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ついこのあいだ出港したばかりだったので、あまりに早い遭難におどろいた。
私はあのような冒険になんの意味があるのかわからないのだが、それとこれとは別。無事救助されてほっとした。心からよかったと思う。
遠慮会釈なく他者を斬る辛坊氏なので、この結末には色々な意見が飛びかっているようだ。これから彼の自衛隊に対する発言はどうなるのだろう。マスメディア復帰第一声が注目される。
※
個人的には、涙ぐみながらの「
こんな言い方がいいかどうかわかりませんけど、この国の国民であって良かったなと思いました」に、助かって良かったなあと思いつつ、すこしばかり引っ掛かりを感じた。
なぜ「こんな言い方がいいかどうかわかりませんけど」という前置きが必要なのだろう。なぜ「この国」なのだろう。ごくすなおに「〝日本〟の国民でよかった」ではまずいのか。そのほうがより多くの日本人の共感を呼んだろう。そういう前置きを言ってから発言すること。日本ではなく「この国」と言うこと。
救助され帰国してすぐの応答である。飾っている暇はない。本音が出る。あのような状況での発言だ。このコメントには、辛坊治郎というひとの本質が凝縮されている。
※

風速15メートル、波高4メートル、訓練ですらやったことがなかったという劣悪な状況で、着水を敢行し救助した海上自衛隊の技術と勇気が誇らしい。日本の、日本人の誇りである。
荒れくるう大海原で遭難し、命の灯が消えようとするとき、遙か彼方から駆けつけてくれる日本軍。「助かった!」と思う瞬間。どれほどの感激だろう。辛坊氏は得難い経験をした。理窟とは異なる世界を経験したろう。
そして日本製US2の優秀さ。パイロットの技術。自国製飛行艇の能力。あいする自国に誇りを持てるのはうれしいことだ。アメリカからの押し売り品じゃない。日本製だ。
これを完成させるまでの苦労話を読んでいたので、まさかこんな形でUS2の優秀さを目の当たりにするとは思わなかった。開発者のひとたちは胸を張ったことだろう。兵庫県宝塚市の新明和工業である。
・zakzak──世界一の〝救難飛行艇〟誕生に男泣き!・Wikipedia──US2---------------
【追記】──まことに不謹慎ながら、冒頭のふたりの写真「M1、1回戦に出場したとき」でも通じますね。
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- 2013/06/23(日) 05:46:49|
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