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旅話──中国在住白人との不快な体験①──シナのオンボロバス

 支那の片田舎。定員20人ほどのオンボロマイクロバス。定期便。ほぼ満員。車内には禁煙の張り紙があるが、おかまいなしの煙もうもう状態。客はもちろん運転手自ら喫っている。これら定期便の車輌は個人の持込み制。バスのオーナーである運転手が喫っているのだから車内喫煙は野放し状態。タバコ嫌いのこちらは窓を開けて対抗するしかない。しかし山岳地帯なので30分毎に天気が変わる。爽快な青空が拡がったかと思うといきなりの雷鳴と豪雨。ワイパーが利かないほどの激しい降りだから窓から吹きこんでくる雨と風も半端ではない。いくら煙くても閉めねばならない。開けたり閉めたりいそがしい。この地ではまだまだ喫煙者が強い。我慢するしかない。近年窓の開かない大型冷房バスも増えてきた。さすがにそこでは禁煙が徹底されている。しかしまだまだ数が少ない。運賃も五割増しになる。今回の路線だと日に8本ある内の2本だけだった。金は惜しくないが、8時半に駅に着き、12時まで待つのはきつい。早いほうがいいだろうと9時半のこれに乗ったらこんなことになった。煙くていられない。12時まで待つべきだったか。ここのところずっと大型の冷房バスだった。この種のオンボロマイクロバスに乗るのは十年ぶりだ。さすがに禁煙張り紙の下での車内喫煙はなくなっているのだろうと思ったが甘かった。

 おまけに携帯電話だ。支那語で手机。中共の簡体字は「機械の機」も「机の机」もみなキは「机」で統一してしまった。「手機」なら文字的にも意味的にも「携帯電話」よりも簡便でストレートですぐれている。何であるかも想像しやすい。ついでに支那語で「手紙」は尻拭き紙ね。でも「手机」では日本人には「机」のイメージが強すぎる。以前このブログで、「支那では麺も面も面に統一してしまったので、面食いに引っかけた麺好きの〝麺喰い〟という日本的漢字遊びが支那では出来ない」と書いたことがあった。日本の当用漢字、常用漢字という漢字制限による弊害も大きいが、支那の漢字統一多くの矛盾を含んでいる。
 支那は広く荒れ地が多く、電線敷設には金がかかる。だからついこのあいだまで電話は金持ちだけのものだった。それが電線いらずの携帯電話が安くなったものだから、その普及度合は日本以上だった。まさに猫も杓子も状態。そしてかつての日本がそうであり、電車の中がうるさくてたまらなかったように、支那はいま田舎者が携帯電話で話せることがうれしくてしょうがない時期だ。地声がでかく、うるさい支那人が携帯電話で喚き散らす。ふつうに話していても怒鳴っているようなあの連中が閉ざされた狭い空間のオンボロマイクロバスの中で、15人の客の内6人もが一斉に携帯電話で喚いているのだから並の騒音ではない。気が狂いそうになる。しかしそれもこれもこの地に来たのだから我慢せねばならない。いやなら来るな、だ。それが道理。こんなところに来ている私がわるい。あと8時間の我慢だ。客のみばかりか運転手が運転しつつ携帯電話で喚き散らし、対抗車を危うく避けているのが、前部の座席なのでよく目に入り、その度に肝を冷やす。そうでなくても羊腸している狭い山岳路なのに、なぜかこの運転手は中央車線を跨ぐようにして走る。ぶんぶん飛ばす。急カーブの向こうから悲鳴のような警笛を鳴らしつつ突如現れる対抗車に、なぜかこちらも喧嘩を買うが如く警笛を鳴らしつつ突進し間一髪で擦れちがう。生きている気がしない。その瞬間だけタバコの煙の煙たさを忘れられる。

 他の乗客はみな平然としている。携帯電話で喚きちらしたり居眠りしたり運転手の雑な運転を気にしていない。しかしこの運転と喚きの中で熟睡できるのもまたすごい。冷や冷やしているのは私だけだ。といって私だけが特別に神経質というわけでもない。実際これらのバスは頻繁に事故を起こし、断崖絶壁を転げ落ちて死傷者多数という事故をよく起こしている。それほどひどい道路なのだ。以前はなかったが、さすがにこのごむろはガードレールが出来てきた。死傷者多数の事故は、この15年、たまに来るだけの私でも20回以上知っている。てことは毎日のように起き、毎日多数が死んでいるのだろう。よって切符を買うときは必ず保険も買わされる。すでに切符に附いてくる。日本円で1200円ほどの切符購入の際に強制的にプラスされる200円ほどの保険は、果たして死亡したときどれぐらいの金額をくれるのだろう。異国からの旅行者である私にもきちんと支払われるのか。それは誰が受けとるのだ。これらのバスで死んだ支那人を何人か知っている。いくらもらったのだろう、今度遺族に尋いてみよう。たしかなのはバス事故で保険太りしたヤツはいないということだ。金持ちのクルマに撥ねられて息子が死に、親がその補償金で家を建てた例はひとつ知っている。輪禍で死ぬならバスではなく金持ちのクルマがいい。

 携帯電話片手の雑な運転に脂汗を浮かべ手摺を握り締めている私は支那の事情を知らないのではない。事情をよく知っているからこその脂汗なのだ。平然としている連中が無智なのである。彼らの情報源はテレビだけだ。山岳路でバスが転落して10人死んだなんて〝些細なこと〟は支那のテレビニュースではやらない。地方紙の片隅には載るような気がするが見かけたことはない。私はこの地に関わってもう15年になるがまだ新聞を読んでいる人間を見たことがない。まして読書なんてとんでもない。私が待合室で文庫本を読んでいるとなにをしているのだと何人もの支那人が覗きに来るほどだ。
 
 ここで死ぬわけには行かない。事故が起きてバスが転落を始めたら、自分だけでも窓から飛田して生き残る気でいる。乱暴な運転と携帯電話騒音の中、のんびりと寝ている山岳民族のオババは、そうなったとき死ぬだろうが、私は飛行機墜落事故でも唯一生き残ったデューク東觶のように咄嗟のときにも身を守る姿勢を取りぜったいに生きのびるのだ。ここでだけは、こんな事故でだけは、死にたくない。(続く)
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  1. 2014/09/26(金) 04:51:34|
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