『SAPIO』──司馬史観特集


最新の『SAPIO』の特集のひとつに司馬遼太郎の歴史観、いわゆる「司馬史観」があった。ちょうど興味を持っていたテーマだったのでありがたかった。
「司馬史観」こそ「戦後日本」の象徴だ 日本人はどうして『坂の上の雲』が好きなのか
[国民文学]「明治を礼賛し「昭和」を暗黒と描いた司馬史観/富岡幸一郎
[概要]『坂の上の雲』が描いた「近代国家・日本」の夜明け/本誌編集部
[司馬史観]『坂の上の雲』と東京裁判史観との奇妙な符合/福井雄三
[開国]青春小説としての『坂の上の雲』の魅力/山内昌之
[逆説の司馬史観]なぜ司馬遼太郎は乃木希典を「愚将」だと誤解したのか?/井沢元彦
[登場人物]司馬遼太郎が描かなかった日露戦争「もう一人のインテリジェンス・オフィサー」/手嶋龍一
[精神性]日露戦争とは「武士道」再興の戦いだったのではないか/菅野覚明

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 司馬遼太郎の信奉者とは会話が出来ない。理由はごく単純。「司馬遼太郎という小説家が作った架空世界を、真実の世界、現実の歴史と思い込んでしまっているから」だ。新興宗教に洗脳されたひとと同じで会話が成立しない。こちらがあちらに併せてやれば形的には成立するが、「司馬史観」を絶対的に信奉していて異論を許さない狂信者だから、話していてもちっとも楽しくない。聞き役にまわり、適当に相槌を打って切りあげるだけだ。思えばずいぶんとそういうひとに遭ってきた。
一例を挙げるなら「竜馬が行く」は司馬遼太郎の小説でありフィクションなのだが、信奉者はまるで坂本龍馬自身が書いた自伝であり細部まで真実事実と信じている。滑稽を通りすぎて気味が悪い。ひとりの小説家の作った世界が真実の歴史と勘違いされるなんてことが今までにあったろうか。薄ら寒くすらなる。
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  1. 2009/10/28(水) 10:14:28|
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