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藤沢周平「山桜」映画化の憂鬱──を引っ張りだしてくれたかたに感謝を込めて

eiga-yama6 なぜそんなことになったのかわかりませんが──たぶん人気映画サイトにでもリンクされたのでしょう──2008年2月に書いた《藤沢周平「山桜」映画化の憂鬱》が人気記事に入っていておどろきました。

 このブログの読者は1日千人ぐらいです。「人気記事」の設定は「当日+6日」に設定してあるので、最低でも300人ぐらいは読者がいないとランクインしません。こんな古い文が、どなたかひとりが読んだことで、じわじわと拡がっていったと解釈するのは無理があるので、やはり映画サイトか、東山ファンのサイトにでもリンクされたのではないかと思います。

 いずれにせよ私にとって、とても思い入れのある原作であり、映画なので、最初に引っ張りだしてくれたかたに感謝しています。



 ただ、この文章は、「映画化の憂鬱」→「評判がいいようで安心した」→「映画山桜を観ての感想」と、いわば三部作なのですが、このブログには「原作をぶち壊しにしたろくでもない映画になるにちがいない。憂鬱だ」という「観る前の予測」しかありません。半端です。しかも否定的です。

 ブログ文を読まれたかたは、サイトに全文がありますので、どうかそちらの「結末」までお読みください。リンクを貼っておきます。
 結果として、この映画は、藤沢作品が大好きであり、原作の味をぶちこわすヤマダヨウジ映画に立腹していた私が唯一納得する映画となりました。 

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私のサイトへのリンク↓

・藤沢周平「山桜」映画化の憂鬱
・「山桜」評判のよさに安心
・「山桜」を観る 
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  1. 2013/04/17(水) 19:38:12|
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映画「ノルウェイの森」感想──感想の感想

norway
映画「ノルウェイの森」感想──感想の感想

日本一売れた小説の映画化。でもさほど思い入れがないのでもえなかった。誠実な作りとは思うが。
  1. 2011/10/23(日) 20:54:28|
  2. 映画
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映画「容疑者Xの献身」感想──ミスキャスト堤真一の熱演

yogisha
映画「容疑者Xの献身」感想──ミスキャスト堤真一の熱演
関連として、「武士の一分」「Dr.コトー」「蒲田行進曲」
  1. 2011/10/21(金) 05:22:09|
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映画「君よ憤怒の河を渉れ」感想──映画以外のことに興味津々

kimiyo
映画「君よ憤怒の河を渉れ」感想。
高倉健主演の昭和51年の作品。競馬で取材した日高の様似(さまに)。地元の茨城県大洗(おおあらい)。いま住んでいる立川と、馴染みのある地が出て来るので、そっちばかり気になった。
  1. 2011/10/19(水) 05:46:30|
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映画「花のあと」感想──時代劇としての重み

 映画「花のあと」の感想を書きました。

映画「花のあと」感想



北川景子の美しさと日本の四季の映像の美しさは抜群です。
でも藤沢周平ファンとしては不満も残りました。
  1. 2011/05/18(水) 11:43:33|
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浅倉久志さんの死・「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」・「ブレードランナー」

 2月14日、翻訳家の浅倉久志さんが亡くなったと知る。フィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」を訳したかただ。読んだのは学生時代。あのころはSFが好きだった。映画「ブレードランナー」の原作となった名作。

 浅倉さんを偲ぶつもりで今「ブレードランナー」を見始めた。封切り時に映画館で一度、レンタルヴィデオで一度見ている。今回見るのは25年ぶりぐらいか。偲ぶといっても浅倉さんと面識はない。まだ誰も知らなかった名作を訳して紹介してくださったことにSFファンとして一方的に感謝しているだけ。これを読んでいて見るのと知らずに見るのでは「ブレードランナー」の深みが違ってくる。まあ深みもなにもまったくの別物。「原作」とは名ばかり。

 山野浩一さんが書かれていたが、今では誰もが知っていて、「××は××の夢をみるか」というパロディタイトルの本すらいくつも出版されているこの名作も、当初は誰にも評価されず注目されることもなかったとか。山野さんはいちはやく絶賛することによって浅倉さんの信頼を得、親交を結んだとのこと。早川は価値あることをやってきた。



 監督はリドリー・スコット。といえば「エイリアン」。これの成功が「ブレードランナー」に繋がった。「エイリアン」が79年、こちらが82年。スコットの最高傑作はアカデミー賞をとった「グラディエーター」になるのか。先日見た「ワールド・オブ・ライズ」も、まったく意識していなかったが、見たあとにスコットが監督と知った。松田優作の「ブラックレイン」は何年だ。「松田優作の」じゃないけど、あの映画は松田優作のものだった。あと好きなのに「テルマ&ルイーズ」がある。人妻ジーナ・ディビスをナンパするチンピラ役でまだ無名のブラピが出ている。ふたりとも大女で(笑)アメリカらしい映画だった。スコット監督作品で一番好きなのはこれになる。



 じつは私は「ブレードランナー」という映画が好きではない。それは劇中に登場するアジア(日本)が白人から見た「フジヤマ・ゲイシャ」的キワモノに描かれていることに反感を持ったからだった。より正しく言うなら、混沌とした怪しい未来世界を描くアイテムとしてアジア的世界が使われている=白人の偏見に腹立った、となるのか。それはいまひさしぶりにDVDを見ても変わらない。「グレムリン」が日本人だと言われたように(否定論もある)ハリウッド映画には日本人として腹立つものが多い。そういえば小説化された「グレムリン」を訳したのも浅倉さんだった。

 浅倉久志という筆名は、アーサー・C・クラークから取っている。有名な話。
 浅倉さんを偲ぶならディックの「電気羊」を読み返すべきか。でも手元にない。見始めていま40分。最後まで見るかどうかまだ定かでない。
  1. 2010/02/19(金) 10:48:00|
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映画「花よりもなほ」感想

eiga  映画「花よりもなほ」感想


http://monetimes.web.fc2.com/ez-eiga08.htm#hana

  1. 2008/05/04(日) 07:23:09|
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映画「靖國」、21館で上映へ!

eiga
2008/04/03-12:06
映画「靖国」5月上映へ=当面は大阪の1館で

 上映中止が相次いだドキュメンタリー映画「靖国」について、大阪市の映画館「第七芸術劇場」で5月に上映されることが3日、明らかになった。

政治問題を発端にしたトラブルを懸念し、4月12日から公開することにしていた
東京と大阪の映画館5館は取りやめたが
、同劇場では当初の計画通り上映することを決めた。5月10日から2週間の予定。

「靖国」は、軍服姿の参拝客などが訪れる終戦記念日の靖国神社の様子や、合祀(ごうし)に抗議する台湾人遺族などを撮影。

一部国会議員が作品の中立性を問題視したことなどを受け、外部からの圧力やトラブルを警戒する東京の「新宿バルト9」など4館と、大阪の「シネマート心斎橋」が先月末までに次々と上映中止を発表した。



2008/04/03-19:28

靖国上映中止に「強い懸念」=民放連

 日本民間放送連盟(会長・広瀬道貞テレビ朝日会長)は3日、ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映が相次いで中止になった問題について「言論・表現にかかわる創作物を個々人が享受し、論評・判断する機会が奪われることはあってはならず、健全な民主主義の実現に逆行する。言論・表現の一翼を担う者として強い懸念を表明する」との堀鉄蔵・報道委員長のコメントを発表した。(時事通信


↑長いセンテンスだこと(笑)。




映画「靖國」、21館上映へ!


 上映中止が相次いだドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の配給・宣伝のアルゴ・ピクチャーズは4日、上映館が全国で計21館に達したことを明らかにした。
当初、4月12日からの予定だった公開は5月10日で調整中という。
(以上、すべて 時事通信)


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わざとらしいウヨクの街宣車が、大音量で軍歌を流しつつ、これみよがしに映画館の周囲を走り回る(笑)。
「安全が確保できないので」と、上映中止館が出る。←大嘘だよなあ(笑)。

「良質の映画が上映危機のピンチ!」と煽る煽る(笑)。
ニュースショー、ワイドショーもこぞって報道(笑)。

本来なら、誰も目にとめない愚作が、世間の話題となる。
めでたく当初よりも拡大上映(笑)。
作戦大成功(笑)。目的達成、狙い通り(笑)。
今頃、ニセウヨクと関係者で乾杯か(笑)。



 よくできたお笑い。
 
 文化庁がこんなものに補助金を出したことだけは許せない。


 それだけですね。


 今の時代でも、マスコミを踊らせるのはわりあい簡単。


 左気味に、被害者を装えばいい(笑)。

  1. 2008/04/07(月) 18:39:06|
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映画「My Blueberry Nights」を観る

eiga
 映画「My Blueberry Nights」を観た。目的は大好きなノラ・ジョーンズを観るため。


公式サイトhttp://www.blueberry-movie.com/



 ビートルズに影響を与えたインドのシタール奏者、ラヴィ・シャンカルが五十九のときに作った娘は、どうやらこれでミュージシャンの枠を飛び越えて役者としての道も切り開いたようだ。


 父が黒人、母が白人のオバマ候補は「私は黒人です。ニューヨークでタクシーをつかまえるときは苦労します」と言っていた。


 ノラの肌の色、インド的な容貌は、アメリカではどうなのだろう。


 あれこれ感じたことはホームページにまとめることにする。



 J-WaveプロデューサのM先輩は、まだビッグになる前、キャンペーンで来日した無名のノラと会っている。うらやましい。もっともそれは、控えめなインド系の娘さんでしかなかったろうが。


 ノラの音楽はちいさなホールで聞きたい。でもそれはもう無理。


 だからこそあのあの「ニューオーリンズ・コンサート」は貴重になる。よくぞ撮っておいてくれた。


 今日もいい天気だ。
 窓を開け放し、ノラのコンサートDVDを観よう。

  1. 2008/04/06(日) 09:58:27|
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チベット蜂起考──映画ロケ地への興味──「セブン・イヤーズ・イン・チベット」「北京のふたり」

eiga
 近年好奇心不如意で田舎引きこもりの私が、今回のように「ん!?」と関心をもつ場面はめったにない。テレビドラマはほとんど、というか全面的に観ないし、観る邦画の数も限られている。時代物のロケ地は観る前からわかっている。


 アメリカ映画を観ていつも思うのは、アメリカが「大いなる田舎」ということだ。あの国はまだ西部劇を撮影できる場所がいくらでも残っている。京都しかない日本とはそこがちがう。まあ広いからなあ。
 でもそれをいえばヨーロッパも全体的にそうだ。あちらは意図的に古いものを守っている。新築の家を建てるときも、解体した古い家と同じデザインのものを建てなければならないとか。北海道の田舎にヨーロッパの古城を買ってきて建て悦にいる日本人とは心構えが違う。



「釣りばか」や「寅さん」は、地元振興のための誘致合戦。金もかかる。映画のほうが「行ってやってもいいぞ」のパターン。映画会社に田舎町が何千万円も払ったりする。醜い話なので知りたくもない。


 NHK大河ドラマとかも決定すると地元は沸くらしい。観光の面でたいへんな経済効果があるようだ。観たことがないので知らない。そういえば「徳川慶喜」がテーマになった時期、地元の田舎町が、慶喜一行が訪れた寺だとか、史跡だとか、看板を立てて大騒ぎしていた記憶がある。いくらか観光客は来たのだろうか。



「007」や「Ranbo」のロケ地は興味がある。タイが多い。「Ranbo 4」でも、私はカレン族のあの村が自分の知っている地域か、それを気にしつつ観た。くだらん俗物。
 ディカプリオの「The Beach」に出てくる「On On Hotel=安安旅社」に映画より前に泊まったことがあるのはささやかな自慢(笑)。プーケットタウンの売春とドラッグが蔓延している安宿。
 ヨーロッパ映画で自分の行ったことのある町が出てくると、知っている通りが出てこないか、泊まったホテルが出てこないかと、探してしまう。基本はミーハーだ。ばか。うんざりする。


「ロス疑獄」が起き、被告の会社「フルハムロード」が有名になり、「ひょうきん族」で景山民夫が「フルハム三浦」でプロレスをやった数年後、ロンドンで「Fulham Road」の道路標識を見たときはけっこううれしかった。ビートルズのAbbey Roadのように。
 書いてることの程度が低いので恥ずかしくなってきた。もうすこしましな話にしよう。



 いまチベットがたいへんなことになっている。ここのところブログを書いていないのはそのことの情報収集に追われているからである。そのことを書きたいのだが事態はまだ流動的だ。まとめられない。末端のことを書こう。


「Seven Years in Tibet」のロケ地は気になった。あの内容を共産党独裁政権の中共で撮れるはずがない。のちにアルゼンチンロケと知る。主演のブラッド・ピットは、いまも中国に「永久入国禁止」である。
 この映画は、中国共産党の侵略に批判的な視点はうれしいが、基本はあれも「白人の見た珍しいもの」の世界だ。いやそれでも、あの映画のおかげでチベット問題に関心をもってくれたひとは何百万、何千万といるはずだからありがたいと思っているけれど。


 リチャード・ギアの「北京のふたり=Red Corner」も、北京じゃ撮れるはずがないからどうしたのだろうとロケ地に興味を持った。ロスにセットで再現したらしい。ダライ・ラマ十四世を尊敬し、親交のあるギアは、チベットに関する声明をたびたび発表している。
 しかし日本のマスコミはそれを無視する。いわば「俳優リチャード・ギアがヘンなものにかぶれている」という視線。


 この国のマスコミはおかしい。(投稿予約原稿)

  1. 2008/03/21(金) 07:00:25|
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映画「亀は意外に速く泳ぐ」を観る──深夜にほっとする

eiga
●「亀は意外に速く泳ぐ」


 深夜三時からのテレ東でやることを発見したので観る。三木聡監督作品だ。2005年の公開時点から観たいと思っていたが、都心の映画館に出かけてゆくほどの熱意もなく、DVD作品になってからも、レンタルビデオとすっかり縁が切れていたので、いまだに観ないままだった。
 いつも通り午前二時に起床してPCに向かう。そういえば木曜深夜には映画劇場があったなあと番組表を見たらこれだった。ついている。今日出会わなかったらあと何年も無縁だったろう。


 主演の上野樹里は「スウィングガールズ」、蒼井優は「フラガール」、脇役陣も見慣れた連中ばかり。安心してみられる日常的非日常映画。まったく倦きることなく二時間映画を観られたのはひさしぶり。銃器を撃ちまくり、火薬を爆発させて自動車を壊すのばかりが映画じゃない。ほっとした。



 どうにも気になったのがロケ地。ぜったいに知っている場所だ。まちがいないと確信していたが、確認せねばとタイトルロールを食い入るように瞶める。やっぱり横須賀の三崎町だった。学生時代の先輩が住んでいたので二十代のころはよく通っていた。
 あの辺は独特の雰囲気があり、見てすぐにもしやと思った。いいなあ、海の近くは。いま山のほうにいるので海が恋しい。


 偶然いい映画を観られて気分は爽快である。(投稿予約原稿)


 

  1. 2008/03/21(金) 06:00:15|
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DieHard 4を見る──スケールアップのつまらなさ

eiga
 原題は「Live Free or Die Hard」とか。Live Free or Dieは有名。それを文字ってのものなのだろう。でもそうなるとことばが矛盾しないか? Die Hardは死とは関係ない。でもいいのか。


 このシリーズのポイントは悪役のキャスティング。今回もそれは成功か。ティモシー・オリファントもマギー・Qもがんばっていた。マギーもなかなかダイハード、「危険な情事」のよう(笑)。


 空港のような限られた場所だからこそおもしろかったのに、今回は外に飛び出した。その分、カークラッシュは派手派手。ヘリコプターから戦闘機まで出てきてロケ用に建設した高速道路をミサイルで破壊しまくる。

 しかしこの戦闘機、いくらなんでもスゴすぎないか。どういう機能でホバリングのように停止し、あんなに小回りがきくのだ。高速道路の橋桁のあたりをもぐっていた。いくらなんでも。
 戦闘機というのは速いけれど全力疾走の猪みたいに急に止まったり向きを変えたりはできない。一度通り過ぎたら何キロもの距離を行き過ぎてから大きく旋回してもどってくるものだ。それが出来る特殊な機種もあるが、このジェット戦闘機はどうみてもふつうのタイプである。なのにあのホバリング。

 でもまあなにが出てこようとジョンは死なないから安心してみていられる。そう思われたらダメなんだよな、ほんとうは。


 一本の井戸が掘れたら、どれほど村の人が助かるか、という世界に行っちゃった私には、もうこういう高級車壊しまくり、一発何千円、何万円する銃弾乱射しまくり、火薬ガソリン大爆発、制作費100億円突破、のような映画は楽しめないようだ。


 世界は矛盾に満ちている。
 べつにハリウッド映画とアジアアフリカの井戸の話にしなくても、今夜も普通人の年収を一晩のホストクラプで使う成金女は身近にいる。それが人間社会ってえもんだ。


 愚痴ってもしょうがない。さあてまた湯豆腐でも食いつつ「剣客商売」を読もう。

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  1. 2008/03/05(水) 01:44:36|
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ランボー/最後の戦場 感想②──白人の見るアジアアフリカ

eiga
 ランボーが悪逆非道なミャンマー軍人をマシンガンで殺しまくる。ナイフで切り裂く。いやはやなんというか。


 白人が撮ったアジアアフリカを舞台にした映画を見ると、彼らにとってアジア人アフリカ人が「猿」であることがよくわかる。
 この作品もそう。
 先日テレビで見た「コンゴ」の、ゴリラを殺しまくるシーンを思い出した。
 白人人質を無事救い出してめでたしめでたし。
 ミャンマー人は山と死んだが白人は死なないなあ(笑)。


 こういう映画を見て楽しめる人は誰だろう。
 アメリカじゃ大ヒット。それはわかる。
 白人でないなら、そのひとのオツムはかなり問題だ。


 「ランボー対プレデター」「ランボー対エイリアン」と、そっち路線にいったほうがよい。
 というかいくしかないだろう。白痴の映画だ。(投稿予約原稿)

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  1. 2008/02/19(火) 07:00:03|
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映画「団塊ライダー」を見る──「Easy Rider」への想い

eiga

映画「団塊ライダー」を見る



 原題は「WILD HOGS」。なんともセンスの悪い邦題である。かといって気の利いたタイトルもむずかしい。中身はワイルドじゃないし。
 なんということのない映画だが、おじさん四人のバイク旅という楽しさは出ているか。けっきょくそこからタイトルを考えるしかなかったのだろう。


 アメリカン・ニューシネマの傑作として、保守層との対立という思想的メッセージを含んでいた「Easy Rider」とはそもそもの作りが違うのだから比較は無意味。といって「Easy」を上とし、コメディタッチのこれを下とする気はない。映画は映画だ。それでもピーター・フォンダのゲスト出演があるのだから一応意識はしているのか(笑)。貫禄充分だった。


 残念なのはテーマ曲とも言えるような強烈な音楽がなかったこと。
「Easy Rider」にはあった。Steppen Wolfの「Born to Be Wild」だ。「映画イージーライダー」と思っただけで、ピーター・フォンダのライディングシーンとともにあの曲が流れてくる。それだけでぞくぞくする。


 しかしこれも「団塊ライダー」という邦題からかってに「ライダー繋がり」をしたからだ。原題に「Rider」がないように、本来映画に共通点はないのだから、そういうテーマ曲を求めるこちらがまちがっているのだろう。聴きたくなった。見たくなった。


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 [Youtube]で検索したらすぐに見つかった。まあ名曲だからこれはぜったいあると思っていた。「Easy Rider」のカラーの映像に被せて、Steppen Wolfのモノクロの演奏映像が流れる。なんともいい雰囲気である。もろに一粒で二度おいしい映像だ。

 当時この映画を見て、この曲に触れた私に、これはいかにも「ロックロックした曲」だった。アメリカン・ニューシネマに似合った激しい曲だった。時代を考えるとあながちまちがいでもないように思う。しかしいま聴くと、ごくおとなしい正統派のロックでしかない。むしろCCRに通じるカントリーのにおいすら感じる。


「Easy Rider」はDVDになっているのだろうか。見たくなった。あのラストを見て、ディランは「相討ちの方がよかった」と言ったのだった。


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【附記】 根付いているバイク


他人様の意見に異を唱えるのは野暮だが、この映画の感想に、「アメリカでも今、オヤジバイクブーム?」のようなのがあった。すこし違うと思う。
ミュージシャンからプロレスラーまで多くの有能な若者がバイクで死んだり再起不能の大怪我をしているように、バイクという馬に対するあこがれとこだわりには、アメリカ特有のものがある。開拓魂に通じる。
それを「日本でもいまおじさんのあいだにバイクが流行っている→アメリカでもおじさんにブーム?」と解釈するのは的はずれだろう。


【附記・2】 そりゃコロンボ(笑)


この作品にもっともらしい評論をしている人がブログでピータ・フォークと書いていた。そりゃコロンボ(笑)。書き込んでから十日以上経っているのにいまだに本人も気づかす直してない。誰も指摘していない。そんなブログもかなしい。

  1. 2008/02/15(金) 20:11:40|
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香港映画──もういちど逢いたくて

00-seso
 午後の洋画劇場「もういちど逢いたくて」というトキワタカコ主演の香港映画を見ようと思った。「ご褒美」である。

 トキワは香港人のエリートと新婚。始まってすぐ、香港への赴任に備えて中国語を習っているトキワを、クルマで迎えに来ている亭主のシーン。東京の語学学校前。ガードレールに腰掛け、タバコを喫いながらトキワを待っている。そよ吹く風。さわやかな午後。トキワが来ると手を挙げ、タバコを路上に投げ捨てる。ここまで見てテレビを消した。


 この新婚の亭主は、香港の大きなホテルのゼネラルマネージャに大抜擢されたエリートという設定。ゼネラルマネージャがこんなマナーでは、そのホテルもたいしたことはないだろう。


 映画は1シーン毎に撮って行く。細かなシーンの積み重ねだ。偶然はない。この俳優はOKが出るまで何本もタバコを吸い、投げ捨てたことだろう。すなわちそれを必然として撮影している。有名ホテルのゼネラルマネージャに抜擢されたエリートを、そういう性格に設定しているわけだ。


 この亭主が突然死し、彼にそっくりな香港の警官(もちろん二役だろう)とトキワが恋に落ちる話らしい。


 短いシーンでもその映画の精神が見えることがある。ヤクザならまだしもさわやかエリートにそれをやられては見る気になれなかった。
 最初の方でよかった。このままた見たとしても何度も不快なシーンが目につき、途中でやめたにちがいない。それとも我慢して最後まで見てしまい、不快感を引きずったか。すぐにやめてよかった。一時間半得した気分。つまらんものを見なくて得した。儲けた儲けた。


年収が5倍に

 いやあ、儲けたというのは、その、感覚的なもので、年収には関係ないですよ。まいっちゃうなあ。

  1. 2008/02/13(水) 14:00:15|
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ランボー/最後の戦場 感想

eiga
言いたいことは山ほどあるが、まずは小ネタから書いてゆこう。
音楽のこと。

見始めてすぐ音楽が今までと違うと感じた。前三作の担当者が死亡し本作から別人になったという。その違いは「ランボーシリーズ」を見ている人なら誰でも気づくぐらい明白だ。

「前三作の雰囲気を壊さないように」と新担当者が故人の音楽に似せる場合もあろうし、「おれはおれだ」と、前作とはまったく異なった自己を主張する場合もあろう。後者の場合、最高権力者(スタローン)の許可がいる。スタローンもそれを支持したのか、本作はあらたな音楽になっている。殺戮シーンの背景にクラシカルな音を流したり(これはまあよくある手法だが)、活劇シーンでの低音打楽器の多用など、音楽の斬新さが目立つ。ドンドコドンドコうるさい(笑)。


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しかしまあ残酷なシーンが多い。R指定になったことがよくわかる。今までの「ランボー」は派手に火薬は使っても、あまり血なまぐさくはなかった。本作は血だらけである。秀作だった一作と比べるとその差は著しい。(続く)


 


http://blog.livedoor.jp/moneslife/archives/50884979.html

  1. 2008/02/11(月) 01:35:34|
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映画「ランボー」、今度はミャンマー

eiga
最初の「ランボー」はまともだった。社会に受け入れられないヴェトナム帰還兵を扱っていた。差別する保安官との争いでは、すなおにランボーに肩入れ出来た。

二作目でおかしくなる。ベトナム人が悪になっている。それは一方的なアメリカからの視点だ。アメリカの映画だから当然としても納得しがたい。
ただストーリィとしては、真の敵をベトナムの親玉とせずCIAの司令官とし、「アメリカに行きたい」と願うベトナム美女を絡ませたりして、なんとか最後まで見られる作品になっていた。

三作目はアフガンでソ連兵皆殺し。アフガンゲリラと一緒になって闘う。アメリカという国が常に敵がいないとだめなことを象徴する作品である。

結局この作品を心から楽しめるのは、アメリカ在住の強いアメリカが大好きなアメリカ国民だけのように思う。
世界的ヒット作だというが、ベトナム人やソ連人にはとても楽しめまい。ナチスや日本が悪である第二次世界大戦映画と同じように。

それから二十年。還暦を過ぎたスタローンがまた作るという。今度の敵はミャンマー。虐げられるカレン族と手を組むそうだ。
この種の共産国を悪者にした作品はタイでロケする場合が多い。「007」等も。
今回はタイとミャンマーの国境附近のカレン族の村で行ったとか。撮影中、内容が気に入らないミャンマー軍に攻撃されたとスタローンが「週刊プレイボーイ」で語っていた。嘘か誠か。それを鵜呑みにするバカがいるかと思うとうんざりする。

映画を見た観客は、虐げられるカレン族に同情し、悪辣なミャンマー軍に腹立つように作られているのだろう。
ここで「カレン族がキリスト教」というのも無関係ではあるまい。正義のキリスト教が悪の仏教徒(=イスラム教徒)を討つ「クルセイダーズ映画」なのだ。むろんそうでなきゃ「商品」として成立しない。そうするのは当然である。そこまでケチをつけるのは野暮ってえもんだ。それはわかっている。

見るのかもしれない。今まで見てきたつきあいがある。映画館には行かないだろう。たぶんレンタルDVDか。
一応「ロッキー・ファイナル」も見ている。くだらなくてあくびが出た。ひさしぶりの試合に臨む年寄りがバーベルばかりあげてどうする(笑)。問題は筋肉より反射神経だろう。亀田父に槍を突いてもらった方が役立つ。

もうむかしのように殺人マシン・ランボーの虐殺シーンにはしゃぐことはない。ミャンマーの軍事政権は支持できないが、かといってイタリア系白人がミャンマー人を殺しまくるのに拍手も送れない。

スタローンは苦労してきた。よりよいものを作ろうと、今までの自分を超えようと、工夫し努力し精進してきた。でも結局「ロッキー」と「ランボー」であり、「共通の敵を想定し、それを倒してのカタルシス」というパターンから逸脱できなかった。それがアメリカン人の本質だ。(いや一緒くたにしたらアメリカ人に失礼か。「ランボー」はアメリカ人映画評論家に酷評されているのだから。)

私は彼の作品では代表とされるこの二大タイトルより、「マザコン刑事」や「クリフハンガー」や「デイライト」のほうがまだいい。

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【附記】ミャンマーで「ランボー」大人気!

 憎い軍事政権をやっつける「ランボー」がミャンマーで大人気。海賊版DVDが出回っていると、今朝のワイドショーでやっていた。これを知ったスタローンはご機嫌で、「ミャンマー政府は私を招待したらどうか」と言っているそうだ。

 私はこんなニュースは信じない。なんとでも伝えられるから。でもレヴェルの低い次元で、ミャンマー庶民が、裏ビデオを見るように、ランボーの銃撃でなぎ倒されるミャンマー軍隊を見て拍手を送る感覚はあるだろう。
 ミャンマーのことを語ると長くなるので別項。



  1. 2008/02/05(火) 03:17:17|
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藤沢周平「山桜」映画化の憂鬱──田中麗奈主演!?

eiga

田中麗奈「山桜」で時代劇初挑戦


 作家藤沢周平さんの人気小説「山桜」が田中麗奈(27)東山紀之(41)主演で映画化され、来年初夏に公開されることが8日、分かった。2度の結婚に疲れうちひしがれた女性が、本当の幸せを求めて歩み始める姿を描く。2人は初共演。来年女優デビュー10周年を迎える田中にとって時代劇初挑戦となる。


 原作は「時雨みち」(新潮文庫)の中の同名短編。時代小説の第一人者、藤沢さんの作品では珍しい女性主人公の小説で、映画化は構想から7年越しで実現した。メガホンは篠原哲雄監督がとり、山形ロケを中心に今年春から秋まで撮影された。(ニッカンスポーツ)



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 2007年12月のニュース。2ちゃんねるの文藝板「藤沢周平」で今知った。「来年初夏公開」とあるから、今年の夏にロードショーか。
「山桜」は数ある藤沢周平作品でも最高に好きな短編。何度読んでも泣ける。
 それがくだらん映画化でまた汚される。なんともたまらん気分になる。この作品だけは映画やテレビに汚されたくなかった。

 ヤマダヨウジの「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」「武士の一分」と思い出すだけで腹が立つ一連の愚作がある。原作の味をぶちこわしている。藤沢作品に対する冒涜だ。
 その辺のことを書いておかねばと思いつつ、それはマイナスへの突撃であり、しかもエネルギーは大量に消費するから、どうにもその気になれず、やらずのまま今日まで来てしまった。死力を振り絞って書いておこう。自分へのけじめだ。もう六年越し、七年後しか。

 東山はロシアの血の入ったいい役者だ。「眠狂四郎」でもやれば似合うだろう。本来「眠狂四郎」は異国の血が入っていることになっている。
 がこの原作の男とはまったく雰囲気が違う。なんつうキャスティングだろう。客を入れるためにキムタクやヒガシのような美男を起用せねばならない台所事情はわかるが、あまりに安易なキャスティングにうんざりする。原作のイメージは、もっとごつごつした偉丈夫で、汗くさい、素朴な男である。
 猫目の田中は、原作のヒロインは気が強いので、東山よりはまだイメージ的にましと思うが、そもそもバタくさい彼女の顔は時代劇ではあるまい。どういう発想からこのふたりになったのだろう。理解に苦しむ。


 なんとも憂鬱になる。公開後は、またこの映画ばかりが一人歩きし、「山桜」を読んだ気になる勘違いファンが増えるのか。
 唯一の救いは、これは短編であるから、ヤマダヨウジのような失礼な原作ぶちこわしはしまいということだ。

 ヤマダヨウジ愚作の中でも、特に「たそがれ清兵衛」は、「たそがれ清兵衛」と「祝い人助八」と「竹光始末」という優れた三作をヤマダヨウジがミキサーでかき回し、美味しいところだけを抽出するつもりで、賞味に耐えない気味悪い味にした最悪の駄作だった。さらには岸恵子のナレーションで時代批判をし、共産党風味まで付け加えている。あれじゃまるで藤沢がそう思っていたかのようだ。この左寄り思想風味は醜悪である。なんともたまらん。


 そう考えてくると、「山桜」も、原作短編一作だけでは弱いかと、またよけいなことをしてくる可能性がある。ニッカンの記事によると、この原作に惚れ込んだスタッフが七年がかりで実現した映画化ということだが、そこはそれ、映画人というのは、原作を忠実に映画化することはない。原作は原作、これは「自分の作品」とばかりに、必ずいじくり回して原作をぶちこわしにする。
 頼むから原作を壊さないでくれと今は祈るのみだ。


 なんとも憂鬱である。掌中の玉が汚された思いだ。



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 記事の、「藤沢さんの作品には珍しい女性主人公の小説」はお粗末。市井物の藤沢作品に女主人公は山といる。女だけが主人公の連作集、単行本もある。記者が藤沢作品を読んでいないことが明白だ。単にスポーツ紙の記者として映画化の記者会見に出かけ、適当に書き流した浅薄な記事なのが見え見えである。あまりの無知が他人事ながら恥ずかしくなる。

 ついでに言うなら、その前「藤沢周平さんの人気小説『山桜』もヘン。これは短編集の中の地味な一作。マニアックな藤沢ファンのあいだでは評価の高い一作だが、ヤマダヨウジの映画や、NHKのドラマから藤沢作品を読むような連中は、誰も知らないマイナーな作品である。 
 記者のいいかげんさが読みとれて笑える。
 いやはや憂鬱だ。
 


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 この文章の続きが私のサイトにあります。下にリンクを貼っておきますので、お時間があったら、どうかこの話の結末を読んでください。結論は、憂鬱ではなく、とてもいい映画でした。(2013/4/15 記) 


kanren6元文──「山桜」映画化の憂鬱+「山桜」評判の良さに安心 


・映画「山桜」を見る──藤沢先生遺族も満足した良作──2009/6/20

・藤沢周平原作「花のあと」感想──北川景子はきれいだけれど

  1. 2008/02/03(日) 23:31:32|
  2. 映画
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映画「コンゴ」から「カリフォルニア・ドリーミング」三昧

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深夜、テレビで映画「Congo」を見た。95年の作品。当時レンタルして見ている。つまらない映画だしあまり乗り気ではないのだが、深夜にふとこんなものを見たくなるときがある。

 あいかわらずつまらなく、途中でどうでもよくなった。それでも年齢も肌の色もちがう冒険隊が、誰かが口ずさんだのをきっかけに、「カリフォルニア・ドリーミング」を歌うシーンはいい。レンタルビデオで見たときも同じ事を考えたと思い出す。あれから干支は一回りしているが感想は変らない。みんなで歌い、追いかけたりハモったりするのにこの曲は最適である。


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 と、そのことだけを短文でまとめるつもりだったが、いつしか舟木一夫の「絶唱」にまで話が延びたので(笑)、ホームページにまとめることにした。


 画像を入れてまとめるのは、私にはホームページの方がやりやすい。

  1. 2008/02/01(金) 05:02:20|
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借りなくてよかった「スウィングガールズ」

 借りなくてよかった「スウィングガールズ」


 以前からずっと観たいと思っていた邦画がこれだった。なにしろ封切りのときから観たいと思っていたほどだ。
 東北の田舎の女高校生がジャズに目覚めビッグバンドジャズを演奏するまでの話である。「ウォーターボーイズ」の監督のジャズ版ということだった。男のシンクロナイズドスイミングの話は興味ないがジャズとなるとまた話は別だ。話題作は全部観ていたころ思いつきで、こういうのと同系統になる「しこふんじゃった」を観ておもしろかった思い出もある。

 こちらに引っ越してきて、初めて近所のレンタルヴィデオ屋を覗いたころ、ちょうど新作で出始めた。借りようと思ったがいつも全作貸し出し中である。空のパッケージを手に取ると写真のようでますますいい。セーラー服になど興味はないがこのサックスを銜えて青空にジャンプはいい写真である。三回ほど行ったが5本ほどあるDVDは毎回貸し出し中だった。週に一度半額の火曜日にばかり行ったことも関係あろう。半額の火曜日は新作はいつも全作貸し出し中でなかった。

 数日前、午後9時半頃テレビをつけた。邦画をやっていた。その内容がそれっぽい。もしかしてもう放送してるのかなと思いつつ、ぼんやり観ていた。内容からして間違いないようだった。
 いまネットで調べてそれが11/5の放送と知る。早いなあ、あれはもう一週間も前になるのか。
 残念ながらそれは期待外れでぼくにはちっともおもしろくなかった。期待が大きすぎたこともあるのだろう、最後のいちばんわくわくするはずの演奏会での演奏シーンにもちっとも胸がときめかなかった。スポーツものや格闘ものだとラストの大会シーンに匹敵する最大の見せ場である。まったく同じ作りの先日の「スクールオブロック」はあんなにおもしろかったのになぜだろう。

 いまネットで感想を見たら、好きな人が書いているのだから当然だけど、絶賛に継ぐ絶賛である。なんだかバスに乗り損ねたようで、前々から期待していただけにくやしい。かといってあらためて借りて見直すぞ、とも思わない。

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 その辺の理由を自分なりに探してみると、絶賛している若者には、「ジャズのことはなにも知らないが」というのが多かった。
 同時期、同じレンタルヴィデオ屋でうまく借りられた「隠し剣 鬼の爪」のことを思い出す。
 この映画も前作「たそがれ清兵衛」と同じく、ヤマダヨウジが藤沢周平の原作を二作まぜこぜにして(たそがれは三作)ぶちこわしにしたひどいものだった。映画のほとんどは「雪明かり」から取ってきていて、かなり無理気味に「隠し剣 鬼の爪」を混ぜ合わせるから、どうしようもなくぐちゃぐちゃなひどいものになっている。「たそがれ」も同様でいまだ憤懣治まらず、そのことを書かねばと思いつつ、そんなことを書いて評論してもなんの意味もないと書かないままになっている。評論ほどつまらないことはない。

 しかしそれは藤沢周平の原作をこよなくあいしているからであって、なにも知らずに見たら及第点の時代映画なのだろうと思う気持ちもある。事実これらを褒めているのは原作を知らない連中だった。
「隠し剣 鬼の爪」のネット感想を見ていて笑ってしまったのは、若者が、「最後の部分は唐突で、ないほうがいいと思った」と書いていたことだった。それまでずっと下っ端武士と住み込み女中の恋愛を描いていたのに、いきなり最後のほうになってそれまで剣のことなどなにも関係のなかった主人公永瀬正敏が秘剣の遣い手になるのだから、その唐突さには笑える。まさにとってつけたような不自然さである。いや実際とってつけているのだ。

 だがその部分がタイトルの「隠し剣 鬼の爪」なのであって、それがなかったらタイトルにいつわりありになる。「ウルトラマン」でウルトラマンに関係なくいい人情ものの一篇が出来たが、ウルトラマンなのだから怪獣を登場させねばと、強引に怪獣とウラトラマンを最後の5分に登場させたような作りなのだ。と書いていて現実にウラトラマンにはそういう作品が多かったなと気づく。
 すなおに全編「雪明かり」でいいのに、それだけでは弱いかと無理矢理「隠し剣」を抱き合わせにされたことに、藤沢ファンとしてひじょうな不快を感じる。
 原作を知らない若者がそう思ったのは正しいし、その若者にまで不自然さを見抜かれてしまうのだから、どのていどの出来かは言うまでもない。

 と、脱線して思わずヤマダヨウジへの不平不満を書いてしまった。「スウィングガールズ」に罪はない。ジャズを知っていても知らなくても、たいして感想は替わらなかったように思う。借りて失望したより偶然テレビで見てレンタル代が助かったと、そんな結論にしておこう。


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【附記】
 最初「スイングガール」と書いていた。ネットで調べものをしたついでに「スウィングガールズ」が正しいと知る。私と同じ間違いをし、指摘されたという人のブログを読んだ。swingだからスウィングか。複数だからガールズだな。二重にまちがっていた。

  1. 2005/11/15(火) 03:46:33|
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わかっていながら──映画「スクールオブロック」

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 わかっていながら、はまってしまった

 火曜はレンタルDVD屋、週一の半額の日である。出かける。それで知った。人出が平日とは倍も違う(笑)。誰だって半額の日に行くんだね。そうだよね、同じものが半額なんだもの。
 映画とはすっかり疎くなってしまった私だが、いくつか気にとめていたものがあり、ここのところ遅ればせながらそれを借りて観ている。
 邦画だと「赤目四十八瀧心中未遂」「ヴァイブレーター」。共に寺島しのぶ主演だ。たいしたことはなかった。「隠し剣 鬼の爪」。あとは、いつもレンタル中でまだ観ていない「スイングガール」。そんなところ。
 洋画だと「コールドマウンテン」。レニーの出演作品は全作見ておきたい。こちとら「エンパイアレコード」からのレニーファンだ。
 ぜんぜん借りていなかったわけではなく、水戸の<TSUTAYA>で「スパイダーマン」なんぞを借りてしみじみ落胆している。私には、感動よりもまず落胆したくない、という気持ちが強い。これはよくないよね。百回落胆して一回感動に出会えるかだ。でも十回の落胆にびびっている自分がいる。先日も「デイ・アフター・トゥモロー」なんてバカらしくなって途中で止めた。
 
 昨秋、水戸の<TSUTAYA>で、前々から内容に興味を持ち、借りたいと思いながら貸し出し中で借りられなかったのが「コールドマウンテン」。当時は新作だった。
 そのとき、まったく知らなかったがパッケージの解説を読んで観たいなと思ったのがこの「スクール・オブ・ロック」だった。「コールドマウンテン」はアカデミー賞うんぬんの話題の映画だし、大好きなレニーが助演を勤めていて主演も好きなニコールなのだから文句なしとして、こちらはパッケージの文章を読んで興味を持ったもの。「コールド」は新作で全品貸し出し中だった。「スクール」もそのときは新作であきらめたのだったか。いや予告だけでレンタル以前だったかも知れない。ともあれ今回7泊8日で借りられた。

 私は子供モノが嫌いである。死んだりするのは論外として、よくある父親が死ぬお涙ちょうだいも嫌いだ。「天国のチャンプ」とかあの種の作品。とにかく「動物と子供で泣かせる映画は邪道」と思っている。役者がいう「動物と子供にはかなわない」も筋が通っている。ついでながら、そうして名を成した子役がみな不幸になるのもわかる気がする。5歳10歳で何百万何千万も稼いだら周囲が狂って行く。「ET」の子役だったドリュー・バルモアは男狂いに麻薬までやって、よくあそこまで復活したなあ。たいしたもんだ。奇蹟的である。日本だと典型は「ケンちゃん」か。

 このごろ90分程度の映画を一気に観ることはまずない。ほとんど30分3回勝負である。飽きてしまって観られないのだ。みっともないが事実だからしょうがない。
 ひさしぶりに一気に観られた。あいかわらず子供は嫌いだし、かといって私はハードロッカーでもないのだが、主人公の好き勝手に逃げるだけ逃げて行くだけ行ったらバタっという××(好き勝手な逃げ馬の名を入れてくれ)みたいないいかげんさは、観ていて気持ちいい。それに、これを認めたらヤツらの術中に陥るってことなんだけど、子供たちが段々目覚めて行くってのは、ワタシも教員一族の家系ゆえ、けっこう惹かれてしまう。恥ずかしながら。大反対していた堅い親たちが展開と共にのりのりになるってのはお約束(笑)。
 そうしてもちろん盛り上がりは、最高の演奏ステージがあるわけだ。よく選別したんだろう、ガキンチョがうまいわ、みんな。演技。

 形は違うのだろうが、観劇後の感想は、むかし映画館で観た「ブルース・ブラザース」に極めて近かった。
 chikurinさんと金沢のKに是非観てもらい、感想を聞きたいと思った。
  1. 2005/10/25(火) 17:54:02|
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