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北の湖、貴親方ら11人届け出 理事候補選
公益財団法人に移行する日本相撲協会は30日、新法人の役員候補を決める選挙の立候補を受け付けて、定数10人の理事候補に11人が届け出た。移行前の方式を含めて3期連続で投票が行われることが決まった。
理事候補選に立候補したのは届け出順に、出来山親方(元関脇出羽の花)、尾車親方(元大関琴風)、千賀ノ浦親方(元関脇舛田山)、松ケ根親方(元大関若嶋津)、九重親方(元横綱千代の富士)、貴乃花親方(元横綱)、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)、現理事長の北の湖親方(元横綱)、八角親方(元横綱北勝海)、友綱親方(元関脇魁輝)、鏡山親方(元関脇多賀竜)。
定員3人の副理事候補選には、現職の玉ノ井親方(元大関栃東)のほか、初出馬の井筒親方(元関脇逆鉾)、芝田山親方(元横綱大乃国)の3人が立ち、無投票で決定した。
投開票は31日に行われ、当選者は新法人で役員の選任権を持つ評議員会の決議を経て、正式に就任する。
[2014年1月30日12時39分]
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九重親方が新理事候補選で落選
日刊スポーツ 1月31日(金)15時15分配信
九重親方が新理事候補選で落選
日本相撲協会は31日、東京・両国国技館で新理事候補選挙を行い、10人の新理事候補を選出した。
定数10人のところ、11人が立候補し、九重親方(元横綱千代の富士)が落選。現職の北の湖理事長(元横綱)らが当選した。
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右の人気記事ランキングで突如1位になっているように、昨日はこのテーマにアクセスが殺到した──あくまでもわたしレベルですが(笑)──らしい。一日に合計1000アクセスぐらいのブログなのに、そのことだけで2700もあったのだから、それなりに話題になったのだろう。相撲好きとしては、このことにまだそれぐらいの価値があるのかと、うれしい気分になった。 でもまあ千代の富士落選におどろき検索してここに来るひとは、かなりの好角家だろう。一般的にはどうでもいいニュースだ。
私が左の文を書いたのは2012年1月30日のようだ。ちょうど2年前。
私は八百長横綱千代の富士が好きではなく、彼の現役時代からかなり手厳しく批判してきたのだが、そこで何度も書いているように、彼は弱いわけではない。強い。圧倒的に強い。ただ、そのことを利用して政治力を使いすぎた点に好感が持てないのである。
しかしまた千代の富士がそうして長期安定政権を築いた時代は、大相撲は賑わい、協会のふところはうるおった良き時代でもあった。経済的には彼は最高の横綱だった。
つまり、ただの相撲ファンである私は好き放題に千代の富士を批判するけれど、その実績と流れから、結果として、やはり千代の富士が次の理事長になる、なってしまうのだろうなあと思っていた。なのにこの様である。
他の親方の顔触れを見るがいい。大横綱は北の湖と貴乃花だけだ。なのにその他の連中に、あの千代の富士が負けて落選したのだ。しかも──ここが重要だ──他の親方が弟子育生に実績がないのに対し、千代の富士は大横綱として唯一大関を育て──チヨスだけど(笑)──今もぞくぞくと有望新人力士を送りこんでいるのである。横綱としての実績も、いまの親方としての実績も文句なし。他の10人を引き離している。なのに落選。いかに人望がないことか。
みんな八百長横綱千代の富士のお蔭でいい思いをした。あの時代、理想的な形で金が循環した。栄誉栄華を手にする千代の富士も、八百長をとりしきる板井のような中盆も、本気でやっても勝てる可能性などほとんどない千代の富士に金を貰って負け役になった下位力士も、みんながいい思いをしたのだ。なのにその過去の思い出を断ち切ってまで落としたのだから、ほんとにほんとにこのひとは人望がないのだろう。ドケチでどうしようもない、侠気がないとは伝え聞いている。それは品格のない顔にも出ているが……。
そして今回のメンツ、注目すべきは弟分の北勝海が理事になっていることだ。こちらは千代と比べると地味だが人望があった。でも兄弟子に遠慮して表にはでてこなかった。そこももう割り切ったようだ。この流れは止められない。
親方衆はみな、「あれはいい時代だった」と思いつつも、今の厳しい現実を省みて、「でもあんなことをしていたら、大相撲が潰れてしまう」と判断したのだろう。時代を感じる象徴的な出来事だった。
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- 2014/02/01(土) 05:30:18|
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