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インターネットラジオの愉しみ──Smooth Jazz考──Abusolutery Smooth Jazz-Sky FM讃歌

 PCに向かいながらいつも音楽を流している。最近はSmooth Jazzばかりになってしまった。ぎっとぎとのBluesばかり聞いたいたむかしなら「こんな腑抜けな音楽!」と拒んだろうに、変れば変るものである。しかしそれでもそれなりのこだわりはある。



「ジャンルに貴賤なし、されどジャンル内に貴賎あり」とは「私、プロレスの味方です」当時の村松友視さんの名言だ。他スポーツファンからのプロレス蔑視に「ジャンルに貴賤なし」と「野球、サッカー、ボクシング、プロレス、それらに貴賎はない」と反論しつつ、それらすべてのジャンル内には、感動に価する試合や唾棄すべき試合もあり、そこには「貴賎あり」と喝破したものだ。



 Smooth Jazzとひとことでくくると、ヘビーなJazzファンからはお気軽なEasy Listeningと蔑まれそうだが、それはそれで認める。だって私は軽く快適なものでないとBGMに出来ないし、BGMで興奮したりしていては仕事にならないから、それがそうであるのは事実なのだ。そういう用途でいま世界中で支持されているのだろうし。
 たとえばまともな本屋のBGMはクラシックと決まっている。でもSmoothJazzなら代役が適いそうだ。「まともな本屋」とは本や文房具を売っているだけの店である。<TSUTAYA>のような複合店はレンタルビデオやレンタルCDが一緒だから、本屋でもJ-popなんてのをガンガン鳴らしていて、私はそれがうるさくてあの種の店には行かなくなってしまった。いや今も必要なときには行くが、急いで用事を済ませて逃げるように帰ってくる。本屋の中であんな騒々しいものを流されてはたまらない。もちろん好きなひとには、本も読めて好きな音楽が聴けて二重に楽しいんだろうけどね。



 さてSmoothJazz内における「貴賎」の話。
 CDをよく買ってくる。図書館でも目にすると借りてくる。いいものを繰り返し聞くのもいいが、とにかくたくさんのものを耳にしたい気持ちがある。私はCDを買ってきてもすぐにPCの中に挿れてしまいmp3で聴いているのだから、だったらもっと安いDownload購入をしたらいいと思うのだが、それが出来ない。現物のCDが欲しい。ジャケットの魅力もあるし。そういう意味じゃむかしのニンゲンである。
 そんな中にはずいぶんといいかげんなものも多い。いわゆるcompiアルバムだ。掘り出し物があるかもと安物のそれを買うこちらにも責任はある。ヒット曲をイージーに演奏しただけ。サム・テイラーの吹く演歌みたいなものだ。いやいや、あれはあれでコンセプトがあったから、あれと一緒にしたらサム・テイラーに失礼か。日本のジャズマンはみな彼を嫌ったし、彼も商売と割り切ってやったのだろうけど、あれはあれでサックスという楽器の官能的な魅力を日本人に知らしめた意味で、それなりの価値はあったろう。演歌のこぶしと吐息を表現するのに一番適した楽器はサックスだった。たしかに最も人声にちかいんだろうな。
 売らんかなと、そういう粗雑な「サックス名曲集」のようなモノもみな今、「The Best SmoothJazz30」なんて題しているからタチが悪い。
 
 私は「歌のない歌謡曲」と揶揄される松居慶子の音楽を長年聴いている。そういう評価よりはずっと上質のものと思う。ただひさしぶりに良質のSmooth Jazzを聞いた後に耳にすると、アメリカで成功するためにはしかたないのだろうが、オリエンタリズムというか、アメリカ人の思うオリエンタリズムのようなものを強調しているのが鼻につく。つまり、なんというか、アメリカ製忍者映画で感じる違和である。だから、それはそれなりに認めるが、ジャンルの貴賎で上位にはおけない。



 とまただらだら書いていると際限なく長くなるので先を急ぐ。
 私の音楽リスニングは、ここのところインターネットラジオのSHOUT cast Radioが多い。数年前にも朝から晩まで聞いていたから復活である。これは私の愛用ソフトであるMedia Monkeyでも、縁を切ったiTunesでも聞けるが、昔から私がこれを聞くのにいちばん愛用しているのはWinampだ。今回もこれで聞いている。

winamp



 インターネットラジオで音楽を聴くようになったのはいつからだったろう、2005年からか。そうだ、思い出した、私は2005年に引っ越し、そこでやっとADSL回線に出来た。そのことによってインターネットラジオを聞くことが可能になったのだった。それまでの接続ではぶつ切れで快適に聞くことは不可能だった。

 最初はもの珍しくいろんなジャンルを聞いてみたが、やがて当然のごとくJazzとClassicしか聞かなくなった。まあ文章を書く際のBGMだから当然だ。本気で没頭するときは音楽も止めてしまう。

winampgenre

 ジャンルはこれだけある。いま私の聞くのはこの中のJazz部門だけであり、そこからもまた絞られている。
 長年毎日のように聞いているのはAbusolutely Smooth Jazz--Sky FMである。

skyfm

 PCに向かって作業しているときはいつもここの音楽を流していた。SmoothJazzの智識が次第に増えてくる。私がJ-waveのプロデューサーであるM先輩から試聴版CDを貰って愛聴していたJonathsan ButlerやEarl Klughが、この分野では私の思っているよりもずっと大物らしいと知ったのもこのころだ。彼らを聞いたのは運転するときのBGMだったし、日本で彼らの熱烈なファンと接することもなかったので、まことに失礼ながら私は彼らを小物だと思っていた。大物と言えばGeorge Bensonだった。そこから勉強し、CDを聞き、PCの中に「Smooth Jazz」というジャンルで蒐集して行き、それなりに私も語れるぐらい智識を得た。



 今回、数ヵ月前から、自分のPCの中の曲ばかり聴いていては井の中の蛙になってしまうだろうとひさしぶりにインターネットラジオ──Sky FMを聴き始めた。すると、「ほとんどの曲がいつも聴いているのと同じ」なのであるる。

 私がいま自分のファイルから適当に選別して流すのは、たとえば前記のJonathan Butler,Earl Klughであり、Paul Brown,Jessy J,Acoustic Alchemy,Bob James,Chris Botti,Fourplay,Norman Brown,Peter White,Rick Brown,The Rippingtonsあたりだ。

 このSky FMからは、彼らの音楽ばかりが流れてくる。この他、あと10人ぐらいの音楽が頻繁に流れてくるのだが、それもみな保っているから、Sky FMは私にとって極めて快適なSmoothJazzラジオ局だった。毎日24時間私の好きな何千曲の中から好きなものを選んで流してくれるようなモノなのだ。

 私は自分の気に入っているものを集めてまとめ、それをシャッフルして聞くようなことはしない。再生ソフトFittleからアルバムとして流す。そのままにしておくとAcoustic Alchemyのアルバムが5枚でも10枚でも有る限り流れてくる。さすがに数枚聞いたらミュージシャンを替える。
 ところがこのSky FMの快適さは、ほとんどぜんぶが私の保っているアルバムとはいえ、ミュージシャン30人(30組)のアルバム150枚から、1曲ずつ適当に取りあげて流してくれるようなものである。これは快適だ。

 知らない曲、保っていない曲なんて、まずめったに流れない。私は自分のSmoothJazz蒐集もラジオ局と並ぶほどになったかと満足しつつ、まるで専属DJがいるようだとほくそ笑み、しかしこれでは見知らぬ曲を知ろうとラジオを聞く意味がないなあなどと傲慢なことを思ったりした。



 長々と書いてきて、やっと今日書きたかったこと。
 今日、それこそ最初の頃は聞いていたが、やがてSky FM一辺倒になったので長年聞いていなかったSmoothJazzの他局、The Jazz Groove.comというのを聞いてみた。

thejazzgroove
 
 するとそこでは私の見知らぬ曲を数多く流れていた。3曲に1曲は「これ、誰が演奏してるの!?」と確認のために文章を書く手を休めWinampを開くほどだった。印象的な曲はメモするようにしているので、こうなると気楽に聞きながすBGMではなくなってくる。

 そうそう、これも大事。書いておかないと。ここではOscar Petersonも流していた。Smooth Jazz専門局で聞くオスカーもうれしかった。Sky FMがSmoth Jazzと呼ばれるジャンルが確立されてから(Grover Washington Jrの「Winelight」がヒットした1982年ぐらいか)の作品を流しているのに対し、こちらはそれ以前のJazzでもSmooth Jazz的要素をもった作品はそう解釈して流しているようだった。たしかにオスカーのその種の作品は薄っぺらなKenny GあたりよりもSmooth Jazzとしても優れている。

 と書いている今はGrant Greenが流れている。やるなあ。そうか、Grant GreenのギターはSmooth Jazzとしても通用するのか。さっきはWes Montgomeryだった。まあ、Wesはどこでも流れるけど。「Smooth Jazzのギター」と言ったらイコール「オクターブ奏法」だから、そりゃ元祖のWesは流れる。オクターブ奏法だと速いフレーズは弾けないけど、音に厚味と深みが出る。Easy Listening的なSmooth Jazzには速さは必要じゃないから、オクターブ奏法が主流になったのは自然な帰結だった。あまりにギターがそればかりなのですこし食傷気味(笑)。
 Smooth Jazzのサックス方面の創始者がGrover Washington Jrだとすると、ギターはもちろんGeorge Bensonになるけど、その前にWesがオクターブ奏法というもので土台を築いていたことになる。



 インターネットラジオでSmooth Jazzを聞くようになった頃(Smooth Jazzそのものは1990年代から聞いている)、Sky FMから流れてきたPaul Brownの「Wine light」に衝撃を受けた。サックスの名曲をギターでここまで再現できるのかと身震いするほど感激した。いまいちばん好きな女性サックスプレイヤーJessy Jを知ったのもここだった。

 そこからSky FMに惚れこみ、SmoothJazzに耽溺し、Sky FMで耳にした名曲を蒐集するようになる。私はその行為、流れを「SmoothJazz全般が好きになった」と解釈していたのだが、そうじゃなかったことに今回やっと気づいた。

 私はPalu Brown的なSmoothJazzを求めて「Absolutery SmoothJazz-Sky FM」を聞いていたのだが、「Abusolutery Smooth Jazz-Sky FM」とは、「Paul Brown的なSmoothJazzを流す局」だったのである。

 Paul Brownは今でこそギタリストとしても名高いが、もともとは辣腕の音楽プロデューサーである。この局で流れているアーティストの多くは彼がアルバムプロデュースをしている。Jessy Jも彼が発掘して育てた娘のようなものだ。私がJessyの冗舌でないサックスプレイが好きなのも、ひとつひとつの音を考えぬいてむだにしないPaulの教えによるものだろう。だったら私が彼女を好きになるのは当然だった。幼稚なたとえだが、大きなスーパーに行って鮮魚コーナーはあるかなと思ったら、あるどころかなんと店内全部が魚売場で魚しか売っていない。魚好きの私は大感激した。しかしそれはスーパーではなく大きな魚屋だったというオチのようなものだ。魚屋なのだから魚ばかりなのは当たり前である。
 YouTubeにあるSky FMのライブ映像からも、Paulはここの経営者?でもあるのだろう。



 The Jazz Groove.comは、Abusolutery SmoothJazz-Sky FMとは選曲の傾向が違う。私の知らないSmooth Jazzの名曲が次々と流れてくる。なんとも新鮮だ。Sky FMの選曲があまりに自分の所有しているものばかりなので、「おれはもうSmooth Jazzの名曲と呼ばれるものを網羅してしまったのか!?」とゴーマンかましたのが恥ずかしい。これからまた初心に戻って勉強できそうだ。

kanren6 YouTubeのPaul Brown{Winelight}
 
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