楽天のTBS問題──小泉首相靖國参拝

 楽天のTBS問題
 朝のワイドショー・フジテレビで楽天三木谷社長生出演を観た。
 ジャーナリストがテレビは娯楽だけではなく報道という使命があり、それをどう思うかと三木谷さん(以下敬称略)を問いつめる。まるで今のテレビ報道が正しい公共性に支えられていて、楽天がTBSに関わったらそれが失われるという論調だ。ちゃんちゃらおかしい。今のテレビ報道なんて自分たちに都合のいいように解釈した好き勝手じゃないか。中でもTBSとテレ朝のゆがみ具合がダントツだ。テレ朝がたけしの尽力等によって傾向の違ったものもいくらか根付いてきたのに対し、TBSはチクシやセキグチヒロシを先頭に最も歪んだ報道をしている。
 そしてマスコミは決して詫びない。三木谷は「たとえば日本テレビは先日私のTBS株保有を20%以上と誤って伝えたが、その後訂正も詫びもしていない」と口にするにとどめたが。

 このジャーナリストは岩上安身という人で嫌いではないのだが、今回に限っては、正義のジャーナリストがジャーナリズムのなんたるかをまったくわかっていないぽっと出のインターネット企業社長をバッサリ斬る、とでもいうように、みょうに力みすぎていて不愉快だった。
 私は楽天なんて利用したこともないし三木谷のファンなわけでもない。岩上の「報道とは至高のものだ。私たちジャーナリストは日々苛酷な状況の中で戦っている。あんたはそれがわかっているか!」という論に疑問を感じただけである。真の報道は至高だとしてもテレビのそれがそうだとは思えないし、ジャーナリストがみなそれほど高潔な努力をしているとも思わない。最後の三木谷につきつけたその質問も、べつに三木谷がそれをわかっている必要はないだろうと思った。岩上は何度も三木谷に対し、「あなたは報道をどう思っているのか。ジャーナリズムがわかっているのか」と繰り返した。

 岩上は三木谷が記者会見で述べたTBSの魅力が、実例としてあげた『水戸黄門』のような娯楽番組のみで、もうひとつのテレビの使命である報道に触れていなかったことが不満のようである。ジャーナリズムをわかっていない成金の若造に神聖なる報道機関が侵される危機、とでも言うべき論調だった。
 三木谷はそれに対し「私はパキスタン地震ももっと報道すべきだと思ったし、アメリカの台風被害でも、日本というのは自分たちに関係ないことは報道しない国だと思った」と述べ、報道に興味をもっていることを主張した。岩上が名譽毀損うんぬんを例にとってジャーナリズムの責任を話したときは、「私はそういう人たちといくつも裁判をやっている身ですから」と言って笑わせた。
 私には、報道の自由だとかジャーナリズムだとかを盾に、愚にもつかない情報を好き放題に垂れ流しているマスコミの方がよほど悪質に思える。

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 『週刊文春』がタナカマキコの娘が結婚してすぐに離婚したと大仰に報じたとき、タナカ側が訴え裁判所から発売禁止の処分が出た。現実的にはすでに何十万部も販売され、3万部を差し押さえたにとどまったが。前代未聞の出来事であり大きな話題となった。
 そのことに対し多くの言論人が報道の自由が奪われると大騒ぎした。例によって「戦前の暗黒時代」とか「大政翼賛会うんぬん」の文字も躍った。私の信じるジャーナリストもみな「タナカカクエイの孫、タナカマキコの娘というだけで一般人ではないのだから報道されても仕方ない」と口を揃えた。
 しかし私には、タナカマキコのことならともかく、その娘が離婚したと大々的に記事にする週刊誌の方が腐っていると思えた。週刊誌の売り上げは30万部程度でも大新聞にも広告が載り、そこにおおきな見出しで報じられるのだから、そのことを知る国民は何千万人にもなるだろう。タナカマキコの娘というだけでそのような個人的なことを日本中に知らされなければならないのかと疑問に思う。タナカマキコは大嫌いだけれど、そのこととはまったく関係なく、強くそう思ったものだった。『週刊文春』はそれまでもタナキマキコ批判をして犬猿の仲である。この記事はその延長線上にある私的なものだろう。どう考えても「報道の自由」とか「公的な話題か私的な話題か」と論じるレヴェルのことではない。

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 三木谷は「たしかにあなたの言うように私には知らないことがいっぱいある。報道の専門家でもない。だから持ち株会社のしたに楽天とTBSが所属するようになっても、自分はTBSの社長にはならなくてもいい」と言った。たしか「ならないと言っている」と発言したように思う。
 岩上のリクツだとテレビ局の社長は報道とはなんたるかを理解した人がなるべきものだとなる。現状肯定の三木谷批判なのだから、今のテレビ局の社長は、そういう立派なジャーナリストがなっていることになる。だったら今のテレビ報道のいいかげんさはなんなのだ。
 三木谷は今後の展開でTBSが楽天のものになっても自分はTBSの社長にならないと言ったが、三木谷が社長になったためにTBSの報道が今より質が落ちることはあるまい。だって落ちるところまで落ちているから(笑)。むしろ三木谷が社長になり自分の意見を通したなら今よりも良い方向に向かう。すくなくとも三木谷は北朝鮮シンパではないだろうから。

 岩上がなぜそんなにむきになっているのかまったく理解できない番組だった。だいたいジャーナリストなるものが「私たちジャーナリストは」と大上段に振りかぶった発言でまともなものを聞いたことがない。

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 小泉首相靖国参拝
 チャンネルを替えたら日テレが「今日小泉首相が靖国神社参拝をします」と伝えた。驚く。なぜ? と思ったが今日は秋の例大祭であり良い日であると知る。
 よかったなあ、リアルタイムで知ることが出来て。こういうのは自分の目で見ねばならない。あとからテレビ局の思惑が被さったニュースで観ると目が曇る。
 これが8時40分ぐらいか。参拝は10時過ぎだというのでパソコンに向かいつつ、点けっぱなしのテレビを時々覗く。部屋が違うので10分に一度ぐらい行く。またも「テレパソだったら」と思った。
 相変わらず居室・寝室の上はもううるさい。そうそう、フジのワイドショーを観ていたが天井がうるさいから仕事部屋に行こうと思っていたときにちょうどこのニュースが流れてきたのだった。あぶなかった。

 最近吉本興業に所属してコメンテイタとして活躍している勝谷誠彦が日テレでこのことの解説をした。彼は「先週からもう今日のテーマはファンドに決まっていたのに、急に変わったものですから」と弁明しつつ解説を始めた。村上ファンドの話題からファンドについて説明する予定のようだった。とはいえ勝谷のこれまでの靖國参拝をした首相の期日をフリップにし、例大祭を説明した解説はわかりやすく深く、たいしたものだと感心した。同じくゲストコメンテイタで出ていた橋本首相の元秘書だった衆院議員がバカだったのでよけいにそう感じた。

 勝谷といえば西原理恵子の著書に登場する「ホモのかっちゃん」である。そういうキャラづけ(=ヤラセ)はよくやることだ。でも勝谷の撮った写真を現像したら、みんな少年のお尻や脚ばかりだったというあたりは作り話とも思えないからそうなのであろうか。ゲイというのは一瞬でわかるものだ。あの「おじいさんの時計」なんてのを歌っているきれいな声の歌手も早くカミングアウトすべきだろう。誰もが知っていることなのだから。でも勝谷からゲイ光線はあまり感じないのだがどうなのか。

(後日註・勝谷のさるさる日記を見ると、
《4時起床。篠突く雨の中小泉さんは靖国神社参拝を行うのだろうか。私がちょうど『ザ・情報ツウ』のスタジオにいる時間の参拝が最も有力視される中で現場は臨戦態勢である。選挙では参拝問題を全く争点にしなかったというのはルール違反だがそれには目を瞑ってでももちろん私は参拝を支持する。なぜならそれはこの日本国に殉じて亡くなっていった方々への不可逆な約束だからだ。これからのことを論議するのはかまわない。しかしもはやその論議に加わることもできない人々との約束を反故にしろなどと言える連中のことを没義道という。》
 
とある。首相が今日靖國参拝をするかもしれないともう知っている。この情報はいつ流れたのだろう。私は今朝の8時半まで知らなかった。)

 10時を過ぎると各局が靖國にカメラを構えた。全局を回して観たが、NHK教育とテレ東がしらんふりだった。3チャンネルは総合が流しているのだから当然として、ここのところ他局と足並みを揃えているテレ東のしらんふりは意外だった。テレ東は一時、「一番外地」と揶揄されることに反発してか、タナカマキコだのスズキムネオだののとき、他局と同じように特番で放送を始めた。それは視聴率0.1%とかひどいものだった。ここに来て「もういいもん」と居直ったようだ。それでいいだろう。なにも全局が同じ事をする必要はない。

 小泉首相は例年と違い平服だった。神道の基本である「二礼二拍手一礼」もしなかった。ズボンの右ポケットから賽銭を出して投げ入れた。コインだったから500円か。30秒ほど頭を垂れて、それでおしまい。
 解説人は平服だったことや略式作法だったことを中韓に気を遣ったと説明していたが、私は違うと思う。紋付き袴で行くと、「選挙大勝で奢っている」とアサヒシンブン的マスコミが騒ぐことを敬遠したのだろう。

 しかしこんなことはどうでもいいことなのだ。それこそ新聞の「首相の一日」欄にちいさく載ればいいことであって、全テレビ局が生中継することの方が異常だ。靖國参拝問題なんてのは、売国奴アサヒが火を点けて外交上手の中国が金をむしり取る手口に利用しているだけのことである。まったく有人宇宙船をとばすほどの先進国に総額3兆円もの開発援助をしているのだから呆れる。大国に対して失礼であろう。即刻やめるべきだ。中国はそのことを公表しない。よって国民は一切知らない。それでいて自分のところのシンパ国に日本からむしった金をバラまきいい顔をしている。日本ほど外交下手の国はない。なんで戦没者慰霊をすることが外交ネタにされるのか。

 ともあれ行ってくれてほっとした。
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  1. 2005/10/18(火) 07:17:13|
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