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マンガ考──「大相撲」と「将棋」はマンガ原作に向いてない

 その1──漫画原作の王者ボクシング
 
 少年向けスポ根マンガの原作として相撲は向いていない。「スポ根マンガ」とは多少ちがうが、「戦いもの」として括るなら、将棋もこの「向いてない原作」に入る。それは王者であるボクシングと比較すると明らかだ。
 ボクシングが今も昔も王者であるのはなぜか。「戦いもの」の基本である「敵のステップアップ」に最高のジャンルだからである。
 まずはデビュー戦。相手はデビュー前から話題の選手だったりする。アマチュアのエリート。対してこちら、主人公は無名の新人だ。でもやがて世界最強になる逸材なのだが。
 このデビュー戦だけで充分に盛りあがる。引っ張れる。熱戦の末に勝つ。第一関門突破。次は東の新人王戦。ここではデビュー戦の時、無名ながらすさまじい勝ちかたをして話題になったのが相手になる。また盛りあがる。これも突破。東の新人王。次は東西対決の新人王戦。デビュー戦の相手だったアマチュアエリートが、アマチュア時代唯一負けた相手だったりする。「ヤツの××に気をつけろ」と、今は主人公を応援してくれているアマチュアエリートが忠告に来てくれる。このとき「××」に謎を絡ませることも出来る。謎めいた「××」とは何なのか。この「かつての敵が味方となって関わってくる」もボクシングマンガの醍醐味だ。つまり一期一会。ステップアップするたびに過去は懐かしい風景となって行く。こうして日本チャンピオン、東洋チャンピオン、最終目的の世界チャンピオンと、「よりスケールアップしたあたらしい敵」と戦いつつ進行するのだから、まさに原作の王者である。世界チャンピオンという最終目的が明確にあり、減量という地獄も絡められる。子ども心を刺激する必殺技を使えるのも長所だが、私はこの「過去の対戦相手が次の対戦相手の引き立て役になる」というスパイスも大きな魅力と思う。「熱戦を繰り広げ、試合後は互いを認めあい親友となったアイツが、廃人にされた」のような形で過去の登場人物もストーリィに寄与して行く。
 以下のリンクは「好きなボクシング漫画ランキング」。http://ranking.goo.ne.jp/ranking/026/boxing_comic_male/
 「はじめの一歩」が1番人気。上に書いたボクシング漫画の王道を真っ直ぐに歩いている。私がいちばん好きなのは「がんばれ元気」だが、これは「あしたのジョー」のアンチテーゼとして作られたものだから──たとえばジョーに対抗して経済的には恵まれていることにした──「ジョー」の偉大さは否定できない。対して、さすがに「リングにかけろ」は連載時に成人していたので、あの荒唐無稽さは楽しめなかった(笑)。でもああいう必殺技で燃える子ども心はわかる。私がいちばんそれで興奮したのはプロレス漫画の「タイガーマスク」になる。プロレス漫画もボクシングに負けず劣らず少年スポ根分野の王者だが、チャンピオンのランキングがボクシングのようにシビアでないし、減量の苦しみのようなサイドストーリィが使えない。逆にタイガーマスクは躰のちいさいことで悩んだ。これは星飛雄馬の球質の軽さの悩みに通じる。
 高橋留美子やあだち充の作品は、「ジョー」にあった血腥さを否定してラブコメ風にした軽い乗り。まったく異なる作風ながら、ここでもまた「ジョー」は無視できない。
 ちばあきおの「チャンプ」がずいぶんと下のほうだが、知っているひともすくなくなったのか。彼らしい派手なことをしないシリアスなボクシング漫画だった。
 同じような形で「野球」も王者側だろう。ボクシングが横綱なら、プロレスと野球は大関か。野球も、とにかく少年スポ根漫画の盛りあがりは「一期一会」だから、プロ野球よりも「甲子園もの」が向いている。これもボクシングと同じように、地区予選、県大会、甲子園と「ステップアップする世界」が使える。
 「巨人の星」は、けっきょくのところ「子離れ出来ない父親」との関わりを含め、「必殺技とそれを破る新技」の繰り返しだったから、ストーリィの本筋は、野球漫画というよりプロレス漫画にちかい。梶原一騎らしい結末の悲劇も共通している。(続く)
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  1. 2014/10/20(月) 22:22:10|
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