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ツイッターやブログの動機は9割9分卑小な自己アピール???──反論したいが、やはりそうなのか……

ブログ再開してみて改めて思うのは、ブログにしてもツイッターにしても、「こんなこと思ったオレかっこいいでしょ」「こんなこと考えてるオレってすごいでしょ」「こんなことに気付いたオレさすがでしょ」と卑小な自己アピールをすることが、動機の9割9分まで占めているということ。違うって否定できる人どれだけいるのか。

---------------

 これは競馬予想家水上学さんのブログにあったコトバ。9月10日の項目にある。自分の知らないこの二ヵ月の競馬の様子を教えてもらおうと読みに行き、目にした。私が教えてもらおうと思ったこの二ヵ月の競馬だが、水上さんは体調不良でほとんどブログを書いていなかったらしく、再開に当たってのことばだった。

 このあと《だがそれは一概に悪いことでもないと思う。私の場合は完全にストレス解消になるし。吉田兼好の昔から、言いたいことを言わないのは「腹ふくるるわざ」なのだ》と続いていて、「一概に悪いことではない」「自分もそうだ」としているが、それは主旨である冒頭の解釈の肯定である。ツイッターやブログをやっているひとの動機の9割9分がどうしようもない卑小な自己アピールなのだが、自分もそのひとりだし、それでいいのだ、という論旨であり、これは「おまえらみんなクソだよ」と言った後、「クソでもいいじゃん」「おれもクソだし」と言っているわけで、「おまえらみんなクソだよ」が否定されたわけではない。むしろ強調になっている。



 だけど、う~ん、そうかなあ。
 私はもう十数年サイトと、8年ほどブログをやっているが、《「こんなこと思ったオレかっこいいでしょ」「こんなこと考えてるオレってすごいでしょ」「こんなことに気付いたオレさすがでしょ」と卑小な自己アピール》のためにやっているのだろうか。9割9分までがそうだと水上さんは言うから、残り1分だと主張するのには勇気が要る。

 私の場合、最も大きな要素は「オレはこのときこんなことを思っていたという記録」の意識である。
 しかしそれは「だったら日記に書いておけばいい」と言われるだろう。その通りだ。もう20年ほど、日々の記録をPC日記に残している。それで完結すべきであり、それを世に問うのは「卑小な自己アピール」である。

 元々私のホームページとは、私の日記を30人ほどの友人に公開し、それに関して掲示板に意見をもらったりする形で始まった。いわばコミューンである。ログインのパスワードを設定し、見知らぬひとに読まれないように気を遣った。「ひとりでも多くのひとに自分の意見を読んでもらいたい」という意識で始めたものではない。
 そのホームページだけだったら「私は残りの1分である」と反論できるのだが、今はこのブログがある。友人30人を対象に始めたホームページは今もそのままであり、本店だが、支店であるこのブログには毎日千人ぐらいのひとが来てくれるようになった。私はその見知らぬ970人のひとが、どの文章を気に入ってくれるかを毎日楽しみにしている。当初のホームページの意図はともかく、今の私は見知らぬひとたちに対して「卑小な自己アピール」をしているのだ。否定できない。 

 でも
「こんなこと思ったオレかっこいいでしょ」
「こんなこと考えてるオレってすごいでしょ」
「こんなことに気付いたオレさすがでしょ」

 と思って書いたことはない。それは言いきれる。自分のことだから。だったら残り1分だと言っていいのか。

「オレはこんなことを思った」
「オレはこんなことを考えている」
 とは思って書いている。記録のつもりで。でもそれを「かっこいいでしょ」「すごいでしょ」「さすがでしょ」と思いつつ書いたことはない。でも公開メディアに書くこと自体がもう「卑小な自己アピール」なのだと言われたら返す言葉はない。

 私にもたまに「あれとあれがこうだってことは、もしかしてそれはこういうことなのか!?」と「気づく」ときがある。これはまだ誰も口にしていないからブログに書きたいと思ったりする。でもすぐに「これを書くと、すごいだろ、さすがだろって自慢してるように思われるな」と思い書かない。書けない。
 水上さんの指摘に合致するひとも、ご本人の水上さんを始めかなりの数いるんだろうけど、9割9分ではないと思うのだが……。



 いや、でも、まてよ、むかしバイクやクルマで北部タイを廻った紀行文をホームページに書いたとき、それが30人の友人相手ではあれ、「オレってこんなことしてるんだぜ!」という卑小な自己アピールはなかったか。いや、あったな。あったあった、確かにあった。一種のヒロイック勘違いがあった。するとやっぱり私は卑小な自己アピールの9割9分のほうか。

 でも今、北部タイなんて問題にならないすさまじいところ(「世界の果てに日本人、なぜこんなところに」に出られる)と関わっているが、そこのことはごく少数の友人しか知らないサイトに書くようにしていて、ひと目には触れないようにしている。ブログには書かない。だから「十数年前にそんなことをやった」「そのときそんな心があった」のは事実だけど、そういう1の卑小な自己アピールで99の慎ましさが否定されるものでもないだろう。いや、1でもあったら99は否定されるのか。う~む。

 サイト(当時はホームページ)を始めたのは、友人とやりとりする溜まり場が欲しかったのが動機だった。世の中にはひとりでも多くのひとに読んでもらいたいというひと、アクセスランキングで目立ちたく、「応援のクリックを!」なんて、それこそ「卑小な」じゃなくて「公明正大な自己アピール」のひとも多いけど、私はむしろ目立たないように隠れてやっていた。しかし友人30人に対してでも、いや友人30人限定だからこそ、「卑小な自己アピール」と言われれば、それは確かにそうだし……。



 しかしそんな自分分析よりも前に、まずこの水上さんの意見である「ツイッターもブログも9割9分がそうだ」という意見は当を得ているのだろうか。
 たとえばツイッターでは、日常生活、いま身のまわりの不平不満を、垂れながし的に書いているひとが多い。上司の悪口とか、昼飯がまずかったとか、電車が混んでいたとか。それは水上さんの言う「ストレス解消」と「もの言わぬは腹ふくるるわざなり」には該当する。でも「すごいでしょ」「さすがでしょ」「かっこいいでしょ」には当たらない。むしろぶつぶつつぶやく独り言を文字にしないといられなくなっている症候群で、自己アピールというより精神病の類だろう。

 ブログで過激な意見を述べているひとも、同好の士への呼び掛けや敵対するものへの意見であって、「すごいでしょ」「さすがでしょ」「かっこいいでしょ」を感じた事ってあまりない。私は他者のブログを読んだりしないけど、一応長くは関わっていて、そう感じている。それとも私は残り1分の卑小な自己アピールではないブログやツイッターにだけ運よく接しているのだろうか。

 水上さんのブログがご本人が認めているように、本職の競馬、その他、政治から野球まで「卑小な自己アピール」に満ちているのは確かで、水上さんが自分のことについて言っているのは矛盾がない。しかし他者に対しても9割9分と言いきれるものだろうか。いや言いきることは誰でも出来るが、それは正鵠を射ているだろうか。



 反論したい。したいが……。

 たとえば、「インターネットを常時接続して一日中インターネットをやっているようなひとは、9割9分インターネットから足を洗えない」というような意見だったら、私はついこのあいだまで60日間完全に断ったし、その前も40日断っているから、残り1分のほうだと言える。

 たとえば、「一日にタバコ3箱も喫うようなニコチンタール中毒者がいきなり禁煙するのは9割9分不可能だ」なんて意見も、私は、禁断症状にのたうちまわったけど、一気にやりとげているので残り1分と断言できる。

 しかしなあこれは……。私は「卑小な自己アピール」をしたくて始めたのか。悩む。いやそうに決まっているのだ。認めちまえ認めちまえ、そうすれば楽になれる。



 いやいや、水上さんの意見は「最初の動機は9割9分卑小な自己アピール」と言っているのであって、今もずっとそうだとは言っていない。あくまでも「最初の動機」なのだ。とするならやはり9割9分がそうなのか。

 しかしまたコトバ、表現の問題もある。「卑小」とは「卑しくてちいさな取るに足らないこと」だ。9割9分の自己アピールはそういう「卑小」なものなのだろうか。
「東大卒の天才」を堂々とキャッチコピーにしているひとだから、「卑小な自己アピール」というコトバに妙に説得力がある。「オレはちがう」と言いたいけど、やっぱり私もそうなのだろうか。

 むかし自意識過剰の東大卒ライターに見当違いなイチャモンをつけられて往生したことがあった。どうも東大卒のひととは感覚がちがうようだ。これからしばらくブログ文アップのたびに、「こんなこと思ったオレかっこいいでしょ」「こんなこと考えてるオレってすごいでしょ」「こんなことに気付いたオレさすがでしょ」という卑小な自己アピールになっていないか!? と悩みそうである。

 そういう意味では、「アフィリエイト商売のため」と割り切ってブログをやっているひとなんかは悩みがなくていいなあ。目的がはっきりしているから悩みもないしお金も儲かるし万々歳だ。



 こういう詮ない悩みと縁を切るためにはブログをやめて元の地味なサイトだけに絞るのがいちばんとわかっている。そこが原点だ。あそこだけにして、すると読者も元の30人に戻るから、水上さんのような意見にも「オレはちがう」と反論できる。
 でもブログの「人気記事20」みたいな愉しい効能を知ると地味なサイトだけにするのもさびしい気がする。目立ちたくなく、ひっそりとやっているのだから「自己アピール」に関してはすくない。でもまったくそれがないわけでもないのだから、まさに「卑小な自己アピール」とは私のようなもののための形容になる。悩みは続きそうだ。

mizukami2
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2001年に始めたサイトMone's World--http://monetimes.web.fc2.com/の出張版ブログ【木屑鈔】Boku-setsu-shouです。
2005年からやっているライブドアブログから引っ越してきました。FC2のサイトは2007年から利用させてもらっていました。これでやっとサイトもブログもFC2で統一です。
メールは、moneslife2000@kpe.biglobe.ne.jpまで。

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