ブログ的隙間だらけ文章考.2──わたしもやってみた!

 過日、ある騎手の書いたブログ文章を読んだ。かつて彼が騎乗したことのある名馬について書いたもので、競馬ファンのあいだでちょっとした話題になっていた。この文章の「隙間度合い」はすごかった。彼の文章を貼るのは失礼なので、自分の文章でその雰囲気を再現してみる。さてなにを書くか。「冬季オリンピックと藤田まこと」でも書いて見るか。



冬季オリンピックが話題だ



朝から晩まで



新聞もテレビもそのことばかり



興味がない



札幌でも長野でも



そうだったのだから



いきなり それが 



生まれるはずも ない



世の中の動きに



興味がない




世捨て人だ



と言いつつ



毎日NHKテレビを見たり



スポーツ紙を読んだりして



熱心にそれに触れている



ターザン山本さんの



俗物性



がうらやましい







藤田まことさんが亡くなった



「あたり前田のクラッカー」



と「てなもんや三度笠」



しか知らない



のでは弔文も書けない



「必殺」も「はぐれ刑事」も



一度も見たことがない



唯一「剣客商売」だけは



見ようと思った



ことがあるが



大好きな原作と



雰囲気が違うので



とちゅうで消した



これまた“博奕屋”を自称し



世のレールから



外れている



梶山徹夫さんが



みょうにその種の



テレビ番組を楽しんでいる



のがふしぎだ



梶山さんが



「渡る世間は鬼ばかり」を



毎週

楽しみに見ている



と書いていたときは



ひっくりかえった



ハシダスガコドラマ



なんて見たことがない



東南アジアや中東の国々で



彼らですら詳しい



「おしん」



を見たことがなくて



ほんとにおまえは



日本人か



と何度も言われた



ひとをうらやんでばかり



いてもしょうがないが



今度生まれるときは


せめて


山本さんや



梶山さんぐらい



の世間との接触感



を持ちたい



フツーのひとではなく



かといって



尊敬する



高島俊男先生のように



テレビを部屋



から追いだす



学者肌



でもない



半端変人



の人生は













-------------------------------

 書いてみて思った。疲れる。疲れるから、凝縮したら短い文なのに、なんか長文を書いたような充実感満足感がある(笑)。それがあやまちの元なのだろう。その騎手が上記のような感じで書いた文を、スクロールさせつつ読むのが面倒、というか途中であまりに縦長のスクロールに腹がたってきたので、コピーしてテキストエディターに貼りつけ、まともな文に整形した。めんどくさかったが、確認したかったのだ。どれぐらいの量か。

 彼が何日にもわたって書き綴った縦に長い文章はまとめると原稿用紙3枚ほどでしかなかった。でも長文の物語を書きあげたような充足感があったのではないか。こういう勘違いは避けた方がいい。

 その騎手の文章に対し、この手の書きかたが好きなのだろうと思っていた2ちゃんねる方面から「なんなんだこの文章の書き方は」「読みづれーぞ」「今はこんなのが流行りなのよ」「それにしてもひどい」と、否定的意見が多かったことに救われた。



 上記の文をいつものようにまとめてみた。たったこれだけのもの。こっちの方が読みやすいよねえ。
前記の句読点のない短文だと、たとえば「世の中の動きに興味がない 世捨て人だ」が誰のことかわからない。私のことのように思いがちだ。しかし下記のまとめ文を読めばわかるように、これはターザン山本さんにかかることばである。誤解を避けるためには、主語を冒頭に置く形式にせねばならない。だいぶ表現が限られる。

「まとめ文章」の段落毎に隙間がある。これもホームページ・ビルダーがかってにやってしまうもの。まあこれぐらいは見やすくなると言える許容範囲だが、ホームページ等に文章を書くことは編集者気分を味わうことでもあるから、それを奪ってしまう設定はまさに「よけいな御世話」だ。この段落の前後の隙間もホームページ・ビルダーがかってにやっている。スカスカ。



 冬季オリンピックが話題だ。朝から晩まで新聞もテレビもそのことばかり。興味がない。札幌でも長野でもそうだったのだから、いきなりそれが生まれるはずもない。世の中の動きに興味がない、世捨て人だと言いつつ、毎日NHKテレビを見たりスポーツ紙を読んだりして熱心にそれに触れているターザン山本さんの俗物性がうらやましい。

 藤田まことさんが亡くなった。「あたり前田のクラッカー」と「てなもんや三度笠」しか知らないのでは弔文も書けない。「必殺」も「はぐれ刑事」も一度も見たことがない。唯一「剣客商売」だけは見ようと思ったことがあるが、大好きな原作と雰囲気が違うのでとちゅうで消した。これまた“博奕屋”を自称し世のレールから外れている梶山徹夫さんが、みょうにその種のテレビ番組を楽しんでいるのがふしぎだ。梶山さんが「渡る世間は鬼ばかり」を毎週楽しみに見ていると書いていたときはひっくりかえった。ハシダスガコドラマなんて見たことがない。東南アジアや中東の国々で彼らですら詳しい「おしん」を知らず、ほんとにおまえは日本人かと何度も言われた。

 ひとをうらやんでばかりいてもしょうがないが、今度生まれるときはせめて山本さんや梶山さんぐらいの世間との接触感を持ちたい。梶山さんやターザンさんのようにフツーではなく、かといって尊敬する高島俊男先生のようにテレビを部屋から追いだす学者肌でもない、半端変人の人生はかなしい。
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  1. 2010/02/20(土) 04:56:47|
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