スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

障害者・障がい者・障碍者──正字を復活させよ!──未だ敗戦国のままの精神

障害者の「害」が「害悪」や「害毒」の悪い意味の漢字であり、障害者に失礼だから「障がい者」という表記にしようという流れがある。サヨク系の区長、市長の地域ではもう実行しているようだ。

このこと自体には納得する。「害」は悪い字だ。自分への呼称に、社会に害をなすの「害」を入れられたら誰だって不快になる。でもかといって「障がい者」というカナ交じりもイヤな感じである。



元々は「障者」だった。漢字制限で「碍」の字を使えなくし、音の同じ「害」を当てはめた醜態がこんな問題を生んでいる。
戦勝国は、あなたがたには二度と逆らいませんという自分達に都合のいい憲法もどきを敗戦国に押しつけた。

あまりに強靭故に怖れた日本人の精神力には漢字が関係があるとの解釈から漢字使用も制限する。GHQのもと、昭和21年に当用漢字が告示される。公文書や新聞等で使用する漢字は1850字に制限された。

これによって多くの無意味な当て字が生まれた。「廃」が「退廃」、「交点」が「交点」等が代表になる。音は同じだが熟語として意味をなしていない。すたれて行く「頽廃」に「退く」意味はないし、交わるところである「交叉点」に「差」はない。表意文字が無意味な表音文字になっている。「障害」もそのひとつだ。いやこれは、さしさわりがあり害をなすというあたらしいコトバになっているか。なんとも「障害者」とはひどいコトバだ。



これらのことは今までさんざん書いてきたことであり今更の話題になる。「障がい者」という気味の悪い表記が横行していることを区役所務めの友人に教えてもらい初めてホームページに書いたのは2003年だった。

00kanren.gif
「障がい者」2003年5月5日

私は「障碍」が「障害」になったのも戦後直だと思っていた。それ以降はメディアに登場する漢字は「障害」なのだろうと。私は学校で「障害」しか習っていない。

ところが今日、仕事の下調べで昭和39年の『優駿』(日本中央競馬会機関誌)を読んでいたら、「障害レース」も、みな「障碍レース」と表記されているのを知った。レースに限らず、「数数の障碍を排除して施行した」のようなその他の文中でもみな「障碍」だ。
いま現在は一昨日行われた「中山大障害」に代表されるレース名もすべて「障害」で統一されている。昭和39年は1964年、東京オリンピックの年である。戦後初の三冠馬シンザンが誕生した年だ。この時期にまだ「障碍」が使われているとは知らなかった。



餘談ながら「中山大障害」は「おおしょうがい」が正しい呼称であり、放送前に資料で正しく学んだ競馬アナ等はきちんとそう発音していた。しかし世の流れからか競馬ファンの多くが「だいしょうがい」と呼ぶようになったので、数年前、競馬会が正式に「だいしょうがい」と呼称を改めている。私自身は競馬を始めた学生時代は「だいしょうがい」と言っており、仕事として関わるようになってから学んで「おおしょうがい」と言っていた。「消耗(しょうこう)」をツクリの「毛」から「しょうもう」と読むようないわゆる「百姓読み」が正規に勝った例になる。

なお言うまでもないがこの場合の「百姓」とは「世間の人びと」という意味であり「農民から工芸師、漁師まで民衆全体」を指している。本来百姓とはその字からもわかるようにそういう意味であったのに言葉狩りの流れで「農民を差別するコトバ」にされてしまった。シナでは今も「大衆酒場」の意味で「百姓酒場」という看板がそこいら中にある。「百姓」というコトバも言葉狩りで消されたひとつになる。



意味も正しい正字の「障碍」は、いつから害をなす「障害」にされてしまったのだろう。
『優駿』の場合は一般的な雑誌ではないし、世間は「障害」だが、頑固に「障碍」を使用していたという可能性もある。そのうち時間があるとき、図書館で昭和39年当時の他の雑誌を調べてみよう。ん? 新聞は可能だが地元の図書館じゃ当時の雑誌は無理か。国会図書館か大宅文庫に行かないとだめか。とりあえず新聞だけでも見てみよう。

ともあれ「障がい者」という意味不明のカナ交じりにするよりは、正字の「障碍者」を復活させた方がいい。それだけの話だ。とんでもなく画数の多い漢字だと煩わしいが「碍」の字は画数もすくなく石偏であることから意味も判りやすい。ツクリも得の字と同じだから誰でも書ける。

が、それが出来ない。そんなことですら出来ない。
戦後は終っていない。それはあの「憲法もどき」を未だに改正出来ないことからも明白だ。いつまでこの頚木の中で藻掻かねばならないのか。岸信介がやろうとした憲法改正が孫の安倍晋三の代になってもまだ出来ない。何なのだ、この国の政治は。あの憲法もどきをいまだに変られずにいることに最も驚いているのは押しつけたアメリカなのに。



しかしこの問題は「碍」の字の使用以前に「障碍者」というコトバ自体がひどいと思う。「害」ばかりが問題になるが「障」も差し障りがあるということだ。ここにも敗戦がある。コトバが英語的な説明になっている。

「びっこ」というコトバは、それを知らないと意味の推測が出来ない。「足の不自由な人」とは辞書に於ける「びっこ」の説明のコトバだ。「どもり」「おし」も同じ。「吃音症」「聾唖者」は漢字による説明言葉だ。

「かたわ」もカナで書くと意味が想像できない。あらためて「不具者」。こうなると字面から想像できるようになる。さらにあらためて「障碍者」になるともう「Handicapped」の直訳である。日本語の英語化だ。電車の優先席の説明英語を見るたびにそれを思う。まともな自主憲法すら未だにもてない国がそうなるのは当然だ。戦争に負け、アメリカに占領され、昭和27年に一応独立したことになっているが、いまだ精神は占領された敗戦国のままである。その種の消されたコトバを復活させろと言っているのではない。しかし「障がい者」の表記問題には、漢字制限があり、それが敗戦の尾を引いたものであるのは事実だ。
関連記事
  1. 2011/12/26(月) 01:50:05|
  2. ことば
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<Baidu IMEとは何なのか!?──やっと「百度」ときづいた(笑)──いかにもシナらしい強引さ | ホーム | パソコン話──私のハードディスク史──シーゲイト社、韓国サムスンのHDD事業を買収>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://moneslife.blog.fc2.com/tb.php/616-e6e501dd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

fc2moneslife

Author:fc2moneslife
2001年に始めたサイトMone's World--http://monetimes.
web.fc2.com/の出張版ブログ【木屑鈔】Boku-setsu-shouです。
2005年からやっていたライブドアブログから引っ越してきました。
FC2のサイトは2007年から利用させてもらっていました。これでやっとサイトもブログもFC2で統一です。
メールは、moneslife2000
@kpe.biglobe.ne.jpまで。

最新記事

カテゴリ

未分類 (0)
大相撲 (32)
落語 (6)
生活 (85)
パソコン (78)
ことば (41)
読書 (29)
音楽 (50)
政治 (200)
テレビ (27)
インターネット (91)
漢字 (6)
オリンピック (11)
マスコミ (46)
NHK (2)
プロレス (6)
世相 (91)
総理大臣 (7)
映画 (21)
スポーツ (8)
園芸 (3)
将棋 (71)
Jazz (7)
競馬 (20)
芸能 (32)
旅行 (10)
格闘技 (4)
漫画 (14)
橋下徹 (16)
タバコ (4)
Rock (2)
中共 (11)
宗教 (9)
週刊誌 (7)
皇室 (9)
地震 (39)
台湾 (5)
石原慎太郎 (10)
CM (2)
きっこ (23)
地デジ (7)
朝鮮 (23)
国民栄誉賞 (2)
ツイッター (8)
女子サッカー (1)
野田聖子 (9)
訃報 (10)
ブログ (11)
飲食 (11)
電王戦 (2)
竹島 (9)
靖國神社 (6)
デヴィ夫人 (6)
酒 (4)
節電 (1)
ホッピー (5)
小沢一郎 (9)
Windows8 (2)
たかじん (5)
島耕作 (1)
物品 (3)
テレサ・テン (2)
選挙 (8)
佐川急便 (8)
猫 (1)
白川道 (1)
サヨク (14)
麻雀 (1)
郵便 (1)
通販 (1)
Asus Memopad (1)
文章 (2)
携帯電話 (1)

月別アーカイブ

カテゴリ別記事一覧

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。