フジテレビ「とくダネ!の TPP問題」──ロンブー淳の中村剛志批判考

前回の続き。やっと本題にたどりついた。もういちど最初から。さすがにこの辺はもういちど書くのは面倒なので前項のコピー。



ツイッターのフォローしているひとの書き込みで、ロンブー淳が暴言を吐いて話題になっていると知る。そこにあったサイトに言ってみた。それはここ。ロンブー淳がぼろくそに言われている。

問題となった淳の発言とはこれだった。

atsusi


ちいさくて読みづらいので文章を引用する。

《フジテレビとくダネ!に出ているTPP反対を訴えているコメンテーターの態度が目に余る…せっかくテレビに出て多くの人に自分の意見が言えるのに何だ?この態?知識がある人がこんな伝え方をするから若い人が興味もてないんだと思う。知識を持っていて伝える能力が無い人は残念で仕方ない…気分が悪い》



私は淳のこの発言を読んだとき、自分と意見のちがうコメンテーター(おそらく右寄り)を、左巻きの淳が否定したのだろうと推測した。
私は淳の政界進出を肯定している。彼が出ることによって政治に興味を持つ若者が増える効果は大きいと考えている。そのことは以前にも書いた。

その後、Wikipediaの淳の項目で佐高信や筑紫哲也を尊敬していると知って激しく落胆したのだが、しかしまたじっくり考えてみると、無学な芸人が左巻きになり佐高あたりをかっこいいと考えるのは自然な流れなのではないかと思うようになった。むしろ彼のような成り上がり途上の芸人が保守感覚であったらかえって異常かもしれない。

いまは素人レベル左巻きの彼が政界に進出し、そこで学んでゆけば真っ当な政治家になると私は信じているのだけれど、進出の際には一斉にサヨクが彼を取り巻くだろうから、そうなると一気に真っ赤っかに染まってしまう危険もある。

たとえば蓮池弟さんは中央大学三年まで日本で育ったふつうの日本人だったのに、それから拉致され洗脳されると、あの一時帰国のとき、弟想いで奪還のために奔走してきた蓮池兄さんがどんなに説得しても、北朝鮮を信じる心が消えず、北朝鮮への帰国を主張したという。そういう洗脳のおそろしさだ。民主党の仙谷あたりにやられたら一発だろう。

そのことを考えると、このまま芸人をやっていれば、淳は多少左寄りのふつうの日本人だが、政界入りしたらプロの洗脳で、強烈な真っ赤っか爆弾になるかも知れない。その危惧は拭えない。でも私は多くのTwitter仲間が「あんな出っ歯、ダメだよ」と言っているけれど、彼の可能性に本気で期待している。お笑い芸人から「総理大臣になりたい!」と本気で願うのが出るのは、日本の活性化のためにもよいことだ。こどもの夢がみな野球選手かサッカー選手になっての高給取りであり、政治家にだけはなりたくない、ではまずい。



上記のサイトにゆくと、「とくダネ!」のその部分が収録されていた。16分ぐらいかな。TPPに関する部分はぜんぶ見られた。ありがたかった。感謝。「とくダネ!」をまじめに見たなんてどれぐらいぶりだろう。

むかし、私は小倉を嫌いではなかった。彼は東京12チャンネル(現・テレビ東京)のアナウンサーとして競馬中継などを担当していた。しかしそのころから一介のアナとして終る気はなかったらしく、やがてフリーになり、大橋巨泉の事務所に所属し、「世界まるごとハウマッチ」のあの独特のナレーションで新境地を開発し、今の地位にたどりつく。しかし権力を得るに従って親分の巨泉そっくりの傲慢さを発揮するようになる。まあ帯番組ワイドショーのMCというのはたいへんなものであり、それだけで億をこす収入になるのだから、それはそれで当然なのだろう。それが鼻につくようになると、大嫌いなオヅラの番組、となって私は見なくなっていった。最後に見たのはいつだろう、渡辺真知子を呼んでミニリサイタルをやったときだったか。オヅラはギター好きで、かなりのコレクターだ。そういう意味でも好きだったのだけれど。
業界の友人に聞いた話だが、それでもランクは厳然としてあるらしく、いまでも巨泉の前では借りてきた猫だとか。

今日のこのTPPを論じた「とくダネ!」は、もう長いあいだ私は見ていないけど、私の知っている「とくダネ!」と比して、とてもよい内容に思えた。オヅラが自分の知らないことだからか、MCとしての強権発動をすることなく、コメンテーターの流れに任せていたからだ。



さて肝腎な話。ロンブー淳のTwitter発言とコメンテーターのこと。淳のコメントを再録。

《フジテレビとくダネ!に出ているTPP反対を訴えているコメンテーターの態度が目に余る…せっかくテレビに出て多くの人に自分の意見が言えるのに何だ?この態?知識がある人がこんな伝え方をするから若い人が興味もてないんだと思う。知識を持っていて伝える能力が無い人は残念で仕方ない…気分が悪い》

私はこのことをフォローしているかたのTwitterから知った。彼がTwitterをやっているのは知っているけど、私はフォローしていない。Twitterで読まなければ知ることはなかった。すなおにありがたかった。

淳は以前の「フジテレビ韓流偏重問題」に、「いやなら見なきゃいい」と発言し、「韓流偏重フジテレビ批判のかたがた」からは嫌われている。私がTwitterでフォローしているのは主にそういう方面だから、この件を私が知った時点でもう淳はたたかれていた(笑)。「あの出っ歯のバカがまた吹き始めた」という流れである。

それを前提として私はリンクされているサイトに行った。そこで上記のコメントを知る。私は、TPP賛成の淳がTPP反対のコメンテーターに不快を感じたという「TPP問題」として録再された「とくダネ!」を見た。つまり見る前の感情として、私はもちろん「反・TPP」であるから、「反・淳」として臨んだことになる。



後日挿入部分──私の文章に何度も「フジテレビ韓流偏重問題に、『見なきゃいいじゃない』とTwitterで発言した淳」と出てくるが、彼のTwitterを読んでいない私は、又聞きで正確な表現を知らなかった。今回の件で検索し、正しくはなんと言ったのかわかったので貼ります。このように言ったようです。

atsusitweat




しかしビデオを見た私の感想は淳と同じものになってしまった。一転して「親・淳」である。
「中野さん」と呼ばれているこのコメンテーターは、せっかくいいことを言っているのに、なぜにこんなにヒステリックなのだろうと反感を抱いたのである。

そこから調べて、彼が「中野剛志」という名の、東大卒の経産省官僚で、今は京都大学に出向して准教授であることを知る。典型的な日本のエリートである。またTPP問題論客として有名人であるとも知った。なにしろ「テレビのない生活」なので、こういうひとのことに関しては疎くなる。
言っていることは正論で、反TPPの論客として心強く感じた。だけどあまりにエキセントリックだ。これではTPPを知らない人は、賛成か反対か以前にこのひとの態度で引いてしまう。

もちろん番組にも問題はあった。笠井というバカアナは関税の説明に「假に100%だったとしたら日本製の10万円のテレビがアメリカでは20万になってしまう。それがTPPに加盟すると、日本で10万円のテレビをアメリカでも10万円で買えるので売れるわけです」と誇張してやっていた。これじゃお茶の間の無知な主婦にTPPがいかにすばらしいかと思い込ませる効果しかない。こういうバカが一番たちが悪い。いやアナは構成台本通りにやっているだけで、お茶の間にもわかりやすいようにと、そういう台本を書いたひとの責任だが。

TPPは円高に誘導してのアメリカの日本乗っ取り政策である。その他の弱小国はカムフラージュだ。関税廃止による工業輸出品の恩恵など微々たるもの、いやここまでの円高だからまったくないと言っても過言ではない。
こういうときこそ冷静に、温和な口調で「いや、笠井さん、それは違いますよ」と話しかけ、お茶の間の主婦に注目させる手法で話さねばならない。だが中野は興奮し、「あなたね、さっき100%とか言ってましたけど、2.5%ですよ!」と恥をかかせるように感情的に発言するから説得力がない。「言っている内容よりも、興奮している話し手が目立ってしまう」からだ。これは論法としては愚かである。笠井のミスを指摘しても、正誤以前にお茶の間は「笠井さん、あんなキツい言いかたされてかわいそう」になってしまう。



ということから、あらためて淳のツイートを読むと、彼はコメンテーターの「テレビ出演者としての態度」に意見しているだけと確認できる。TPP問題以前の話だ。
これが田原総一朗の「朝生」のように、彼がけしかけ仕切ってのケンカショーであり、正面に正反対の意見の論争相手がいるならまだしも、今日の「とくダネ!」は、オヅラがおとなしく聞き役に回り、またフジテレビ論説委員の安倍というひとも中野の意見に賛成でフォローする形だったから、ますます中野の興奮だけが浮き上がっていた。

もしもオヅラがTPP賛成で、反対論者の中野をひとり踊りさせて、お茶の間に反感を抱かせ、視聴者を「反TPPの中野に対する反感→TPP賛成」に誘導しようと画策したなら見事に成功したことになる。そこまで底意地悪く仕込んだとは思わないけれど。

これは「TPP問題」を離れて、「ひとりのテレビ出演者ウォッチ」として見れば、誰だってわかることだ。フリップを投げ捨てるようなアクションをしたり、ズルッと腰をずらして椅子に寝そべるようにすわったり、中野の態度はどう見ても誉められたものではなかった。彼の主張に100%同意している「反TPP」の私がそう思ったのだから、TPP賛成のひとから観たら、「なんだこいつは!」となって当然である。

隣の安倍論説委員が冷静で穏当で、また珍しくオヅラもおとなしかったものだから、わがまま坊やの中野がひとりで泣きわめいているようになってしまい、反TPPの立場としては、むしろ恥ずかしくなった。これじゃ賛成派につけ入れられると。

正当な意見をいう時こそ、激昂することなく淡々と主張しなければならない。ヤクザでも、チンピラほど喚き立て、大物になるほど物静かになるのと同じだ。そしてチンピラの大声より、幹部の低い静かな聲の方が迫力がある。
TPP問題を知らないお茶の間に、わかりやすく説明してやるのだから、こんなときこそクールにならなければならない。私は中野剛志の論に100%同意しつつ、彼の態度には失望した。



ところがその後も私のフォローしているTwitterでは、「あの出っ歯野郎がろくでもないことをツイートした」と淳を否定し、「中野さん、かっこいい」が連続していた。
「あれぐらいやらなきゃ通じない。よくぞやった」というのもあった。このひとは彼のエキセントリックな態度は認めつつも、お茶の間に問題提起するために、中野はわざとあんな態度を取ったという好意的な解釈である。みな「反TPP」の立場から「中野絶賛」であり、「淳のツイート否定」だった。果たしてそうか?

私は中野剛志のようなタイプを何人か知っている。みな公認会計士や弁護士等の職だ。学歴的にもエリートである。人一倍頭がよく、回転も早いので、他者がとろく思えてしまうタイプだ。賢すぎて他者が馬鹿に見えるのだ。どうしても「なんでこんなことがわからないんだ!」とエキセントリックになる。今日の中野の主張もそれだった。「なんでこんな簡単な事実がわからないんだ!」とフリップを手に興奮していた。こういうタイプは仕事でも勉強でも優秀だけど、自分のようにできない連中へのいたわりの心がなく、後輩からは慕われない。人望がない。今日の「とくダネ!」の彼の独演会は、まさにそれだった。



私はTPP反対のひとりとして、今日のこの「とくダネ!」の内容はとてもよかったと思うし、オヅラが強権発動せず、中野に好きなだけしゃべらせてくれたことに感謝する。お茶の間でもいくらか理解したひとはいたことだろう。反TPPの中野剛志という存在はとても心強い。

前原誠司のような「農業1.5%のために、その他の98.5%が犠牲になっていいのか」というような詭弁を弄するのが政府中枢にいるのだからうんざりする。いや恐怖だ。

しかしそれを離れての意見としては、彼はテレビコメンテーターとしては逆上しすぎであり、もっとクールに弁舌して欲しいと願う。それを批判したロンブー淳の意見は、TPP問題とは関係なく、きわめて真っ当だと思う。というのが私の結論になる。

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この「とくダネ!」における中野剛志氏の発言を最も詳しくまとめているサイトはここだと思います。文字起こししているので、文章で見ると中野氏の言っていることがいかに正しいかがよくわかります。態度に関する一切の批判はないので私とは視点が違うけど。参考までに。

http://omoixtukiritekitou.blog79.fc2.com/blog-entry-1213.html

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いま午前5時10分。0時に寝て3時に起きた。「昨夜中にアップ」は破ってしまったけど、なんとか約束を守れた気分です。今日は胃カメラ。いやだなあ。


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【附記】──8:27──変ってきた印象

いまYoutubeでもういちど見た。べつに中野氏に対する反感はわかなかった。
つまりはキャラである。
昨日私は初めて中野剛志というひとを知った。
落ち着きがなく、そわそわしていて、やたら感情的なしゃべりかたをするひとだと思った。
二度目だと慣れる。今日はなんとも思わなかった。
けっきょく、ただそれだけのことのようだ。私にとっては。

さてロンブー淳はどうなのだろう。彼は前々から中野氏を知っていて、TPP参加賛成であり、その意見内容に反感を持ったのだろうか。
それとも私と同じく、たまたま朝の番組を見て、初めて見る彼のキャラに反発したのだろうか。

ともあれ、問題の放送は10月27日の朝であり、私はその日の昼、インターネットで映像を見て、そのときの印象で今朝明け方に上記の文を書いた。そこでは私は中野氏をひどく否定しているが、それから3時間後、初めて見てからは20時間後に見た二度目では、さほどのものは感じなかった。その他の彼のYouTubeにあるファイルもいくつか見た。慣れてきた。ますますなんとも思わなくなってきた。元々が、ああいうしゃべりかた、ああいう態度のひとなのだ。
ヒステリック、エキセントリックということばを使ったが、それよりも「落ち着きのないこどものような態度」としたほうが適切か。彼のキャラクターである。「とくダネ!」でも、とにかくソワソワ、チャカチャカしていて、落ち着きがない。薄ら笑いを浮かべたり、ペンをいじったり。頭の回転は速いが大物感はない。
でもひとの話は遮らないし、他人の言うことにもきちんとうなづいている。
ひたすら他人など関係なく自分の意見だけを通そうとする「朝生」の常連と比べたら常識人だと確認した。



淳がTPPに関する深い智識と自分の意見をもっているとは思えない。
おそらく芸人として、キャラへの反発だけだったように思う。
中野氏も、その他のファイルを見ると、芸人思考、目立ちたがり屋の癖があるようだ。
これから言論界のスターになるのか。

もしかしたら淳は、TwitterでTPP問題に関して賛成の発言をしているのかも知れない。
となると私は彼をフォローして彼の意見を理解せねばならない。

上記文で中野氏を批判したが、それは初めて見たキャラクターにおどろいただけで、二度目を見たいまは、さほどの違和感はもっていないと弁明しておく。さて胃カメラに出発。

この続きはhttp://blog.livedoor.jp/moneslife/archives/51673194.html
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