結論! DVDメディアは日本製を使いなさい!


 結論。DVDメディアは日本製を買いなさい!
 一週間ほど前にまた一番安いDVDメディアを50枚買ってきた。1600円。1枚当たり32円になる。
 今までずっと使ってきた製品である。最初は10枚組を3セット買ってきた。それはエラーが出なかった。それでこの廉価な商品でも充分と判断した。次の30枚は5枚ほどエラーが出た。捨てるのももったいないしと思い、プリンタブルだったので猫の絵や雲南の風景等を印刷し絵皿のようにして壁に飾った。思えばまだ餘裕があったのである。エラーはわずらわしかったが安さの魅力にもあらがいがたかった。なにしろ同じような製品が1600円と5000円以上だから差額はおおきい。良質な日本製品50枚分で150枚買えるのだから多少のエラーは仕方ないと思っていた。しかし。

 今回のはひどかった。最初の10枚でまともに使えたのは3枚のみ。あと7枚がエラーである。これには頭を抱えた。
 chikurinさんは数年前に一年がかりでVTからDVDへの移植を済ませている。その話の中にエラー、ミス、失敗などは一切出てこない。まともなメディアを使っている人はダビングによるエラーとはどんなものかと知らない人もいるのだろう。うらやましくもあるが人間苦労して成長するからせっかくの苦労の機会をもったいないことをしていると思わないわけでもない。なんてことを思うはずもない。

 エラーにはいくつかのパターンがある。
 まずいきなり「このディスクは使えません」と出る場合。これは気楽だ。ポイと捨てられる。あきらかな缺陥品である。めったにない。
 この「VTをDVDに移植」というのは何年も前からやりたいと願いつつHDDレコーダを買う機会がなく実現しなかった。昨年暮れにやっと購入し、今年の春ぐらいから始めたことである。うまく一台にVHS、HDD、DVDと揃っているレコーダを安価で購入できたから買い時のタイミングとしてはよかったろう。
 数年前にパソコンでのDVDコピイにはトライしていた。このときにだいぶいきなり「使えません」のエラーが出ている。しかし当時はエラーの原因がメディアだとは断定できなかった。廉価な品から日本製品まで実験的に数多く使用している。なにしろもともと映像にあまり興味はないからレンタルしてきたコピイガードのかかったDVDをコピイすることに燃えているわけではない。そういうことが出来る時代になったらしい、そういうことが可能なフリーソフトがあるらしいということへの興味からやってみただけである。
 このときに最初の「メディアは高い製品が安定している」と学んでいる。太陽誘電なる奇妙な名前の会社がいかに優秀であるかを知ったのもこのころだ。
 CDやCD-RW、DVDにいきなりこの「このディスクは使えません」と出るとさすがに不愉快であるが、明かな粗悪品なのであろうとポイ捨てしてあきらめる。何枚も連続するメイカだと記憶して二度と買わないようにする。このパターンに関してはこれだけである。

 次に、いつの間にか録画が止まり「エラーが発生したのでダビングを中止しました」と出るパターン。これはけっこう傷つく。4時間のダビングを始める。仕事部屋からトイレに立つとき、ちらと居間にあるHDDレコーダの方を見る。ダビングが終っている。エラーに慣れないころ(こんなものに慣れたくないが)、「お、もう終ったのか」と思ったのだからおめでたい。まだ2時間しか経っていない。4時間のダビングが終るはずはないのだった。
 エラーが発生したのでダビングを中止したとメッセイジがあり、そのディスクは再生しようとしても(しようとすること自体がびんぼうくさいが)「これは再生できないディスクです」と表示される。記録面には半分ぐらい記録された跡がある。むなしいが捨てるしかない。これが第二のパターン。

 しかしこのふたつは最後のこれと比べたらまだ受けるショックもすくない。最悪なのは、すべてが順調に終ったのに最後の最後、ファイナライズ処理で「失敗」と出るパターンである。ダビングは順調に終り、DVDのタイトルを見るときちんと表示されているし、再生も出来る。このままこれを作ったSONYのHDDレコーダで使うだけならなんの問題もない。が狙いはどんなDVDプレイヤでも再生できる汎用使用なのだからファイナライズ処理は缺かせない。それをする。まともなら1分ぐらいで終る。20ぐらいある目盛りがひとつひとつ塗りつぶされるようにして進行してゆく。太陽誘電のメディアを使っていたときは一度のエラーもなく順調だったのでまったく気楽だった。安物メディアにしてからもほとんどうまく行ったし、たまにエラーが出ても、たまたまひどい素材なのであろうとあきらめられた。

 だが連続するとなると問題だ。ファイナライズ処理の20個の進行ボタンが順調に塗りつぶされて行く。なのに19個目で止まる。ドキっとする。「まさか」と思う。そのまま数分。もうだめである。まともなら全部が1分で終るのにこの最後の領域でもう2分以上停止したままだ。文字通り固唾をのんで瞶める。みのもんたに「ファイナルアンサー」と言われて待つ時間のようである。VTをHDDにダビングするのに6時間。それをCMやたまに紛れ込んでいる不要な番組、無録画部分を削ったりしての編集に30分(きちんとすると1時間かかるがそれほど真剣でもないので適当にやる)、HDDからDVDへのダビングが5時間である。合計12時間程の作業が無になるかどうかの瀬戸際である。そうして、出る黄色の文字。「ファイナライズ処理に失敗しました」「このディスクは再生できないディスクです」。そのあとに「確認」のボタンを押さねばならない。それは12時間の作業を0にすることだ。なかなか押せなかった。いやほんと。

 これを7枚連続でやられた。失った合計時間は丸三日以上である。もちろん機械にかってにやらせていて、私が直接関わった時間はたいしたことはないのだが、ここまで失敗が連続するとさすがに落ちこむ。
 それで私はこんなことも考えた。「もしかしてHDDのファイルに異常があるのでは」と。
 先日のノアの東京ドーム大会、テレ朝の橋本追悼。これを合わせて2時間半のDVDにしようと思っていた。これにエラーが連続する。最初はノアはまともに録れて橋本の部分でエラーになり止まっていた。橋本のファイルに問題があるのかと、これを最初に録りノアをあとにしたら、今度はノアのところで止まっていた。次はうまく行ったのだがファイナライズ処理で失敗した。ここまで失敗が連続するとノアや橋本のHDDファイルに問題があるのではないかと思えてくる。ここまで同じファイルで連続して失敗した経験がない。
 思えばこのHDDレコーダのHDDは購入してから酷使されている。録っては消し録っては消しの連続だ。バソコンのHDDで言うならデフラグをしないとボロボロの状態なのではないか。いま入っている番組をとりあえず全部DVDにダビングして一度HDDを初期化してやろう。そう思った。しかしそのダビングが出来なくて苦労しているのである。どうでもいいお笑い番組は消してもいいがやはりノアと橋本は消せない。

 日本製のメディアを買いに行くことにした。これで試せばDVDメディアがわるいのかHDDレコーダのファイルがわるいかの結論も出る。またかつて使った太陽誘電は50枚で一度もミスが出なかったので別格としても、SONYやマクセル、TDKでたまに出るなら、DVDメディアとはこんなものと割り切れる。なにより「太陽誘電を使えばいいのだ」という「いざとなれば」があるから気楽である。
 ビックカメラでマクセルを20枚買ってきた。しっかりと「原産国」を見た。もちろん「日本」である。どのメディアにもそういう表示がある。なんかこういう電子的な製品で「原産国」という言いかたがおかしい。
 太陽誘電のブランドであるThat'sはでっかく白地に赤の日の丸で「The 日本製」と謳っている。店内のビラにも「DVDは信頼できる日本製を」とあったから、この問題は私の思っている以上に深刻なのかも知れない。私はなんでも泣き寝入りタイプ(そういうものを買った自分の責任)なので店にクレームをつけたことはないが、気性の激しい人ならたとえどんな安物であれ商品として売った以上そちらの責任だ、と乗り込んで暴れるだろう。そういう問題を避けたいおおきな店が安物を置いていないことが理解できる。

 20枚入りが太陽誘電で3400円、やはり一番高い。マクセルで2600円、SONYは25枚入りで3000円、TDKはその真ん中。50枚で1600円のメディアを使ってきた身にはまぶしい値段である。思えば先日の秋葉原、「包装は富士フィルムですが中身は太陽誘電です。50枚で3980円。お買い得です」は、ほんとにお買い得だったんだなあと思う。太陽誘電の50枚パックは5900円だ。あれを買っておけばよかった、と思う。だがあれを買っていたらその後もダビングはスムースに進み、こんな挫折も迷いもなかったのである。やっぱり失敗って意味がある。(と書けるのはすべて問題が解決したあとに書いているからだろう。)
 太陽誘電は最後の砦として日本製品では一番安いマクセルを買ってきた。その差額700円でプリンタのインクをひとつ買う。しかし太陽誘電なる珍妙な会社の製品がSONYやマクセルより高いのだから知らない人が見たら混乱するだろう。マクセルなんて大切なレコードをダビングするときにしか使わない高級カセットテープのメイカだった。

 マクセルで何枚もエラーになるならHDDのファイルが悪いとわかる。その場合は一気にHDDを初期化しよう。ノアと橋本に未練はあるがしょうがない。いやHDDからVTに落とすという手もある。マクセルでもエラーは出たが結果的に無事出来たなら、日本製でもそこそこエラーは出るのだとわかる。その場合はこれからも安物路線と日本製品を併用してゆくのか。700円ぼっちを惜しんでマクセルでエラーが出て、もういちど太陽誘電を買い直すってのは痛いな。でもマクセルにそんなことがあるとも思えないし。いろいろ考えつつ家路を急いだ。

 結果。あれほどエラーの連続だったのにノアも橋本もすんなり録画でき、すなおにファイナライズ処理も終った。あまりにあっけなく苦笑するのみである。その他の番組も順調にダビング出来、願い通りHDDを初期化した。HDDのファイルにエラーはないとわかったがこの初期化はいい目に出るだろう。すべての原因は安物メディアだった。
 最廉価の品が1枚30円前後。平均的な日本製が1枚120円から150円。4倍から5倍値段が違う。1枚だとちいさな金額だが私の場合800本ほど移植するので2万4千円か10万円かの違いだからそう考えるとけっこうおおきい。しかし12時間の作業が無になるか有になるかと考えたら、この1枚につき120円の差額などどうでもよくなる。それはもう身をもって知った。ほとほといやになった。だからこそ決して負け惜しみではなく、エラー知らずの人よりは意義のある体験をしたと思っている。もうしたくはないけれど。
 これからは日本製メディアを使う。「原産国 日本」が基本だ。

 こんな形で日本製にこだわることになるとは夢にも思わなかった。というのはIntelであれAMDであれCPUはマレーシア製である。HDDはタイ製が多い。先日買った2.5インチは韓国製だ。MBは台湾製が圧倒している。キイボードやマウスは中国製である。
 「日本の会社のブランドパソコン」でも中身は多国籍だ。混じり合っている。「おれは日本製しか使わない。外国製は信頼できない。中でもSONYが好きでね。SONYしか買わない。富士通は大嫌い」なんてのはある種こっけいである。私はそれをSONYのノートを分解していたらHDDが富士通製で、Made in Thailandであることを知ったときに思った。違いはもう外見のみである。だからこそこのような消費メディアでいまさら「日本製」にこだわるとは思いもしなかった。

 と、こんな結論が出ました。
関連記事
  1. 2005/08/16(火) 04:42:34|
  2. 生活
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<新党立ち上げ──カメイの勘違い | ホーム | 通向けの佳作──「師匠」立川談四楼>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://moneslife.blog.fc2.com/tb.php/14-6c86946e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

fc2moneslife

Author:fc2moneslife
2001年に始めたサイトMone's World--http://monetimes.
web.fc2.com/の出張版ブログ【木屑鈔】Boku-setsu-shouです。
2005年からやっていたライブドアブログから引っ越してきました。
FC2のサイトは2007年から利用させてもらっていました。これでやっとサイトもブログもFC2で統一です。
メールは、moneslife2000
@kpe.biglobe.ne.jpまで。

最新記事

カテゴリ

未分類 (0)
大相撲 (32)
落語 (6)
生活 (85)
パソコン (78)
ことば (41)
読書 (29)
音楽 (50)
政治 (200)
テレビ (27)
インターネット (91)
漢字 (6)
オリンピック (11)
マスコミ (46)
NHK (2)
プロレス (6)
世相 (91)
総理大臣 (7)
映画 (21)
スポーツ (8)
園芸 (3)
将棋 (71)
Jazz (7)
競馬 (20)
芸能 (32)
旅行 (10)
格闘技 (4)
漫画 (14)
橋下徹 (16)
タバコ (4)
Rock (2)
中共 (11)
宗教 (9)
週刊誌 (7)
皇室 (9)
地震 (39)
台湾 (5)
石原慎太郎 (10)
CM (2)
きっこ (23)
地デジ (7)
朝鮮 (23)
国民栄誉賞 (2)
ツイッター (8)
女子サッカー (1)
野田聖子 (9)
訃報 (10)
ブログ (11)
飲食 (11)
電王戦 (2)
竹島 (9)
靖國神社 (6)
デヴィ夫人 (6)
酒 (4)
節電 (1)
ホッピー (5)
小沢一郎 (9)
Windows8 (2)
たかじん (5)
島耕作 (1)
物品 (3)
テレサ・テン (2)
選挙 (8)
佐川急便 (8)
猫 (1)
白川道 (1)
サヨク (14)
麻雀 (1)
郵便 (1)
通販 (1)
Asus Memopad (1)
文章 (2)
携帯電話 (1)

月別アーカイブ

カテゴリ別記事一覧

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する