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魁皇引退──ありがとう、お疲れ様でした←相撲ファンの誇り

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7月19日、19時40分、魁皇引退。ネットの速報で知ってツイートした。

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これじゃ半端なのでフォロー。
琴欧洲との、いま思えば、「現役最後の一番」はリアルタイムで見た。あまりに相撲にならないひどい状態なので、アナも北の富士も心配していた。その時点で「親方と相談します」との魁皇リポートも入った。休場だと思った。今から二ヶ月休めば腰の痛みが軽くなる可能性はある。まして先場所は白鵬を負かしている。まだまだ得意の形になれば怪力魁皇なのだ。必殺の小手投げもある。いまは「まわしを締めていると下半身が痺れてくる」ような状態らしいが、腰痛さえ治まれば来場所も出来る。なんとか11月までがんばって故郷九州場所まで出場してくれ。勝ち星のたびに花火を打ち上げて祝ってくれる地元のファンに最後の勇姿を見せて欲しいと願っていた。
突然の引退表名におどろく。NHKのニュース速報で流れたらしいが私が知ったのはネットだった。1045勝をクリアし、もういいかと思ったのだろうか。唐突だった。



千代の富士の記録をなんとか魁皇に抜いて欲しいと願っていた。千代の富士を八百長横綱と言うなら魁皇もまた紛れもない大関互助組合で助けあってきた八百長大関である。たいしてちがわない。もともと伝統芸能である大相撲において情の星のやりとりは常識であり大騒ぎすることの方がおかしい。私は大相撲の八百長うんぬんはどうでもいい。ただし「おもしろい相撲、おもしろくない相撲」はある。琴櫻や三重の海の「無気力相撲」はひどかった。じつはよく出来た八百長相撲ほど激しい攻防があり力が入っておもしろかったりする。それはプロレスを考えればわかる。投げる方と投げられる方に打ち合わせがあれば見事なものになる。大鵬も「客を感動させるそれが出来なきゃ一人前じゃない」と言っていたとか。

チヨと魁皇のちがいは、話せば長くなるが、ひとつだけ言えば、あれだけの実績を残しながら千代の富士には一切人望がない。そのことで彼の品格がわかる。今回の理事長人事で八百長横綱だった武蔵川(三重の海)は假病を装ってさっさと逃げた。北の湖からワンポイントで武蔵川になったなら、次は九重である。だが八百長問題が紛糾している時、その権化のような九重に出来るはずがない。もしも九重が理事長になったなら、千代の富士の八百長を差配する中盆をやっていた板井などもまた注目されて収拾がつかなくなったろう。

放駒(魁傑)の理事長就任は、一見思わぬダークホースの擡頭のようだが、本人も弟子の大乃國もクリーンな放駒しかいなかった。魁傑でなければこの危機は乗り越えられなかった。放駒を除いたら「八百長はよくない。やめろ」と言える資格のある親方は、芝田山(大乃國)と貴乃花しかいない。順序からいって魁傑がなって当然だった。

人格者の魁皇にあのインチキ記録を抜いて欲しいと願ってきた。八百長という言葉で括るなら八百長横綱と八百長大関にちがいはない。だが私の中では両者の品格は天と地だった。
チヨの下劣な人格は弟子のチヨスに見事に受けつがれている。この辺のことは自分のサイトにたっぷり書いているので略して先を急ぐ。一言で言えば千代の富士の談合相撲(言いふくめ相撲)は容認しがたい。嫌いだ。あいつのやったのは情で勝負を譲るのではなく、力の横暴である。ワンマンの暴力だ。だから誰もついてゆかない。千代の富士を大横綱と称えるひとはセンスの悪い相撲ファンだ。



魁皇がこんなに長く土俵人生を送るとは思わなかった。同期の若貴、曙と比べてみる。
曙は1992年の7月場所から大関、1993年の3月場所から横綱、2001年初場所で引退。
貴乃花は1993年3月場所で大関、1995年初場所から横綱。引退が2003年初場所。
若乃花1994年9月場所で大関、1998年7月場所で横綱、2000年3月場所で引退。

みな1990年代の力士だ。二十世紀とも言える。魁皇の活躍は二十一世紀だ。
一応貴乃花は2003年春場所で引退だが、その前は一年以上にも及ぶ休場であり、実質的には大怪我を押して相撲を取り、優勝決定戦で勝った、あの小泉首相が「痛みに耐えてよくがんばった。感動した!」と言った2001年5月場所で終っている。さらにいうなら貴乃花の無敵時代は1994年から1997年だ。その後はケガで休むことが多い。2001年のあれですら最後の特殊な輝きだった。みな1990年代の力士である。魁皇はちがう。
同期の一番出世である曙が大関になった1992年の7月場所、このとき魁皇はまだ十両の8枚目だった。

魁皇が大関で取ったのは2000年9月場所から。(相撲的には7月場所終了後に昇進、となる。)
その年の春に同期の若乃花はすでに横綱として引退していた。遅咲きではあるが新大関誕生と話題になった。私は同期の若乃花が横綱という頂点を極め燃えつきて引退した後、今から大関ということに、ずいぶんと早咲き遅咲きの差があるものだと感じたことを覚えている。地味な印象だった。いま考えれば若貴曙がすごすぎるのであり、今場所27歳の琴奨菊の大関取りが話題になっているように、さほど遅くはないのだが、天才連がいる時代だったから、遅咲きの地味な力士に思えた。
魁皇とともに多くの物議を醸した問題大関千代大海は、1999年3月場所から大関になっている。これも「昇進」で言うなら初場所後になる。このとき22歳。これは横綱の期待がかかる大物の早い出世だった。

私はむかしもいまも日の出の勢いの新星が好きだ。27歳でやっと大関になった魁皇より二十歳ぐらいの未来の大物を捜す方が好きだった。そのころ十両に、いかにも気の強そうな顔で激しい相撲を取るのがいた。朝青龍である。力士としてはむしろそっちのほうに興味を持っていた。だがそれとは関係なく魁皇は大好きな力士だった。その理由は後述する。

成績を追ってみればわかることだが、魁皇は大関になるまえに優勝はもろちん、優勝同点も優勝次点もある。ということから、魁皇の肉体的ピークは同期の若貴曙と同時期にあり、彼らよりも力士としての力量が劣っていたから出世が遅れたとの解釈も出来る。彼らがいなくなって上が開けたのだ。名大関に失礼な言いかただがこれは天分の解釈としては妥当だろう。まあもともと「名大関」というのは誉め言葉ではない。横綱になれなかった脇役への賛辞だ。



これは競馬にも言える。むかしの天皇賞は勝ち抜け制で勝った馬は次回は出られなかった。すると見事なほど同期の一流馬が抜けた後に同い年の二流馬が勝つ。これは世代の強さが比較できて面白かった。競走馬がいちばん強くなるのは5歳秋(今の4歳秋。以下旧表記)と言われる。当時天皇賞に出られるのは古馬となった5歳からだった。今は秋天は4歳から出られる。5歳の一流馬が勝つ。春秋の天皇賞を5歳で勝った同期馬が卒業して行く。同期の二流馬はそのあとの6歳、7歳時にチャンスがあるわけだが、それはまた後輩の「最強の季節5歳秋」と闘うことでもある。肉体的には不利だ。だが強い世代というのは、しっかり6歳7歳になっても勝つのだった。この辺、実例としていくらでも馬名を揚げられるが魁皇の話なので略。つまり強い世代の二流馬(無冠)は、弱い世代の一流馬(ダービー馬等)よりも強いわけで、こういう勝ち抜け制時の世代間の強さ比べはおもしろかった。

当時の古馬は天皇賞と有馬記念を勝つともうやることがなくなってしまい引退するしかなかった。一流古馬が活躍するレースがなかった。そういうレース体系だった。今は何度でも天皇賞に出られるからなかなか引退しない。馬主経済の事情もある。
魁皇で思うのはカンパニーだ。カンパニーは魁皇と同じような年齢で天皇賞とマイルチャンピオンシップに勝ったから(連続優勝だ!)、勝ち越しがやっとのよれよれの魁皇と比較したらこっちに失礼か。
同期の一流馬、若貴曙が天皇賞馬(横綱)になって去ったから、次は同期の二流馬魁皇の番だった。だがそこに充実の5歳秋を迎えた後輩の武蔵丸、朝青龍、さらには白鵬までやってきて、魁皇は8歳になっても走ったがとうとう天皇賞馬(横綱)にはなれなかった。という競馬的譬え。

魁皇のゆっくりした歩みは、同じ九州出身をモデルにしたちばてつやのマンガ「のたり松太郎」そのものである。怪力という特徴も同じだった。「松太郎」の方が早い。実在の人物をモデルにしたマンガはよくあるが、マンガにちかい実在の人物が出るなんてめったにない。その点でも魁皇は偉大だ。もっとも松太郎は粗暴な悪ガキだから人格者の魁皇とは違う。とにかくまあいろんな意味で魁皇は魅力的だった。



私が魁皇に一日でも長く土俵にいて相撲を取って欲しいと願っていたのは彼の結婚に関係がある。魁皇夫妻にはこどもがいない。
結婚したのは1999年の6月。もう12年前になる。26歳の小結の時だ。5月場所は14勝1敗の初優勝。貴乃花が全休、若乃花が途中休場という中、横綱曙の13勝2敗を凌いでの初優勝だった。若貴には遅れをとったものの(だいたい彼らが天才過ぎたのだ)、未来の大関横綱との声がかかる中での結婚だった。

相手は長年交際していた元女子プロレスラーの西脇充子。5歳年上の31歳。じつのところ私が魁皇好きになったのはこのことが大きい。プロレスファンの私は女子プロレスの会場にもよく出かけて観戦していたから西脇のことは知っていた。美人レスラーということになっている(笑)。プロレスファンの間では魁皇と西脇の交際は有名だった。

魁皇は小結で優勝という最高の時期にそれまで何年もつき合っていた西脇との結婚を発表した。すでに西脇は女子プロレスを引退し内助の功を発揮していた。しかし西脇はその時点でもう子宮筋腫を患いこどもが埋めない体であることがわかっていた。前途洋洋の力士である。力士はもてる。ふつうだと若いころ世話になったこういう年上の女は捨て、よくある「後援者の娘の女子大生」なんてのと一緒になる。そういう話も多かった。というかこれは相撲界の常識とすら言える。引退後に親方として部屋運営をするためにも(部屋の新築とか金がかかる)、嫁は金持ちの娘がいいのである。

一例として二代目若乃花がいる。彼は若手の時から年上の銀座のママと恋人関係だった。面倒を見てもらっていた。が、親方(初代若乃花)から娘を嫁にして部屋を継げと言われたら、欲に目が眩んだのかそっちに走った。世話になった長年の恋人を捨てたのだ。親方の娘と結婚するということは、一銭もかからず建物から弟子からすべて丸抱えできるということだ。力士はみなそんなことをしている。若手の時には、旺盛な性慾を解消してくれ、肉体的にも精神的にも、金銭的にも支えてくれる年上の花柳界の恋人がいる。でもいざとなったら結婚は周囲の勧める、親方の娘とか後援者の娘とかの無難なのとする。また花柳界女性もそれを割り切って送り出した。むかしの女はいい女だった。いつごろからだろう、そのことをマスコミに売って小銭を稼ぐようなのが出て来たのは。

その後二代目若乃花は親方の娘とうまくゆかず離婚。後にその銀座ママと再婚している。初代若乃花の娘は週刊誌等にも載ったが、山本陽子に似た美人だった。念願の若乃花と結婚できた銀座ママも数年前に早世してしまった。二代目若乃花も脳梗塞で倒れて車椅子生活だ。時の流れを感じる。

私は二代目若乃花を責めているのではない。相撲界とはそんなものなのだ。
親方は娘を欲しがる。娘が生まれると喜ぶ。息子が生まれて力士になって自分の跡を継いでくれるのを望みそうだが、違う。息子が幕内力士になって跡を継ぐなんてケースはまずない。アスリートの息子が優れたアスリートになる確率は低い。大関の息子ふたりが横綱になった若貴は、私はちかごろあまりに★1安易に使われているので「奇蹟」という言葉はめったに使わないが、これはもう文句なしに「奇蹟」なのである。あんなことはもう今後もありえないだろう。若貴どころか寺尾と逆鉾が幕内力士になった井筒親方(鶴ヶ峰)の場合ですら奇蹟と言っていいほどだ。若貴はすごすぎる。

相撲部屋の親方にとって、息子が自分と同じ幕内力士になるのは難しいが、幕内力士を育て、それと娘を結婚させることはさほどでもない。よって親方は娘を作り、それと優れた弟子を結婚させ跡継ぎにするのを願う。魁皇の親方の魁輝も娘婿として友綱部屋を継いだひとだ。
魁皇はすでに親方株を持っているし、抜群の人気から引退したら自分の部屋を創設するのだろうと思っていた。私は魁皇の西脇との長い付き合いを知っていたが、魁皇が西脇と結婚するとは思っていなかった。けっきょくはよくあるパターンの有力者の娘と結婚するのだろうと読んでいた。大関になって一段落し、過去の恋人との噂も消えた28歳ぐらいの時に、富裕な後援者関係の21歳ぐらいの娘と一緒になると。だってそれが相撲界の常識だったから。

力士の方が番付をあげ、相思相愛の女を捨て、親方の娘と結婚して部屋を継ぐという大望?があるとするなら、「親方の娘」のふてくされだって同じである。どうせ親の勧める「関取」と結婚して部屋を継ぐのが定めなのだ。親の金でバカ大学の女子大生なんてのになり、アメリカやらイギリスやらに留学(笑)して、乱行を重ねる。自分の人生はもう決められているのだから、すくないこの時間、せめて好きなだけ好きなことをやろうとする。そういう形の男と女、人気の力士の結婚。それは相撲界の常道だった。

だが魁皇は西脇を選んだ。将来こどもをもてないことを覚悟で、こどもの産めない体である年上の西脇を生涯の妻として選んだ。親方、両親、親戚、後援者、多くの反対があったはずだ。恋している今はいいかも知れないが、将来こどもがいない淋しさには耐えられない、冷静に考えろという説得もあったろう。だが断固として魁皇は西脇を選んだ。★2男である。魁皇は真の男である。魁皇が二代目若乃花のような男だったら私もここまで惚れることもなかった。いや、二代目若乃花も、それはそれで後に好きな女と一緒になっているからましなほうだと思うが、揺るがなかった魁皇の方がうつくしいに決まっている。

プロポーズされたとき、西脇はうれしかったろうなあ。きっと泣きながら「わたしでいいの?」なんて言ったんだ。それを力強く抱きしめて、魁皇は「おまえじゃなきゃだめなんだ」って言ったんだろうな。推測だけど。そのとき得意の右上手をとっていたかどうかは定かでないが。
西脇みっちゃん、これから親方夫人として第二の人生が始まる。弟子みんながこどものようなものだ。おかみさんだ。がんばれよ。結婚に反対したみんなを見かえしてやれ。あんたにはヒロくん(古賀博之)がついている。

琴ノ若は親方(琴櫻)の娘と結婚し、部屋を継ぎ、子宝にも恵まれた。息子は力士になって父を目指すという。もうすぐ入門するだろう。四股名「琴ノ若」を譲ることをもう約束している。魁皇にその楽しみはない。それを捨ててまで選んだ恋女房だ。これからの人生もしあわせになってくれ。



一般に魁皇の全盛期は全場所二桁勝利し、優勝もあり、横綱昇進のチャンスがあった32歳の時と言われる。2004年だ。翌2005年からはもうケガによる休場と角番、なんとか終盤で勝ち越してそれをクリアの繰り返しになる。それから6年である。よくぞがんばったものだ。積み上げた1047勝。
私個人は、全盛期は小結から大関にかけての3回の優勝のある2000年から2001年だと思っている。年齢で言うと27歳から28歳。それから10年。よくぞここまでがんばってくれた。ありがとう、魁皇。

晩年はボロボロの躰で角番とやっとの勝ち越しを繰り返し、ある意味千代大海と一緒に大関の名をよごしたのに、それでも相撲ファンはみな魁皇を応援した。それは大相撲という日本独自の伝統芸能の、強さだけではない、より深い魅力の発露だ。それを含めての大相撲である。それのわからないつまらない日本人もどきが増えた。

モンゴル巡業では、朝青龍や白鵬よりも人気を集めた。「モンゴル的強い男、美男」の要素をすべて魁皇がもっていたからだ。魁皇に熱狂するモンゴル人男女の姿は不思議な感動だった。モンゴルの娘が「魁皇、大好き!」と目を輝かせていた。朝青龍はヘソを曲げ、魁皇は照れ笑いをしていた。これは特筆されるべきことだろう。魁皇はモンゴルで朝青龍、白鵬以上の人気を集めたのだ。

今年の1月場所で土佐の海が引退してからは最古参力士になっていた。土佐の海は「西の山本、東の尾曽」と言われた山本であり尾曽は武双山だから、これまたよくぞがんばった。土佐の海の引退はさびしかった。
今場所は魁皇の引退があり、高見盛は十両陥落だ。まだ取るのだろうか。取って欲しい。でもほんとに衰えが見える。どうなるのか。これで最古参力士は栃乃洋になった。

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過日、あるひとのブログを読んだら大相撲をボロクソに書いていた。政治のことを書くブログだ。そのひとが相撲ファンでないことなどわかっている。今まで相撲のことを書いたこともない。なのに相撲はもう終ったとか、時代が違うとか、オンボロ魁皇がとか、言いたい放題していた。なんともかなしくなった。
そのひとが相撲嫌いならまだいい。そうじゃない。相撲に興味のないひとだ。ただひたすら毎日政治的毒を吐いている内に、その対象として魁皇の1045勝越えが話題になっていると知り、目を向けたに過ぎない。いわば、あちこち政治的に叩いている内になんでもかんでも叩かねばいられなくなったビョーキである。そこに水に落ちた犬の大相撲があった。それで条件反射的に叩いた。それだけだ。相撲など好きでないから言っていることは激しく見当違いだ。なんとも見苦しくかなしい出来事だった。

それへの反発があり、私は相撲のことはホームページに書くようにしていて、このブログで書くことはめったにないのだが、いかにいま大相撲がおもしろいかを書こうと思っていた。
今場所最大の発見は谷川親方(北勝力)の解説上手、独自の視点だ。これは稲川親方(普天王)が期待はずれだっただけに穴馬だった。あのひとはこれからNHKの常連になるだろう。なんともすばらしかった。そのユニークな切り口にアナははしゃぎ、おいてけぼりの舞の海はしらけていた(笑)。そのことをテーマに、いかに大相撲がおもしろいかを書き、知りもしないひとは、わかる能力のないひとは、よけいなことはいいなさんなと書きたかった。がその前に「魁皇引退」という大事件が起きてしまった。よってこれを最優先した。

一応上記のひとにケチをつける形になったので書いておくが、私はそういうことを言えるだけの好角家であり、この10年、自分のサイトにもそれだけ大相撲のことを書いてきたと自負している。それは主張しておく。
知りもしない魁皇を悪口だけで取りあげたひとと比し、私は今回ここに魁皇への感謝の文を書けた相撲好きの自分を誇りに思う。

00kanren.gif──大相撲

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★1なでしこジャパンのシュートが決まるたびに青島アナが「奇蹟」を連発していたが、サッカーのあの得点は「奇蹟」を連呼するようなことではないだろう。選手にも失礼だ。言葉が軽すぎる。

★2こういう「男である」を、「漢である」と粋がって書くバカがいる。「漢」というのはサンズイからもわかるように本来の意味は「水のない川」であり肥沃な土地を表すが、総じて漢王朝のことであり、漢民族の男を表す。「好漢」「悪漢」「破廉恥漢」等からもわかるように、「漢」は漢人の男性を示すだけで「秀でた男」の意味はない。

「漢である」を「男である」の上級形のようなつもりで書くのは愚かなことだ。漢民族=支那人=チャイニーズであるから、「漢である」とは「支那人である」と言うのと同じことになる。心ある人はこんなみっともない表現は使ってはならない。「漢民族だ」と見当違いに粋がるより、「田んぼに力で男」で十分ではないか。



補記・「田んぼに力で男」と、一般的解釈のそれを書いたが、この下の部分は「力」ではなく、田を耕す農具(鋤のようなもの)を表しているという説も有力だ。このへん、白川派とかアンチ白川派とかいろんな説がある。こんなことを言いだすときりがないし、とりあえずここのところは「田んぼに力で男」で見逃してください。

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【附記】──九重の感想←すなおに認められない7/20・昼

魁皇引退を知った九重(千代の富士)は、「長く続けてきた中で、かど番ではない場所で踏ん切りをつけた。引退の美学をここで示したよ(サンケイスポーツ)」と語ったとか。

弟子の千代大海は、角番で負け越して関脇に陥落が決定したが、引退せず、翌場所10勝以上あげれば大関復帰できるという関脇の特典に縋った。関脇で黒星が先行し、大関復帰は無理とわかった時点でやっと引退を表明した。魁皇の今回の潔さと比べるとかなり地位にしがみついたことになる。
しかしそれはいい。親方よりも力士でいるほうが愉しいに決まっている。自分の力士の可能性に懸けたなら、千代大海のみっともないしがみつきは、むしろかっこいいとさえ言える。私は魁皇にも、そういう形で粘って九州場所までがんばって欲しかった。

だが、この千代大海のみっともないほどの大関への固執は、彼自身の意思ではなく九重の指示だったという噂がある。千代大海はもう引退したかったのだが、理事戦で大関の1票(大関は投票権がある。苦戦と言われた貴乃花理事誕生に大関琴光喜の1票が役だったことは有名)が欲しい九重は、不人気で票のすくない自分のために、弟子に現役大関でいることを強要したというのだ。これは「千代大海が引退できない裏事情」として複数の週刊誌でも取りあげられたし、私は周囲の状況からも事実だと思っている。

そういう視点から見ると、上記の九重のコメントはなんとも空々しい。

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【附記.2】──強いときの魁皇を見る

7/20,16.40。NHKの大相撲中継で、7年前の朝青龍を破って優勝した一番を見る。すごい力相撲。朝青龍も強い。それを力でねじ伏せる。この強さを見たら、今のよぼよぼ象みたいな魁皇が引退するのは当然かも知れないと思った。あれだけ強かったひとに今の状態で相撲を取れというのは酷だ。あらためて、お疲れ様でした。
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