生きていた江沢民!──上海派の権勢は続く

 江沢民が生きていた。おどろいた。知ったのは10月9日。それで以下のようなツイートをした。

kotakumin


 どんなに大嫌いな奴でも生きているのを死んだと書いたのでは訂正せねばならない。
 私がそれを書いたのは、調べてみると7月7日だった。その文章はこれ
江沢民死去のことを書いている内に、江沢民派であり次の主席が確実な習近平の来日時に天皇陛下への閲見を無理矢理実現させた小沢一郎への怒りの方へと脱線し、果ては朝鮮人醜男顔がどうのこうのと書いている。

 江沢民死去の報を知ったのは愛読している宮崎正弘さんのメルマガでだった。ブログにも宮崎さんの文章を引用させてもらった。最初に報じたのは香港のメディアらしい。宮崎さんのメルマガもそこから引いている。速かった。
 すぐにMSN産経の速報が出た。これで確定と思う。
 が、すぐに新華社通信が否定し、それを読売が伝える。

 しかしこういう場合、通例からしてまず100%死んでいる。整理のための時間稼ぎだ。間を置いて正式発表される。
 ところがその後も正式発表はなく、それどころか3ヵ月後に自分の足で歩き、あの顔が記念式典に登場したのだからおどろいた。

kotakumin2

 7月に危篤が伝えられた中国の江沢民前国家主席(85)が9日、元気そうな姿を現した。北京の人民大会堂の中国の辛亥革命100年を記念する式典に、手を振りながら自ら歩いて壇上に登場。付き添いの助けを借りながらも、胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席の隣に座り、健在を示した。

 江氏は7月1日の中国共産党創立90周年の式典を欠席した際は死亡説も飛び交った。中国国営新華社通信は「全くの流言にすぎない」と否定したが、複数の中国筋や外交筋は危篤に陥ったとしていた。(asahi.comより)


 アサヒシンブンは大嫌いなのでこの種の引用でも一切利用しないのだが江沢民のことだからどうでもいい。検索したら最初に出て来たので引いた。時間は「10月10日0時9分」となっている。9日にまだ生きていたと私は何で知ったのだろう。知ってすぐにツイートしたのだが。



 アサヒシンブンと言えば、もう7.8年前の話だが。
 中共の田舎町にインターネットゲーム屋があった。若者がネットゲームを夢中でやっている。もしかして普通のネット閲覧も出来るのかと問うてみたら、1時間10元のゲーム料金で可能という。ネットに餓えていたときだったので喜びいさんで申しこんだ。
 でもキイボードが支那語のピンイン用なので使えない。なにも出来ない。どうしようもない。苦しまぎれにasahiと打ちこんだら、なんと一発でアサヒシンブンのサイトに繋がった。むさぼるようにここ1ヵ月のニュースを読んだ。日本語が読めることだけでうれしかった。
 支那に隷属しているアサヒシンブンだけに支那の検索エンジンも「ういやつよ」とトップにしているらしい。



 前回も引用させてもらったので今回も宮崎さんのメルマガ文章を引かせて頂く。江沢民がまだ健在ということから上海派が蠢くという濃い内容なので半端引用はかえって失礼と思い全文引用させて頂く。宮崎さん、ご容赦を。

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
     平成23(2011)年10月10日(月曜日)弐
         通巻第3446号
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 江沢民は生きていた! 驚き桃の木、影武者の可能性も薄い
  孫文辛亥革命百周年の記念式典によたよたと登場し、胡錦涛の隣席

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 最初は香港情報だった。7月6日の香港メディアは江沢民が死去したという「信頼すべき情報源」。二日後、そのメディアは訂正し謝罪した。産経新聞はのせられて号外まで出した。生命維持装置をつけて入院していたが、奇跡の回復ぶり。上海で緊急入院後、北京301医院で療養していた。

 10月9日、北京人民大会堂で開催された孫文辛亥革命百周年の記念式典によたよたと登場し、胡錦涛の隣席にどかっと座った。
会場からは「おおっ」と驚きの声があがった。
何の肩書きかははっきりしないが、存在を見せつけるという中国伝来の「官場政治」の典型である。つまり京劇で言うクライマックス。
 式典には政治局常務委員九名全員が出席した。

 これで権力闘争はまたまたややこしくなる。
 「様々な憶測を呼ぶ」とヘラルドトリビューンも一面トップで報じた(10日付け)。とくに同紙は次のように言う。
 「重慶モデル」を成功させたとして騒がれる薄き来(重慶市書記)の次期常務委員に入りがあるか、どうか。彼は意図的に毛沢東復活を主唱し、社会主義市場を叫ぶので、多くから嫌われている。
胡錦涛は、広東省書記の王洋を取り立てたく、最近も広東を訪問した。胡錦涛がテコ入れをしてきたのである。

 王岐山、張徳江、愈正声らの「政治局常務委員」入りも、江沢民の登壇、上海派の派手派手しい復活により、微妙となった。

 二月の鉄道部長の更迭は江沢民が不在だったから、団派が上海派を追い詰め、次期総書記といわれる習近平の政治力を牽制するためにやってのけた節がある。
 七月の新幹線事故では上海派を集中的に排除できた。

しかし江沢民の影響力がまだ強い軍の強硬路線は収まらず、胡錦涛をあざけるかのように日本海域と領空侵犯を繰り返した。胡錦涛の軍権は、曖昧だった。江沢民派が後ろで操っていた観測もなりたつ。

 政局はまた荒れるだろう。
 しかし、いったい日本のインテリジェンス! ハッカー攻撃に無力であると同様に、情報収集さえ、我が国にはなきに等しい実態が改めて浮き彫りとなった。

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 産經新聞が号外まで出していたのは知らなかった。多くの人が「トップから引退した江沢民の死は号外をだすほどのものか!?」と思うだろう。だが支那の権力を巡る「上海派」という見地からはそれだけの政治的重みがあった。結果的に誤報だったわけだが。

 宮崎さんのメルマガを冒頭だけの引用のつもりだったのに全文引いたのは下線部分を読んで欲しかったからだ。日本に対する軍事強硬路線を推進しているのは江沢民率いる上海派であり、次の支那のトップはその上海派の習近平だということ。そしてその習近平と最も近しい日本人?政治家は小沢一郎なのである。
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