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タイのチェンライで地震連続──チェンマイで知った阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件

 5月5日朝5時18分の地震は、比較的地震に平気な私が久々に恐怖を感じるものだった。

 ところが知人のブログを読んだら、当然彼は寝ている時間だから、ベッドの中で「ん? 地震か? なんとか治まったな、たいしたことない、眠い」というレベルだったらしい。関西人の彼がすっきり起きていたらかなりびびるほどの揺れだったと思うのだが、寝ていたらそんなものか。

 翌日、タイの地震を知る。



 タイ北部チェンライで地震約60回、M5以上7回 余震か
2014年5月6日(火) 11時16分

 タイ気象局によると、5日午後6時にマグニチュード(M)6・3の地震が発生したタイ北部チェンライ県で、6日午前8時までに余震とみられる地震が約60回発生した。

 このうちM5以上は7回で、最初の地震発生から1時間半以内に3回、6日午前4時から8時にかけ4回、発生した



 5日の文章に「地震のほとんどない国から来たひとには文字通り〝驚天動地〟の衝撃だろう」と書いた。フランスから来た知人が初めて体験する日本の地震に恐怖の叫び声をあげたことを思い出す。フランスからドイツのあたりは世界でも最も地震のすくない地域だ。そりゃこれまた文字通り「磐石不動」のはずの大地が揺れるのだから、生まれて初めて味わう恐怖はいかほどのものであったろう。その気持ちはわかる。

 タイも地震はすくない。私はタイで地震を経験したことがない。滞在した月日を合計すると4年ぐらいになるのだが一度もない。なのに5日の午後6時に大揺れがあり、その後もマグニチュード5以上が7回、餘震が60回もあったのだからチェンライの人々は怖かったことだろう。餘震60回にこの世の終りと死まで覚悟したひともいたのではないか。 



 私は阪神淡路大震災のときタイ北部のチェンマイにいた。 
 チェンライはチェンマイよりさらに180キロほど北のミャンマー寄りになる。長期滞在はない。長くても一週間程度だった。レンタカーやレンタルバイクで何度も走った。チェンマイから3時間ぐらいか。かなりの山道である。チェンマイ・チェンライとペアで考えそうだが、ちょうど、もろに「一山越える」形なので、交通の発達していなかったむかしはその山によってかなり距たっていたのだろう、けっこう文化がちがう。チェンマイ美人、チェンライ美人もびみょうにちがう。

 タイ語で地震はペンディンワイแผ่นดินไหว。日本人であるからかなり早い時期に学習した単語だ。およそ日本で発売されているカセットテープ附き、CD附きのタイ語教本はぜんぶ買ったが、そのどれにもペンディンワイは載っていた。それだけ日本人にとっては身近な単語なのだ。それはすぐに覚えた私にも言える。私が地震をほとんど経験していなかったらスッと入っては来なかったろう。また日常でよく使うディン(大地、地面)がワイ(揺れる、動く)ということで、覚えやすい単語でもあった。と書いて思う、タイでだけ発売されているタイ在住の日本人が作った教科書もみな買ったが、それにはあったかどうか? たぶんあった。日本人だと「じ」の項目で(本来は〝ぢ〟だが)すぐに「地震」を思いうかべてしまう。

 タイ語の勉強を初めてかなり早く覚えた「地震というタイ語」ではあったが使う機会はなかった。だって地震がないのだから。こちらが口にすることもないが、耳にすることもなかった。その機会がない。
 1995年1月7日、朝の9時、親しいタイ人から何人も「ユキ、日本で大地震があったぞ、知ってるか!?」と話し掛けられた。初めて聴くタイ人のแผ่นดินไหวだった。テレビのニュースで知ったらしい彼らの険しい表情から並の地震ではないとわかった。それであの大惨事を知った。

 羽生六冠が七冠完全制覇を目ざしたこの年、被災した谷川が意地を見せて王将位を防衛したのだった。

 二ヵ月後、3月20日に今度は地下鉄サリン事件が起きた。このときも私はタイにいた。といって居続けではない。帰国してまたソンクラン(水掛け祭)を愉しむためにやってきたのだ。この事件は、地震とちがって日本人が初めて遭遇する毒ガステロだったので、異国にいた私にはよく理解できなかった。興味を持って教えてくれようとするタイ人もまたわからなかった。これまた歴史的殺戮の大事件である。思えば1995年の冬から春はこんな大事件が連発したのだった。





 地震を想定していないから、あちらの建物にはやくざなものが多い。それはそれでしかたない。地震はないのだ。万が一のそれを想定して基礎を堅固にしたりする発想はない。地面の上に、置いたようにポンと建っている。崩壊したものも多いのではないか。すっかりタイ関係のサイトとも疎遠になったが、今日はチェンライ在住の日本人ブログでも探して被害状況を確認してみよう。

「関西人は地震慣れしていないので、地震に悲鳴を上げる。平然としている関東人をかっこつけていると批難する」と書いた。これは事実だ。でも阪神淡路大震災以降関西人の感覚も変ったにちがいない。
 これだけの揺れと餘震が続いたら、チェンライのひとびとの感覚も変ることだろう。家を建てるとき、基礎工事をしっかりするようになるのではないか。「災害で学ぶ」のはかなしい学習だが、それが人間の歴史でもある。

---------------

【追記】──検索してみた

 こちらに被害写真等が掲載されています。思った通り家屋の崩壊が多く、また道路の地割れ陥没も多々あったようです。人身事故はすくないようで、それが救いになります。 



【追記.2】──史上初の出来事

 タイの地震観測史上初の出来事なのだとか。いままでタイではこんな地震が記録されたことはないのだ。ということはチェンライの70歳、80歳のお年寄りにとって、「生まれて初めて知る恐怖」だったことになる。そしてそれが大地震一発ならともかく、これでもかと餘震が続き、そこに今度こそ決め手のような感じでデカいのが混じる。いかほどの恐怖だったことだろう。一晩中眠れず、心労による心臓麻痺で亡くなったかたもいたのではないか。

 地震になれている私がチェンライにいたなら、そういう恐怖にふるえるひとたちに「だいじょうぶだ、気を強く持て、もうすぐ治まる」と声を掛け、誘導できたように思う。「地震に慣れている」なんてなんの自慢にもならないが、こんな時には役だったはずだ。 心優しいタイのひとびとが恐怖に震えたとき、役立てなかったことが悔しい。現地にいた「地震に強い日本人」は、パニックになりおろおろするタイ人を励まし、勇気づけて感謝されたにちがいない。
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