「ヒ」になる。
 これはむしろ「旧かな遣いの時代かあ」と好感を持つが。



steviehotter スティーヴィーのアルバムはほとんど持っているのに、適当にクリックしたので名盤ではなく、寄せ集めアルバムを聴きだしてしまった。結果としてそれがアタリになる。
 念のため、左の写真は私のいちばん好きな「Hotter Than July」。寄せ集めアルバムの写真は冒頭。

 Media Monkeyでチェックすると、私がHDDに収めているスティーヴィーの曲は、731曲、3.8GB。そんな中から偶然にこの買ったことすら忘れていた寄せ集めアルバムを聴き始めた。期待していない。すぐに切り替えるはずだった。

 が、Beatlesの「We can work it out」が流れてきて背筋がゾクッとする。名曲のスティーヴィー流の解釈だ。天才の作った名曲を天才が独自の解釈で歌っている。



 私はBeatlesのこの曲を当時普及し始めた最新鋭家電・留守番電話機(笑)のBGMにしていた。「Life is very short」の部分。
 私はケータイは電話にしか使わないし、着メロはデフォルトのままだが、このころ留守番電話のBGMを毎週のようにチェンジしていたから、「着メロに凝る感覚」はわかる。私が今高校生だったら毎日のように凝った着メロをダウンロードしては替えていたろう。そういう性格だ。

 この初期の留守電は、そんなことをしようと思ったらぜんぶ自分でやらねばならなかった。ふつうの電話機に、外附けで留守番電話機を繋いだ。カセットテープを内蔵した「留守番電話機」はビデオデッキぐらいの大きさがあった。ラジカセから音楽を流し、自分でメッセージを吹きこむ。そのBGMの音楽撰びに凝った。毎週替えていた。つまらんことに時間を使った。でも楽しかった。

 留守電はあっと言う間に普及し、ちいさく安くなった。ふつうの電話機を買うともうその機能がついていて、電子音が受け答えをしてくれる時代になる。短くもはかない「つまらんことに凝った、でも懐かしい時期」になる。

 この「Life is very short」のときに、間違い電話が吹きこまれていた。きれいな声の女で、「あ、間違って掛けてしまいました。ごめんなさい」と謝った後、「でも、とってもステキな曲ですね」と感想を述べていた。性格のよさが出ていた。思わず、もういちど間違い電話を掛けてこないかなと思った(笑)。

 あれやこれや当時の状況が浮かんでくる。



sakamotolovesong むかし、NHK総合の明け方に時間潰しの手抜き番組があった。適当なBGVと適当な音楽を流すだけ。緊急事態が起きたらすぐに対応すると構えているのが見えた。阪神淡路大震災のあとぐらいか。緊張していた時期だったのだろう。去年今年に通じる感覚だ。

 いまはこの時間帯にもしっかりした番組を流しているようだが、当時は毎日3時から5時まで連日そんなのを流していた。当時の私はその時間まで仕事をして、明け方にセブンイレブンまでクルマで行き、おでんとかのツマミを買ってきて、明け方にそれを流しながら、雑誌を読んだりしつつ、一杯やって寝る生活だった。

 手抜きのチープな番組だったがそれはそれで息抜きにとてもよかった。外国の美しいビーチの景色に、それふうの音楽をかぷせる。ブラジルあたりの海辺の保養地の映像が流れたりしたから、NHKの番組ではいちばん露出度が高かったかも知れない。心地良いBGMにビキニの美女の映像だったりするから、とりあえず流しておくのにとても適していた。
 ここで強調しておきたいのは「そのBGVはとてもレベルが低かった」ことだ。どこかから安く買ったのだろうか、その海辺の保養地の、ビキニの美女が闊歩したり、こどもたちが波を被ったりしている映像は、素人が撮ったこどもの運動会のようだった。あまりにへたなので妙に鮮明に覚えている。

 ある朝、息抜きにそれを点けたら、そういう景色にかぶせて、スティーヴィーの名曲「I Just Called to say I love you」が流れてきた。歌っているのは女。聴きほれた。声に艶があり、たまらない。なんてうまいのだろう、これは誰なんだと思った。クレジットを見て仰天する。坂本冬美だった。以来ファンになった。演歌歌手の底力はすごい。アメリカもすぐれた歌唱力の女歌手はカントリー(まあ日本の演歌だ)出身が多い。Lindaもそうだし、LeAnn Rimesも。

 といって私は坂本冬美の演歌のヒット曲はいまだに一曲も知らない。このへんは微妙だ。何度も書いているが紅白歌合戦もレコード大賞も何十年も見ていないし。
 歌手としての彼女の能力を高く評価しているのだが、かといって彼女の典型的な演歌を聴く気もない。

 彼女が日本の名曲をカバーしたアルバム(写真)は持っている。でもこれはかなりの部分「コブシを回しすぎ」と感じる。もっと抑えて欲しかった。あまり感心しない。彼女としては自信を持った今の時期だからこそ敢えて「演歌歌手」を前面に出したかったのか。そんな気がする。以前の彼女のこの手の歌は、演歌歌手であることを隠している感じがした。だから私には「とんでもなくうまい覆面歌手」だったわけだ。いまは全面的になにを歌おうと「演歌歌手の坂本冬美です」と出している。いいのかわるいのか。



stevie2 この「Love songs 20 Classic Hits」というかっこわるいタイトルのアルバムは何なのだろうと調べる。いつどこで買ったのかすっかり忘れている。スティーヴィーのdiscographyには記載されていない。Amazonで調べて、

1963~71年に発表された楽曲の中からセレクトされた20曲のラブ・ソング。CMに起用されリヴァイヴァル・ヒットした「LIFE~ステイ・ゴールド」をプラスしたベスト・アルバム。

 と知る。発売は1985年。スティーヴィーは、シングル「パートタイム・ラヴァー」がヒットした年だ。
 スティーヴィとは思えないようなこどもっぽい声があって、ほんとにスティーヴィなのかと思ったが、13歳なら当然だ。

 左が収録されている曲名。13歳から21歳までのスティーヴィーのアルバムから、彼がカヴァーした他者のヒット曲を抜きだして集めたモノ、のようだ。まだシンガーソングライターとして完成されていない時期だ。

 安易な企画物だが、御本尊が歌唱力抜群のスーパースターだから優れた出来になっている。
 なんて、20数年ぶりに聴きなおして、というか偶然触れて、いまさらのことを言っているだけだが。



discman ということからいきなり記憶が浮かんでくる。CDウォークマンの頃だ。ソニーのあれの初期の名称は「Discman」。私の買ったのにもそのロゴがあった。

 茨城と東京の二重生活をしていた。クルマには10連装CDチェンジャーを詰み、上京帰郷する電車の中ではディスクマンを聴いていた。最新の製品で5万円もした夢の機械(笑)だったから、電車の中で聴いていると、下校時の高校生が憧れの目で見ていたものだ。ほんと。

 競馬関係者は音楽に疎いから、競馬場の記者室でこれを聴いていると、「それはなにをするものなのだ」と質問されたりした。ほんと。

 私はCDウォークマンはこの一台だけ、このあとのMDウォークマンも一台しか買っていない。カセットテープのウォークマンはそれこそ何十台買ったか覚えていないほどだが。
 このあとの90年代がいちばん外国に出かけた時期になる。旅先ではまだカセットウォークマンのほうが便利だったから、最新型のCDからまたそっちに戻っている。欧米ではもうCDの時代になっていたがアジアではまだカセットが主流だった。旅先で5千円もしないまがい物ウォークマンを買い、現地の音楽をそこで購入したカセットテープで聞いた。帰国するとき、タイやベトナムやカンボジア、ラオス、ミャンマーの親しくなった人たちにあげてきた。これがいちばん実践的だった。

 MDウォークマンというのはかなり日本的なもので、当時の若者がやっているのを真似て、私も自分の好きな音楽をMDに編集したりしたけど、そういう「国内的な使いかた」しか出来ず、すぐに厭きてしまった。外国では使い物にならない。MDのソフトなんて日本でしか売ってないし。
 今もほぼ新品のまま残っていて、これも5万円ちかくした高級品だけに捨てるには忍びない。しかし使い道はもうまったくない。こういうのも困ったものだ。

 あのころ、好きな音楽を好きなだけ入れて携帯できる今のiPodがあったらなあ、と思う。旅の楽しみは何倍にもなったろう。私は毎回カセットテープを最低でも30本は持参していた。嵩張った。今ならiPodだけでいい。



 このスティーヴィの寄せ集めCDは、帰郷するとき、電車の中で聴くBGMとして、上野駅構内にあったいいかげんなCD屋(失礼)で適当に買ったものだった。思い出した。割安だったから、出たばかりの1985年ということはない。2年ぐらい経っていたろう。でもワゴンセールの安物じゃなかったな。

 私は明確な意図を持って制作されたオリジナルアルバムが好きだ。これを買ったときは、電車の中で本を読むときの雑音消しBGMぐらいにしか思わなかった。
 それから20年以上経ってあらためて感嘆させられた。十代のスティーヴィに。

 それは、この種の寄せ集めアルバムを楽しめる齢に私もなった、ということなのかもしれない。オリジナルアルバムしか認めないというのは、純粋ではあるがそれはそれで餘裕のない固い考えでもある。幅が拡がったのか堕落したのか、いまだ判らないけど、以前の私はこの種のアルバムを受けつけなかった。

 もっと歌を聴かないと……。
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  1. 2012/03/21(水) 03:00:49|
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