追悼──中川昭一4──繊細と小心

"北海のヒグマ"と呼ばれた中川一郎が実は繊細(あるいは小心)な人物であり、悩んだ末の自殺(未だ他殺を噂されている)という結末は、私にとって不思議ではなかった。私は中川一郎のようなごつい顔で、豪放磊落のように言われているが、じつは臆病な目の小心な人物をけっこう知っている。彼もまた臆病そうなちっこい目の持ち主であり豪傑とは感じなかった。



もしも中川が細面のなよなよとした容貌だったなら、同じ発言行動をしても決してそうは呼ばれなかったろう。あれは外見と出身地から来ただけの安易なレッテル貼りである。

中川昭一は父とちがいハンサムだった。"北海のヒグマ"の息子であり、ヒグマの猛々しさをもっていて(願望)、より知的、美男、期待は高まって当然だ。父の盟友・石原慎太郎のような擁護者もいた。父の秘書をしていた平沼赳夫のような兄貴分もいた。人脈的にも万全だった。



天敵の父の元秘書・鈴木宗男は竹下派に属し、政治家としては中川より出世が早かった。だが躓く。離党となる。風は中川の方に吹いてきた。

小泉政権で重用され安倍晋三とともに自民党のニューリーダーとして注目される。

北朝鮮による拉致被害の解決にも熱心だった。

小泉ののち、安倍政権、麻生政権でも中枢を担う。

そのころから「酒がアキレス腱」とは言われていた……。



父は容姿から"北海のヒグマ"と呼ばれたが、じつは繊細な人だった。中川もその血を引いていたのだろう。父は苦労人だった。中川はおぼっちゃんだった。父よりももっと弱かったのか。落選後の落ちこみはたいへんなものだったという。酒に逃げたか。


そして今回の、なんとも残念な結末となった。たまらない気分である。


あの「がんばれえニッポンイチ!」は、妻に叱咤激励される、妻の尻に敷かれている、典型的弱い亭主の姿だった。(続く)
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  1. 2009/10/09(金) 07:25:23|
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